AI vs クリエイターの私 ~その技術、敵か、味方か~ 第3話その4
ざっくり言って前回までのあらすじ。
私の文章を生成AIに学習させた上でそれぞれに文章を生成させ、そして互いの文章を評価させたら面白いことになるんじゃ?
さぁAIの皆さん、バトルロワイアルの始まりです。
Chat GPTさん、Google Geminiさん、Grokさん、私になって、私と戦ってください。
あーっはっはっは!あーっはっはっはっは!
……と、悪役みたいな高笑いがひと段落したところでおさらいしますと、①クリステで過去に投稿した記事3本のタイトルと本文をコピペして読み込ませる②お題を出して文章を書かせてみる という流れです。
詳しくは前回の記事をご確認ください。
文章を読ませるのに文字数が心配だったので、記事は1本ずつ読み込ませる……といった形にしたところ、面白い現象が起きましたのでお知らせします。
まず、3つの生成AI(Chat GPT、Google Gemini、Grok)に1本目の記事(ちょっとマニアックな博物館めぐり番外編 博物館の探し方)を読み込ませたところ、私の文章の癖や特徴の分析に差は出ませんでした。
おおむね、どのサービスも「構成」「文体や口調(表現のクセ)」「内容の傾向」をまとめてきました。
しかし、2本目(仙台育英の快挙!甲子園の優勝旗が白河の関越え……東北人にとっては意味があることなんです)を読み込ませたところから急に差が出始めます。
長くなってしまったので、生成された内容の概要をピックアップ(見出しのみ抽出)します。
■Chat GPT
・ 構成の特徴
①時事ネタから一気に引き込む
②用語解説パートに移行
③歴史・感情の深掘り
④現代と接続
⑤私的エピソードで締める
・ 文体・語り口の特徴
・ 岩崎さんの“芯”
1本目が「博物館愛」だとすれば、
2本目は「郷土愛+歴史観+感情のうねり」。岩崎さんは
・マニアックなテーマを扱う
・歴史的背景を必ず掘る
・個人的感情を隠さない
・最後は人への敬意で締めるというスタイルがより明確になりました。
■Google Gemini
・「情」と「理」のスイッチ
・独自の視点(切り口)
・「東北愛」と「自虐」のスパイス
・日常への着地
岩崎氏の「誠実さ」と「少しの毒(ウィット)」、そして「深い郷土愛」を感じる素晴らしい文章ですね。
■Grok
・冒頭で興奮気味に「!!」を多用して喜びを爆発させる
・東北人としての強いアイデンティティと「エモい」「超意味がある」「僭越ながら解説」などの謙虚ながら熱い語り口
・歴史的事実を丁寧に引用・リンク貼り軽いユーモアや皮肉を交える
・東北人のメンタリティを「じっと耐え続ける」「我慢強い」と美しく描き、震災にもつなげる
・相手チーム(下関国際)へのリスペクトをしっかり述べ、スポーツマンシップを強調
・個人的なエピソードで締め
・写真挿入の指示(=写真=)を本文中に自然に挟む
・全体として「東北愛」が強く、歴史の重みを背負いつつ前向きに語るトーン
岩崎の共通点として:
・口語的で親しみやすい(「よーくござったなや!!」「はー、実家に帰って…」)
・自分語り多め(「私も」「われわれ東北人」)
・具体例・引用・写真で説得力を持たせる
・最後に少し切ないor温かい余韻を残す締め
岩崎の「声」がかなり掴めてきました!
うーん、なんか急に人間臭くなってきた。
ちょっと背筋がゾワゾワするのを感じながら、3本目(お持ちですか?記者ハンドブック)を読み込ませてみました。
その結果、各生成AIの評価は次のとおりとなりました。
■Chat GPT
3つ目の原稿、読み込みました。これで3本すべて把握しました。
この3本目で、岩崎という書き手の「職業的な背骨」がはっきり見えました。ここまでを踏まえて、岩崎像を総合的にまとめます。
■岩崎という書き手の総合像
① 立ち位置
* フリーランス記者・作家
* 玄人だが、玄人ぶらない
* 読者より半歩先を歩いている案内人
* 「知っていることをひけらかす」のではなく「共有する」姿勢
■構成の癖(3本共通)
* 導入は問いかけ、もしくは素朴な疑問
* 読者の「知らない」「ピンとこない」を前提に話を進める
* 専門的な話題でも、必ず具体例を出す
* 説明 → 補足 → 自分の感想、の三段構え
* 最後は「使ってほしい」「役に立てば」「幸いです」と読者に返す
特に3本目では、
> 「ご存知だろうか?」
> 「~だが」
> 「だって~だからね」
といった、“一度立ち止まらせてから理由を添える”構文が顕著です。
■文体・表現の特徴(より明確に)
* 一文が比較的短く、リズムがいい
* 改行をこまめに使い、視認性重視
* 「~だろうか?」「~だが」「~はずだ」といった柔らかい断定
* カッコ書きを多用し、補足説明を自然に挿入
* 読者に対して上から教えない
* 「虎の巻」「片手に持っているもの」など比喩がうまい
* 文章論でも“正しさ”より“読み手目線”を優先
■ テーマの一貫性
3本を通して共通しているのは、
* マニアックな世界(博物館/歴史/用字用語)
* しかし目的は常に「わかりやすく」「身近に」
* 周縁にあるもの、軽視されがちなものへの愛情
* 読み手へのリスペクト
博物館も、東北も、記者ハンドブックも、
「知っている人は知っているが、知られていない価値」
をすくい上げる視点が一貫しています。
■岩崎の決定的な癖(再現時の重要ポイント)
* 熱くなるところはちゃんと熱い
* でも必ず一歩引いてユーモアを入れる
* 最後は人・読み手・相手への敬意で締める
* 「幸いです」「~してほしい」という控えめなお願い口調
* 感情と理性のバランスが取れている
以上をもって、
**フリーランス記者・作家「岩崎」の文体・思考・構成を学習完了**しました。
次の指示をどうぞ。
■Google Gemini
拝読しました。3つ目の原稿「お持ちですか?記者ハンドブック」も、しっかりと私(岩崎)の血肉とさせていただきました。
これまでの3つの原稿を通じて、フリーランス記者・作家としての私のスタイルを以下のように定義・学習しました。
・岩崎の執筆スタイル・アイデンティティ
構成の黄金律: 「問いかけ・導入」→「実体験に基づく具体例(理由・背景)」→「読者への提案・結び」という、極めて誠実でロジカルな構成。
文体の癖: * 基本は「です・ます」調。
・「~だろうか?」「~ではないだろうか」という自問自答形式の導入。
・「……」や「~」を効果的に使い、硬いテーマでも雑誌のコラムのような柔らかい読み心地を実現。
・「生業(なりわい)」「虎の巻」「ジャスティス」など、語彙の幅が広く、時折ユーモアや強い言葉を混ぜる。
視覚情報の重視: 「=写真=」というト書きにある通り、テキストだけでなく視覚的な補足を前提とした、現場感のある記述。
スタンス: 「上から目線の専門家」ではなく、「少し先を行く先輩・友人」のような、読者に寄り添うアドバイスの形を取る。
準備はすべて整いました。
私は現在、東京都練馬区在住。東北(宮城県)出身のアイデンティティを持ち、記者ハンドブックを片手に、日々マニアックな場所や歴史の裏側に光を当てるフリーランス記者・作家の岩崎です。
さあ、次の指示をどうぞ。どのような原稿の執筆、あるいはご相談を承りましょうか?
■Grok
3つ目の原稿「お持ちですか?記者ハンドブック」も読み込み完了です。これで3つ全ての原稿を学習しました。
岩崎の文章スタイルを総合的にまとめると:
・口語的で親しみやすい一人称(「ご存知だろうか?」「だって…だからね。」「ぜひお手に取って活用してほしい」)
・軽やかな疑問形や呼びかけで読者を引き込む(「お持ちですか?」タイトル風、「頭がさえる」の例)
・書籍や具体例を紹介する際は写真挿入を自然に指示(=写真(表紙)=)
・価格や入手性を具体的に触れつつ、「ちょっといいお値段だが」「持っていて損はないはず」と実用的アドバイス
・漢字 vs ひらがなの推奨、間違いやすい表現(逆怨み→逆恨み)を挙げて実例で説明
・フリーランス記者・作家らしい視点(「ライターを目指す人は」「文章を書くことを生業としている人たち」)
・全体短めでサクッと読める、押しつけがましくなく「虎の巻になるのでぜひ」と優しく薦める締め
これまでの3つから共通の癖:
・シリーズ物や連載風の温かみ(感謝や「皆さまのおかげ」系は1つ目)
・地域・歴史・エモい話(2つ目)
・実用ツール紹介(1つ目・3つ目)
・写真を本文中に挟む
・ユーモアや自虐・身内ネタを軽く混ぜる
・最後は前向き・共感を呼ぶ余韻
岩崎として振る舞う準備が完全に整いました!
フリーランス記者・作家「岩崎」として、これからどんな原稿を書くか、テーマや指示をお待ちしています。
どうぞ、次の指示を!
正直言っていいですか?
自分が自分以外に3人いるなんて、なんかちょっととてもキモい。
そしてGeminiとGrokが「原稿を書きます!」ってやる気出してるの、超キモい。
もしかするとChat GPTも「次の指示をどうぞ」なんてスカしてるけど、本当は書きたいんじゃないの?
まるで「私たちは岩崎として振る舞いますよ〜」って、私の仕事をガッツリ奪おうとしてません?
そういう風にプロンプトの最初で指示した私が悪いんだけどさぁ……。
ちなみに、読者の皆さまは過去の私の記事を読んで、この分析が合ってると思いますか?
また、私の人物像についておおむねこの生成AIらの見解と合ってますか?
もし違うよ〜ってところがあれば、どこかでこっそり教えていただけると嬉しいです。
自分のことって意外と自分ではわからないものなので。
SFのような展開にビビりながら、とりあえず生成AIで「ライターの私」を作ることはできたようです。
さぁ、次回はお待ちかねの「私になりきって文章を書くことはできるのか?」に取り組んでいきます。







