人はなぜ「〇〇限定」に惹かれるのか?

広島
コピーライター、エディター
Kyoko Kittaka
橘髙京子

「地域限定」「数量限定」「季節限定」…世の中には、たくさんの限定品があふれている。わたしも限定品には食いつくタイプで、なかでも食品系(お菓子やドリンク)は、コンビニやスーパーに行くと、ついついカゴに入れてしまう。

それにしても、人はなぜ、限定品に惹かれてしまうのだろうか? いろいろと調べてみると「スノッブ効果」という言葉が出てきた。「スノッブ(snob)」という言葉は、イギリスで使われていた俗語に由来し「教養のない成り上がり者」「上流階級に憧れる中流階級の人々」など…もとは侮蔑的な意味で使われていたらしい。そのあと、徐々に意味を変えながら広まっていき、現在では「他人と違うものを選びたい人」「自分だけが知る上質なものを好む人」といった意味で使われることが多くなったそうだ。

そんな人間の心理を利用したものが、限定品。マーケティングの現場では、商品価値をより高く見せることができ、消費者の購買意欲をそそるのだ。わたしも、その心理戦略に、まんまと踊らされているということだな!(笑)。

わたしが食品系で特に好きな〇〇限定は「季節限定」。旬の食材を使った料理やスイーツが大好きだ。その時季にしか味わえない野菜や果物には大地のパワーがたっぷりと宿っていそうで、元気をもらえる。四季のある日本に生まれて良かったなあ…

プロフィール
コピーライター、エディター
橘髙京子
大学卒業後、広告代理店のコピーライターや出版社の編集者・ライターとして勤務。現在は映像業界のプロデューサー、フリーライターとして活動中。

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