「見せてやれ、底力」

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ

昨日は今年から始まった、大学入学共通テストの1日目だった。

今年も、昨年に引き続き受験生の母である。

 

受験期に放送される広告で印象深いのが(昨年も泣いた)、大塚製薬のカロリーメイトのコピー「見せてやれ、底力」。

 

現在放送中の新CM「見えないもの」編では、先生役で東京03の飯塚悟志さん、生徒役で加藤清史郎さんが出演している。

 

生徒「…キツいっすね」

先生「そうだな」

生徒「やれることやるしかないっすよね」

先生「…だな」

 

誰もいない教室でのオンライン授業、マスク、机のアルコール消毒、手指の消毒、野球の大会の中止を告げられる…今年ならではのシーンがいくつも散りばめられ、そんな中で淡々と生徒に寄り添い続ける先生は、視聴者の中の「学生時代の先生」を思い出させてくれる。

 

子供はいろいろあって1年浪人することになったのだが、今年の受験生は、本当に本当にこれでもかと負荷がかかりまくった世代だ。

 

見えないウィルスに青春が潰されて、やりきれない気持ちを抱えながらそれでも頑張る10代の子達を見ていると、ただただ、頑張れと思う。

 

「見せてやれ、底力」というコピーを見ると、来年も今の時期を思い出して泣いてしまう気がする。

受験生へもだけど、親へのエールも入っている気がするのだ。

 

明日も子供は闘いに行く。

自分はサポートをするだけだ。

プロフィール
ライター
かつらひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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