シンガポールデザインウィーク2025、9月11日より開催!事前の見どころチェック!
※画像はイメージです。
Fellows Creative Staff Singapore PTE. LTD.代表の大石隼矢(おおいしじゅんや)です。いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
シンガポールでは毎年、世界中のデザイナーやブランド、企業が集まり、新しいアイデアや潮流を発信する「シンガポールデザインウィーク」が開催されています。ビジネスの最前線にいる方にとっては新しいコラボレーションのきっかけになり、また一般の来場者にとっても街を歩きながら最新のデザインに触れられる特別な機会です。今年は建国60周年という大きな節目を迎える年でもあり、シンガポールという都市そのものがどのようにデザインを通じて成長してきたのかが改めて照らし出されます。
今回は9月から開催されるシンガポールデザインウィーク2025について、見どころや個人的な注目ポイントをお話ししていきます!
イベント概要

シンガポールデザインウィーク公式サイトより(https://sdw.designsingapore.org/)
来月、9月11日から始まる「シンガポールデザインウィーク2025(Singapore Design Week 2025)」。 今年はシンガポール建国60周年という節目の年と重なり、テーマは 「Nation by Design」。都市国家シンガポールがどのように“デザインの力”で発展してきたかを祝うフェスティバルです。僕自身、シンガポール発ブランドの成長を間近で感じてきたこともあり、このイベントがその先の未来を示してくれるのではないかと楽しみにしています。
イベントの中心会場は「ナショナル・デザイン・センター」。そこからBras Basah.Bugis、Marina、Orchardなど各地区に広がり、今年は Singapore Science Park Design District も新設。
私はいつも「どの順で回ろうか」と悩むのですが、街全体が舞台になるからこそ“旅”のように楽しめるのが醍醐味です。
個人的に気になる見どころ
Unnatural History Museum of Singapore(Bras Basah.Bugis)
Pann Lim(Kinetic Singapore)による“架空の博物館”展示。メリライオンの化石やサイボーグ化したゴキブリなど、あり得ない展示物が並ぶと聞いただけでワクワクします。
「デザインとは歴史をどう物語るか」という問いを投げかけているようで、私はじっくりと時間をかけて回りたいと思っています。
The Sausage of the Future: Singapore Edition(NAFA Fashion Gallery)
オランダ人デザイナーCarolien Nieblingが手がける“未来のソーセージ”の展示。実際に食べられるのかは分かりませんが(笑)、地元食材やテクノロジーを掛け合わせて「食の未来」をデザインする試みです。
私自身、食とデザインが交差する領域にはとても関心があるので、これは必ず足を運ぶつもりです。
FIND – Design Fair Asia(Marina Bay Sands)
大規模な国際デザイン見本市。アジア各国の家具やライフスタイルブランドが集まります。
特に「EMERGE @ FIND」では、日本や韓国、台湾からの若手デザイナーが参加予定とのこと。私としては、アジアの次世代デザイン潮流をここでまとめて見られるのが大きな楽しみです。
Singapore Science Park Design District(新設)
今年初登場となるエリアは、「REINVENTION(再発明)」をテーマに掲げ、サイエンスとデザインが融合する展示群です。参加企業にはDENSOやMerckなども含まれており、未来の都市やライフスタイルをどのように創り出すのかをリアルな視点で提示してくれるでしょう。私は、このエリアを歩く体験はまるで「実験室を散策する感覚」に近いのではないかと予想しており、時間を多めに割いて訪れたいと思っています。
Singapore River Festival – Design Edition
ボートキーからクラークキー、ロバートソンキーにかけて展開されるリバーイベントでは、映画上映や建築ツアー、市場など多彩なプログラムが予定されています。私にとっては「リバーサイド×デザイン」という舞台設定だけで心が躍ります。特に、夜風を浴びながら楽しむ野外映画は、きっと忘れられない体験になるでしょう。
そのほか、注目ポイント
他にも見どころは盛りだくさん!
例えば、あり得ないものを「実在」として提示することで発想の幅を広げてくれる Unnatural History Museum。食という日常的なテーマにデザインを掛け合わせた The Sausage of the Future。さらに、社会課題やテクノロジーに対してデザインがどのように解決策を提示できるかを示す Science Park…。
また、FIND や EMERGE には日本・韓国・台湾の若手デザイナーが集まり、国際的なつながりをその場で感じられる機会も用意されています。アジアのデザイン潮流を体感できるこの経験は、国内外を問わず、働くビジネスパーソンにとって必見の展示となるでしょう。
最後に
シンガポールデザインウィークは総じて、展示会というよりも「街そのものがキャンパス」になる体験型のイベントです。私にとっては毎回、“デザインは生活や社会を変える力を持つ”ことを改めて実感できる場。来月は11日間にわたり、シンガポール中がデザイン一色に染まります。
もし来月にシンガポールに来られる方がいらっしゃれば、ぜひ街を歩きながら、紹介させていただいた展示に足を運んで、自分自身の“デザインの発見”を持ち帰ってほしいと思います!
■フェローズシンガポールの活動について
私たちFELLOWS CREATIVE STAFF SINGAPORE(フェローズシンガポール)は、シンガポールおよび東南アジア各国に拠点を置くクリエイティブ人材やプロフェッショナル人材との広範なネットワークを活かし、企業の皆さまの多様な課題に応える伴走型の支援を行っています。ブランド戦略に関わるアートディレクター、デザイナー、マーケター、映像・編集・ライティングのスペシャリストはもちろん、現地ならではの文脈を理解したローカル人材との共創体制の構築も可能です。
もしこの記事を通して「外部のクリエイターや現地人材の力を取り入れたい」と思われた方がいれば、ぜひお気軽にご相談ください。
課題の明確化から人材の選定・伴走支援まで、一気通貫で対応いたします。 詳細はプロフィールよりご覧いただけます。皆さまからのご連絡をお待ちしています。
本記事の参考・出典一覧(References)
・Singapore Design Week 公式サイト:https://sdw.designsingapore.org/
・DesignSingapore Councilニュースリリース:https://designsingapore.org/news/singapore-design-week-2025-explores-singapores-design-journey-as-part-of-60-years-of-nation-building/
・Designdiffusion – イベント紹介記事:https://designdiffusion.com/en/2025/07/24/singapore-design-week-2025/
・STIRworld – Science Park District 詳細:https://www.stirworld.com/reflect-singapore-design-week-2025
・Design Fair Asia (FIND):https://www.designfairasia.com/press/lp-singapore-design-week/

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