日帰り京都旅

choco旅
ライター
DECO KATO
加藤 デコ

秋の京都へ出かけた。目的は3つある。
●秋の京菓子いろいろを買いたい。見たい。
●知人とお食事。
●ひとつぐらいはどこかのお寺に行きたい。

上生菓子、どう持ち帰る?

今回の京都旅には、母から「京都の生菓子が食べたい」というリクエストがあった。11月のお菓子は季節感たっぷりだろうし、ていねいに淹れたお茶といっしょに味わいたいものである。一方で、「それは荷物になるなあ」とも…。持ち歩くのは勘弁してほしい。

で、ハタと思いついたのが「お取り置き」だ。京都駅に到着後、すぐに駅前の某百貨店に行き、老舗和菓子店でお願いしたところ、快諾してくださった。もちろん本店で購入するほうが風情も味わえるのだけれども、今回はそれはあきらめる。むしろ、開店直後ということもあり、比較的空いていてどの商品もきちんとそろっている。ほしいものをしっかり購入できて、助かった。次回からもこうやって買い物しようと思う。

ランチと紅葉

女子3人、久しぶりのランチは楽しかった。祇園の真ん中でこんなにおいしい、しかも空いているお店があるなんて…絶句。3時間ほどおしゃべりする。持つべきものは京都在住の友、だ。

ふたたび、一人に戻ったのが15時近く。せっかくなので鴨川沿いを少し散歩し、京阪電鉄とタクシーを乗り継いで哲学の道へ。銀閣寺のあたりから哲学の道を歩き、法然院に向かう。庭を見ながら、しばしぼんやりする。色づき始めたばかりの木々が美しい。緑から赤、緑から黄色へのグラデーションがあちこちに見えて、そこに夕日がさしてくる。写真を撮るより、自分の眼で眺めたい。出てきたときには表門がすでに閉まっていて、「ああ、帰らなければ」と思う。

バス停まで少し歩いた。法然院からバスの走る道までは下り坂で、お寺がいかに山際に建っているかを今さらのように実感する。バスに乗ったときには、日が沈んで暗くなっていた。

また行きます

持ち帰った和菓子を食べながら、母曰く「今年は年末に京都に行きたい」。えええええ。杖を突いた80代、大丈夫ですか?と思いつつ、あれもこれもと欲張らなければ大丈夫かなとも思う。歳の瀬の京都の街を楽しんでくるつもりだ。

 

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