その名も「オトメの金沢 陳列室」

金沢
ライター
いんぎらぁと 手仕事のまちから
しお

素敵なものやかわいいものをみたとき、条件反射的に胸がときめくこと、これオトメなり。

そんな気持ちになるようなオンラインショップがオープンしました。その名も「オトメの金沢 陳列室」

サイトを運営する「乙女の金沢」さんは、金沢城の石垣前に広がる芝生で行われるクラフト市などの企画や、全国各地で金沢の作家さんの作品を展示・販売する「乙女の金沢展」を開いています。

乙女の金沢企画の「雲と、雨と、石垣と。」イベントビジュアル

乙女の金沢企画の「春ららら市」ポスター

今年も石川県内で活動する伝統工芸作家さんやクラフト作家さん、おしゃれで個性的な飲食店や老舗でモダンな個人商店さんなどが集う「春ららら市」というイベントが開催予定だったのですが、このご時勢。開催の予定立たぬまま、延期を余儀なくされています。

当然、イベントのために作品を製作してきた作家さんや、今年10年目を迎えるこのイベントを楽しみにしているお客さんもいるわけで。

そんな作品や商品たちをオンラインで販売しようとスタートしたのが、この「オトメの金沢 陳列室」です。

「乙女の金沢」を手掛ける岩本歩弓さんは、「地元が誇る、こつぶでピリリな作家&個人商店の品々」とラインナップを紹介しています。

わたしが初めて岩本さんにお会いしたのは、地元のもの・ひと・ことを取材する仕事を始めたすぐのことでした。代々、金沢桐工芸に携わる「岩本清商店」さんにお邪魔してお話を聞いたのですが、そのときみた桐工芸の木目に蒔絵の夜空が広がる「まんまる火鉢」に、伝統工芸品ってこんなにもかっこいいのかと激しく衝撃を受けました。

 

伝統工芸のいろはもよく知らなかったあの頃、(今もやっと“い”にたどり着いたところ)

音楽でいうところの初期衝動のような感情が、いまだに忘れられません。

このオンラインショップものぞくと思わずニンマリしてしまうような、確かに「ピリリ」と個性が際だつ、粋な商品がずらり。

オトメの金沢 陳列室

伝統工芸品って本来、お土産や特別なものじゃない。生活に馴染む、もっとも身近で必需品なんだと感じさせる商品や、逆に非日常で存在感のかたまりみたいな作品など、目にも豊か。

そして今回、オンラインショップという形にふれて思ったことがひとつ。

実際に作品を目で見たり、作家さんのお話を聞いたり、そんな展示や買い方が当たり前でしたが、巧みな技能を詰め込み、素材にもこだわる伝統工芸品や作家さんの作品に出会ったとき、「ほしい!」と思いつつ、やっぱりお値段の予想ってつきにくい。

ほんとに欲しい!とっても欲しい!でも、お値段も見ずにぽーんと買うわけいかない小市民なもので、しかし、作家さんを前にプライスタグを見てそっと商品を置くのも気まずい…

でも、オンラインショップなら「あらま、意外にリーズナブル」だったり、「これはこんな風に使いたいな、ここに置きたいな」だったり、「よし、ちょっとサイズ測ってみよう」だったり、じっくり商品を眺められる余裕があるんですね。これはこれで、オンラインショップの良い点なのだなぁと発見しました。

定番のあれこれが買える楽天市場も大好きだけど、オンリーワンの商品はオンラインショップになってもそれぞれの主張がひと目で飛び込んできて楽しいです。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ旅行は控えたいところ。でもこんな風に、金沢のクラフト市にステイ地元のまま出かけてみるのもいいですよ。

プロフィール
ライター
しお
ブランニュー古都。 ふるくてあたらしいが混在する金沢に生まれ育ち、最近ますますこの街が好きです。 タウン情報サイトの記者などをしながら見つけたもの、感じたことをレポートします。 てんとうむししゃ代表。

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