課題解決のカギは、仙台弁でいうところの「いずい」感覚かもしれない

東京
フリーランス記者・作家
スーパーいわちゃんねる!クリ目版
岩崎氏

課題を見つけて解決策を生み出すのが大切……という話はよく聞きますが、その課題に気づくには「不快に敏感になる」と「許容範囲を確認する」ことの二つが大切ではないかな、と思います。

ここがムズムズするな、有名な仙台弁で言うところの「いずい(しっくりこなくて不快、みたいな意味)」なというところを見つけ、改善策を試し、また「いずい」ところを潰していく……非常に時間も手間もかかる作業ですが、すべてを解決しやり遂げた時の達成感は格別です。

 

急にこんな話をし始めた理由として、自分の中で長年の懸案事項だった「いかに楽して弁当を作って持っていくか」をつい最近解決できたからです。

 

昼食を取るときは「外食」「出前アプリ」「コンビニで購入」「社食」「自炊(弁当持参)」などの選択肢があると思いますが、自分は圧倒的に「自炊(弁当持参)」にしたかった。

自分の席で完結し、外出などに余計な時間を割かずに過ごせ、無駄がないからです。コストもそれほどかかりません。

 

ですが、できない。たったそれだけの理由で、外食をするか、コンビニで購入してイートインまたは自席に戻って食べるという、自分の理想とは真逆の行動を取らざるを得ませんでした。できない自分を責める日々が続いておりました。

どうしたら、無理なく弁当を持っていけるだろう……。

 

この課題に向き合った時、まず自分の「許容範囲を確認する」作業を徹底的に行いました。簡単です。自分にひたすら状況確認の質問をするだけです。

(自問が難しい人は人形やぬいぐるみを1体用意して、その子が自分に聞いているという形で進めてみるとスムーズに行くかもしれません)

自分は以下の感じで自問自答を繰り返しました。その中で特に「不快に敏感になる」ことを意識しました。振り返ってみると、自分の中での基準を構築・再確認するプロセスだったと思います。

  • 昼食は自席で食べたい?→はい。昼食後もその場所で仕事をするから、休憩時間の無駄な移動を減らしたいから。
  • できる限り自炊したい?→余裕がある時はおかずを作って詰めたいが、"映え"とかは気にしない。
  • 内容は毎日同じでもいい?→そうなっても仕方ないけど、選択できる余地は残しておきたい。飽きっぽい性格なので。
  • 自炊する時間はある?→平日はほとんどない。休日ならある程度まとまった時間が取れる。
  • 弁当は、弁当箱にきちんと入っていた方がいい?→いや、タッパーとかでもいい。洗い物が楽だし、ボロボロになっても罪悪感がない。新しいものがすぐ買えるし。用意も簡単。
  • 洗い物は少ない方がいい?→もちろん!
  • 自席の周りで、昼食時に使える家電はある?→冷蔵庫、ケトル、電子レンジがある。

 

ここまで自分の中で突き詰めたところで、先日購入した書籍を思い出しました。

タッパーを弁当箱にして、週末にまとめて作り置きするレシピを紹介する……という内容でしたが、この本からアイデアを得ました。

「米を炊いてタッパーに詰め、毎日レンジでチンできるレトルトカレーを持っていけばいいんじゃないか?」と。

週末に白米をたくさん炊いて、タッパーを5個用意して詰めて冷凍庫に入れるだけ。レトルトカレーは数食分まとまっているパックのものを買えば安く済むし、それ以外でも種類が豊富。カレーに飽きたら昨日のおかずを白米の上にのせればいいし、それも面倒くさくなった時は、コンビニやスーパーでお惣菜を買えばいい。仮にそうなったとしても、少なくとも現状よりは数倍マシ。

 

物は試しと思い、やってみたところこれがピタリとハマりました。

少し大きめのタッパーを用意し、週末に米を3合炊いてタッパーに詰めて冷凍庫に入れてみました。平日出かける前にそのタッパーとスプーン、レトルトカレーをランチバッグに詰めるだけなので準備が超簡単。

電子レンジで温める時、冷凍ご飯の塊が解凍されてちょうど良い感じになる時間を見極めるのに少し時間を要しましたが、それ以外はイメージ通り。意外と毎日カレーでも飽きないことがわかりましたので、今のところお惣菜に頼ることなく継続できています。

 

私がこの課題を解決できたのには、もう一つ理由があると思います。

それは「食いしん坊である」、すなわち「食べることにこだわりがある」人間だからだと思います。

食にそれほど重きを置いていない人だったら、仮に似たような状況に陥ったとしても、きっと私のようにすんなり解決できないか、そもそも課題であると思わないだろうなと考えております。

ただお腹を満たすだけでなく、「自分の落ち着く席で、温かくて満足できるものをストレスなく食べたい」というこだわり、いや、執念があったからこそ、最後までやり遂げることができたと思います。

課題解決には、情熱や愛も必要。それを身をもって経験した出来事でした。

プロフィール
フリーランス記者・作家
岩崎氏
メディア関係の仕事を経て、書いて撮って編集・デザインして発信できる「平面系マルチクリエイター」を目指す平成元年生まれ。巳年・蠍座の女。本家ブログ&連絡先は「スーパーいわちゃんねる!」で検索。宮城県出身、東京都在住。近頃鼻毛がよく抜ける。

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