出不精にもやさしい!動画を見ながら「おうちで筋トレ」やってみた

福岡
ライター
kosaka
香坂

運動習慣を付けねばならない。
常々思っていたことだが、急激に「本気でヤバい」感が強まってきた。
日々デスクワークに勤しむ人は、一度は悩んだ経験があるのではないだろうか。

 

 

最も深刻なのは、とにかく体力と集中力が落ちていることである。
昔は「やろう」と思えばすぐに終わっていた仕事がずるずる引き延ばされ、かといって夜を徹してこなせるかと言えばそうではない。

年齢的に無理もないのだが、正直数年前までは他人事のように考えていた。
何だかんだ言って、自分はその気になれば大丈夫だろうと。
少なくとも今の母の年になるくらいまでは余裕だろうと。

しかし、もしかすると祖父母や親は、私などとは鍛え方が違うのかもしれない。
友人や知人と話しても、口々に「親の方が胃腸も足腰も強い気がする」と言うのだから、何となく世代的な問題も感じる。
そんなわけで、元気な年上の方々と一体どこが違うのだろうと振り返った結果、今更ながら圧倒的に身体を動かしていない、という答えに辿り着いた。

とはいえ、何しろ目的がなければ外に出ない人間なのだ。
唐突にジムに通おうとか、毎日散歩をしようとか、自発的な目標を立てても達成できないに決まっている。
「月会費を払えば行くだろう、という発想は甘えだよ」と、最近とうとうパーソナルトレーナーを検討し始めたという友人も言っていた。

また、リサーチを行う中で「運動習慣がない人間が唐突に張り切るとロクなことにならない。特にまだまだ無理をしがちな30代から40代は気を付けよ」との文言を見かけ、耳に痛い話だなあと納得した限りである。

 

 

そこで、とりあえず室内で無理なくできる運動である。
これでも一応以前からダイエットフラフープなるものには手を出し、現在も定期的に続けているのだが、フラフープには私個人にとって致命的な弱点が存在した。
それは、手軽すぎて調子に乗りやすいことだ。

何しろ両手を空けられるので、音楽を聴きながら……などとやっているといつの間にか1時間ほどが経過していたりする。
なれば当然、筋肉痛から胃痛を引き起こすハメになる。
そう、案の定ロクなことになっていないのである。これでは本末転倒も甚だしい。

そんな時、ふと目に付いたのがSNSで流れてきた情報だった。
気になってはいたのだ。「〇週間で理想の○○痩せ!」みたいな動画が。
しかし、私はかつて某ブートキャンプ的なものを試し、「これを毎日できる人はそもそもの土台が違う!」と挫折した経験がある。
動画を見ながら同じ動きをすること自体ハードルが高い。そう認識していたからこそ、無理だと諦めていた節があった。

また、「ながら」運動を好む人間としても自分には向いていないと思い込んでいた。
ただ、昨今のトレーニング動画は6分~8分程度と時間が短く、集中してやってもそこまで負担にはならなさそうだ、と興味が湧いた。

とりあえずおすすめされていた動画を2本ほど参考にし、2週間を目標に続けてみたのだが、これが意外と楽しい。

基本的に視聴者に分かりやすい姿勢で撮影してくれているので、難なく真似できる。
身体全体がほぐれるのもあって、筋トレというよりストレッチのような感覚だ。
万年肩こりにも優しいな……と、どちらかといえばリフレッシュを目的として続けることができた。

ちなみに成果はといえば、寝付きが改善されたのもあってか、全体的に身体が軽くなった。
身内には「痩せた?」と聞かれたので、少なくとも浮腫みは取れた気がする。

1年続ければ明らかに見た目が変わったりするのだろうか?と淡い期待をしつつ、今は飽きないよう目的となる部位を変えてみたり、色々なメニューを試してみたりと試行錯誤を続けている最中だ。

プロフィール
ライター
香坂
オリジナル会葬礼状のライター業を経て、現在はWEB系のフリーライターとして活動中。漢字とひらがなのバランスに悩むのが好き。仕事におけるモットーは「わかりやすく、きれいに」。趣味はお酒・アイドル・展覧会鑑賞・化粧品。創作は何を書いても不穏な雰囲気になるのが強み、かもしれない。

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