広島の中心部に現れた“おとぎの国”で、温かい光に癒やされる

広島
コピーライター、エディター
Kyoko Kittaka
橘髙京子

この記事がアップされる日は、クリスマス当日。広島の街も、平和大通りを中心に周辺の商業施設や商店街がファンタジーな世界観で彩られる「ひろしまドリミネーション」をはじめ、県内各地でライトアップイベントが開催されており、クリスマスムードで溢れていた。今回は、ひろしまゲートパークで開催されていた「ひろしまクリスマスマーケット」について紹介しようと思う。

 

「ひろしまクリスマスマーケット」は、平日は16時から、土日は11時からのオープンだったが「キレイなイルミネーションを見たい!」と思い、夕方に出かけてみた。会場内は、カップルや家族、友達同士など多くのグループ客で賑わっていて、ぼっちでやって来たわたしには、かなり心苦しくなる光景がアチコチに…(笑)。でも「コレは、HITひろしま観光大使の使命なのである!」と気合を入れて、映える写真を撮ろうと会場内を巡った。

その日は、とても冷える夜で、手足の指先の感覚がマヒするほどだった(もともと末端冷え性というのもあるのだが…)ので、あったか~い飲み物を求めてキッチンカーへ。オリジナルマグカップ付き(数量限定)で販売されていたホットチョコレートをオーダー。冷えた身体に染み渡る~! ほかにも、ピザやパスタ、スイーツなどなど、おいしそうなものがいっぱい! どのキッチンカーも行列ができていて、大盛況だった。

 

ところで、この「クリスマスマーケット」、日本ではあまり馴染みのなかったイベントだと思うのだが…いろいろ調べてみると、日本で初開催されたのは2002年ごろという説と、2015年からスタートした「東京クリスマスマーケット」という説があった。ハッキリとしたことは分からなかったが、広島では、ここ数年で百貨店やショッピングモールなどで開催されることが増えたなあ、という印象だ。

「クリスマスマーケット」とは、ドイツを中心にヨーロッパ各地で中世から続く伝統的なお祭りだそう。町の広場で行われ、シュトレンなどの伝統的なお菓子、グリューワイン(ホットワイン)やホットチョコレート、クリスマス雑貨、軽い食事やお土産品などが販売されるという。日本でいうと縁日のイメージらしい。「本場のクリスマスマーケットって、どんな感じだろう?」と画像を検索してみると、どの会場も色とりどりのライトアップが施されていて、まるで、おとぎの国! 「ひろしまクリスマスマーケット」も本場の雰囲気が感じられる(実際に本場に行ったことはないのだが…)空間が広がっていて、温かい光を放つイルミネーションに癒やされた。

…ぼっちだったことはさておき、おいしいモノと美しいモノが、ちょっとだけ幸せ気分にさせてくれた。
来年は大切な人と訪れることができますように!

プロフィール
コピーライター、エディター
橘髙京子
大学卒業後、広告代理店のコピーライターや出版社の編集者・ライターとして勤務。現在は映像業界のプロデューサー、フリーライターとして活動中。

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