WEB・モバイル2019.01.23

クライアントの良きパートナーとして共にアイデアを出し合い会社全体をデザイン

札幌
株式会社ガーランド 代表取締役 小山 裕貴 氏
株式会社ガーランド代表取締役の小山 裕貴(こやま ゆうき)氏に、デザイン制作だけにとどまらない企画や就労支援などの取り組みについてもお話を伺いました。

掛け持ちから独立へ。知恵を絞って会社をデザイン

現在はどのような事業を行っていますか?

「今は何をやっているの?」とよく聞かれるのですが、当社はデザイン会社です。ただし、グラフィックにしてもWebにしても、最初は「自社のホームページがイマイチうまく機能してなくて」「チラシを打ちたいのだけどどうしたらいいかな」などの相談から入ることがほとんどなので、コンサルティングがメインと言えます。デザイン制作だけピンポイントや単発で受けるということはほぼないです。集客や宣伝のための手段についてクライアントと一緒に知恵を絞り、その結果としてデザインの仕事を受注しています。お店のオープンや販促活動がスタートする何カ月も前から企画を練って動いていることがほとんどです。

ホームページではマイステイズホテル様の「Farm to Table TERRA」の事例を拝見しました。とってもオシャレなビジュアルですね

ホテル内飲食店のリニューアルを依頼された案件ですね。この時も、当初クライアントは内装リニューアルとメニュー変更程度の考えだったようですが、それではインパクトも弱く、差別化も出来ていないと思い、何かテーマを持つレストランにするのはどうかと提案させていただいたのです。アウトドアブランドで人気の高いスノーピーク様とコラボレーションしたグランピングレストランとしてリニューアルオープンしました。1年半ほど前から企画を練って、当社では内装以外のビジュアル関係全般に関わらせていただきました。狙い通り話題性も抜群で、オープンから半年経った今でも週末は予約必須の人気が続いています。

社会を良くするための国際行動目標「SDGs」

A型就労支援施設の顧問もされているとか

今はどの業界でも人材不足が大きな課題となっていますよね。A型就労支援施設※1の方々の力を活用するのは人材不足を解決する手段の一つに成り得ると思います。当社でも受注したWeb制作の業務のうちコーディングをA型就労支援施設に依頼しているものもあります。それによって予算削減と人材確保、就労支援の取り組みが同時に実現し、公益性も高い取り組みなので今後も続けていきたいと思っています。
※1 障害や難病のある方が、雇用契約を結んだ上で一定の支援がある職場で働くことができる福祉サービス

CSR的な取り組みということでしょうか?

CSRを意識して事業を考えたわけではありません。順序としては逆ですね。実はA型就労支援施設に関わるようになってから知ったのですが、今世界では「SDGs(エスディージーズ)※2」という、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のための17の国際目標が掲げられています。これは2015年の国連サミットで採択され、貧困や飢餓、エネルギー、成長・雇用、生産・消費など分野に分かれて17の目標が掲げられ、日本政府や各企業でも積極的に取り組んでいます。当社のA型就労支援施設との取り組みでいうと【成長・雇用:働きがいも 経済成長も】【不平等:人や国の不平等をなくそう】【実施手段:パートナーシップで目標を実現しよう】などは当てはまる部分なのではないでしょうか。今後はこういったものも一つの指針としながら、会社の取り組みを考えていきたいと思っています。17の目標にはそれぞれイラストアイコンがあるので、実現している項目のアイコンを名刺に入れていくのも面白そうです。
※2 SDGs:2015年の国連サミットで採択された、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とした17の国際目標。https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/about_sdgs_summary.pdf

動画コンテンツで北海道の魅力を世界に発信する取り組みを

御社の課題と感じている部分はありますか?

課題はやはり「人材」です。デザインの仕事はアイデアやセンスも問われる幅の広い仕事です。同じベクトルを向いて、アイデアや発想、センスを磨きながら一緒に働ける人が来てくれるといいなと常々思っています。また、北海道は東京と比べて人件費も安く、最低賃金で150円も差がありますが(※2018年12月現在)、仕事や商品のクオリティは決して低くはないと思っています。コストを抑えながら同じクオリティを提供できるのだから「全国の仕事を北海道でどんどん受注してやる!」くらいに活躍される方がもっと出てきても良いと思っています。

今後、会社として力を入れていきたいことは何ですか?

ジャンルとしては「動画」です。今の若者や子供たちは完全にテレビよりも動画の視聴時間の方が長いですよね。2020年には通信システムも4Gから5Gに移行し、通信速度も大幅にアップすると言われています。今でもすでにスマートフォンでサクサク動画が見られていますが、ゆくゆくは画像と変わらない手軽さで動画の視聴が可能になり、さまざまな分野で動画コンテンツがさらに発展していくと思います。マスメディアの需要の流れとして、私たちの世代ではラジオが廃れてテレビが主流になっていましたが、今後は動画とテレビで同じことが起こると思っています。

具体的に始まっている事業はありますか?

縁あって札幌に会社がありますので、今年の北海道胆振東部地震で離れてしまった国内外の観光客を呼び戻すことができるような動画コンテンツを作りたいと動き始めています。テレビでは連日厚真町の土砂崩れの映像が流れ、それはそれはひどい状況で北海道は危ないと思われています。北海道全体でも観光客が激減して大きな影響を受けています。もちろん厚真町や近郊の被害は大きなものでしたが、北海道全体が危険なわけではありません。北海道の正しい情報と魅力を世界に発信して、北海道に観光客や活気を呼び戻すことを会社の取り組みとして行っていきたいですね。インバウンド向けに動画に入れるテロップは就労支援施設の方々へ依頼して、北海道内での就労支援も同時に視野に入れています。

取材日:2018年12月5日 ライター:小山 佐知子

株式会社ガーランド

  • 代表者名:代表取締役 小山 裕貴
  • 設立年月:2010年4月
  • 事業内容:雑誌・新聞広告等の製作/販売促進コンサルティング/SPツール製作/ホームページの企画/制作及び運営並びに通信販売業など
  • 所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西13丁目4-120ジェネシスビル5F
  • 電話:011-522-7801
  • FAX:011-522-7802
  • URL:http://www.garland-company.com/
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