【第39回東京国際映画祭】『ないものねだりの君に光の花束を』舞台挨拶
11月2日、東京国際映画祭ガラ・セレクション部門『ないものねだりの君に光の花束を』の舞台挨拶が開催され、W主演を務めた原菜乃華さんと作間龍斗さん(ACEes)が登壇しました。
本作品は「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」などで知られる、青春小説作家・汐見夏衛の同名小説の実写化した作品です。11月20日(金)より全国公開されます。

本編上映前に、鮮やかなオレンジ色の衣装をまとった原菜乃華さんと、作間龍斗さんが揃って登壇すると、満席の場内から大きな拍手が。
「本日は忙しい中、足を運んでくださってありがとうございます。 登壇できていることが本当に嬉しいですし、感謝でいっぱいです」(原)
「この間、レッドカーペットを歩かせていただいたんですけど、僕自身は初めての経験でした。こうして映画祭に携わることももちろん初めてなので、少しでもこの映画の魅力をお伝えできたらなと思います」(作間)と短い挨拶をし、舞台挨拶がスタートしました。

今作は、すべてにおいて普通で個性がないことがコンプレックスの高校生・影子(原)と、同じクラスで大人気アイドルグループのメンバーでもある真昼(作間)が図書委員になったところから始まります。
すべてにおいて特別で遠い存在だと引け目を感じていた影子が、図書委員の仕事を通じて真昼と親しくなり、彼が誰にも打ち明けてこなかった“壮絶な過去”を知ります。「もう逃げたい」と絶望する真昼に手を差し伸べる影子。演じるにあたって、原さんは「思ったことをそのまま口に出さず、相手がどう感じるかを先回りして考えてから言葉を発する、言葉にすごく責任感のある子」とキャラクターを分析。
一方、作間さんは「僕は完璧なアイドルという役どころだったんですが、普段の僕はそんなキラキラアイドルっていう感じではないので(笑)、非常にプレッシャーがかかる役だなとは思ったんです。でも、小説をや脚本を読むと、僕自身が経験したことのない過去を持っていて、結構ギリギリの状態でアイドルをやっていることを知ったので、より真昼君のことを知ってあげなきゃと思いながら演じました。僕のアイドル活動とは別のアイドル像を作らなくてはと思いながら撮影に挑みました」と語った。

最後に、これから鑑賞する会場の人たちに向けて「映画を観終わった後に、何気なくいつも接している人たちのことをもういちど思いやってみてください。寄り添ってみようかなと思える、そんな温かい映画になっていると思いますので、ぜひ楽しんでください」(作間)
「恋でも友情でもない関係性がすごく温かい作品だと思います。日々生きていると、どうしても自分のことを好きになれない瞬間だったり、卑屈になってしまうこともあると思いますが、もう一度自分のなかの「あるもの」に目を向けたくなるような、温かいメッセージのこもった活力となる作品です」(原)と挨拶し、イベントの幕を閉じました。
取材日:2026年11月2日

©2026『ないものねだりの君に光の花束を』製作委員会
『ないものねだりの君に光の花束を』
2026年11月20日(金)公開
W主演:原菜乃華、作間龍斗(ACEes)
出演:向井怜衣、吉沢悠、戸田菜穂、眞島秀和
原作:汐見夏衛『ないものねだりの君に光の花束を』(角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:安藤尋
脚本:狗飼恭子
音楽:角銅真実
企画/プロデューサー:三宅亜実
プロデューサー:小松重之、宮崎大
撮影:渡邉寿岳
音響:弥栄裕樹
美術:林チナ
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
編集:蛭田智子
公式サイト:https://naihanamovie.jp/
ストーリー
自分には特別な個性がなく、何をしても「普通」であることに嫌気が差している高校生・染矢影子(原菜乃華)。一方、同じクラスの鈴木真昼(作間龍斗)は、人気急上昇中のアイドルとして活躍する、誰もがうらやむ「特別」な存在だった。
住む世界が違う真昼に引け目を感じる影子だったが、図書委員として
関わるうちに次第に距離を縮めていく。そんな中、影子は真昼が抱える
壮絶な過去を知ることに。
「普通」に悩む影子と、「特別」であるがゆえに葛藤する真昼。正反対の
二人が互いの痛みに触れ、かけがえのない存在となっていく姿を描く。






