2024年シンガポールデザインウィークが、9/26~10/6にかけて開催!

Vol.45
Fellows Creative Staff Singapore Pte. Ltd. 代表
Junya Oishi
大石 隼矢

Fellows Creative Staff Singapore PTE. LTD.代表の大石隼矢(おおいしじゅんや)です。

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
今回と次回で連動企画として。シンガポールデザインウィーク(Singapore Design Week:SDW)について書いていきたいと思います。
毎年開催されているシンガポールデザインウィークは、創造性と革新の祭典であり、ユネスコ・デザイン都市であるシンガポールで、シンガポール内外の最高のデザインを紹介するイベントです。
今回は、このシンガポールデザインウィークとその活かし方について解説していこうと思います。

 

※シンガポールデザインウィーク公式サイト:https://sdw.designsingapore.org/

シンガポールデザインウィークってなに?

シンガポールデザインウィークは、単なるデザインイベントではありません。それは、シンガポールが世界に向けてその創造性とデザインの力を発信し、未来の可能性を探るための国際的な舞台です。

このイベントでは、シンガポールが誇るデザインの成果が紹介され、デザイン業界における国際的な交流が活発に行われます。シンガポールのみならず、世界中のデザイナー、クリエイター、ビジネスリーダー、そしてデザインに関心のある一般の方々が一堂に会する、活気に満ちたイベントなのです。

「デザイン」とひと口に言っても、その広がりは無限です。シンガポールデザインウィークでは、建築やプロダクトデザイン、グラフィック、ファッション、インテリア、デジタルデザインといった、さまざまな分野に焦点を当てた展示やイベントが展開されます。どの分野であっても、その背景にはデザインが持つ革新力や、人々の日常をより豊かにする可能性が秘められています。

また、このイベントの特徴は「Design Futures(未来のデザイン)」「Design Marketplace(デザイン市場)」「Design Impact(デザインの影響力)」という3つの柱を掲げている点です。それぞれのテーマのもとで、来場者はデザインを通じて未来の生活やビジネスのあり方を考え、共有する場が提供されています。

2024年のテーマは?

今年2024年のシンガポールデザインウィークは、9/26から10/6(シンガポール時間)の計11日間開催されます。

2024年のテーマは、「People of Design」。

シンガポールデザインウィークを開催しているSingapore design councilの言葉を引用すると、次のように説明しています。

“「People of Design」、デザインを通じて社会に意義ある貢献をしている、私たちの日常のビジョナリーたちを称えます。彼らは様々な背景を持っていますが、皆、より良いものを作り出すという共通の志を持っています。今年は、誰もが自分自身のデザインの可能性を見出し、新しく、より良い成果をもたらすことでしょう。それが最終的には、シンガポールをより住みやすく、愛される場所にすることに繋がるでしょう。”

シンガポールデザインウィークはある1ヶ所で展示が行われるのではなく、国内の様々なエリアに点在しています。旅行者視点からすると、デザインを見に行くついでにシンガポールのあらゆる場所を「探検」できるとても素晴らしい機会になるでしょう。

今年の注目はやはり

今年のシンガポールデザインウィークでは、70以上のイベントがシンガポール各地で開催されます。

そのうちの1つ、「Typography as Muse」をご紹介させていただきます!

出典:https://deathoftypography.com/

これまでも何度か私のコラムに登場してきた、フォント開発会社である株式会社モリサワと、シンガポール現地で活躍するフォントデザイン集団「Death of Typography」が共同企画し、アジア各国のデザイナー、デザイン教師、デザイン学生によるタイポグラフィ作品を紹介します。

作品は言語の枠を超え、文化やアイデンティティを探求し、多言語や現代文化への意識を反映することを伝えます。タイポグラフィの視覚的魅力と言語の相互作用を通じて、新しい表現の形や異文化体験を提供します。9/26~10/6の全日程で開催されます。

実は、私自身、タイポグラフィが大好きで気づけばワードローブには文字やロゴがデザインされたTシャツばかりが並んでいます。タイポグラフィの奥深さは、同じ文章でもデザイン次第でまったく異なる印象を与えるところにあると思います。毎年、さまざまなブランドが異なるフォントデザインを取り入れた新作を発表しているのを見ると、その変化や進化に感動せずにはいられません。今回の展示を通じて、私自身もタイポグラフィの魅力にますます引き込まれそうです。

そのほかにも魅力的なイベントがたくさん!

70以上の展示やイベントが開催されているので迷ってしまう!という方にはこちらがおすすめ。

New Bahruという元々高校があった場所を全面改装し、ローカルのブランドが集結した新しいコンセプトの商業施設。クリエイティブな雰囲気も満載な印象で、人気レストランも入っており、国内からの人気も高いニュースポット!ここもシンガポールデザインウィークに参加しているので、ぜひ新しい発見をしに足を運んでみてください。

出典:https://www.instagram.com/p/C_nQ2nuy_1I/

■まとめ

シンガポールデザインウィークは、デザインに興味があるすべての人にとって、刺激的な発見と交流の場となることでしょう。みなさんもこのデザインの祭典に参加して、新しいアイデアやインスピレーションを見つけてみませんか?

私たちFellows Creative Staff Singapore Pte. Ltd.は、シンガポールを拠点としているクリエイティブな人材と多くのネットワークを持っています。

この記事を読んでくださる企業の皆様には、Fellows Creative Staff Singapore Pte. Ltd.を課題解決や新たな取り組みに活用していただければと思います!ぜひプロフィールよりお気軽にご相談ください。

Fellows Creative Staff Singapore Pte. Ltd.では、フリーランスのクリエイターがリモートワークでプロジェクトを受注できるようなサービスをはじめました。その名も「Fellows Creators」。例えば日本人がシンガポールの案件を、シンガポール人が日本の案件を、といった形でクロスボーダー(越境)に案件の受発注ができるようなエージェントサービスを目指しています。

https://fellow-s.com.sg/fellows-creators/

プロフィール
Fellows Creative Staff Singapore Pte. Ltd. 代表
大石 隼矢
1990年 静岡県焼津市生まれ。2012年 京都外国語大学 卒。2010年カナダ・ウエスタンオンタリオ大学へ交換留学。2012年株式会社フェローズ入社。2020年4月にフェローズ初の海外拠点であるFellows Creative Staff Singapore Pte. Ltd.の責任者に就任。シンガポール国内のクリエイティブ人材や専門職人材に特化した人材マネジメントサービスを提供している。
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