AI vs クリエイターの私 ~その技術、敵か、味方か~ 第3話その3
ざっくり言って前回までのあらすじ。
AIのうち、LLM(大規模言語モデル)はどこまで文章に色をつけることができるか?試しに生成AIに自分の文章を学習させて文章を作ってみようかな?
というわけで、現状自分が無料で使えるAI「Google Gemini(以下、Gemini)」「ChatGPT」「Grok」に、クリステで自分が作った文章を学習させた上で、お題を出して文章を作らせてみることにしました。
そのためには、まず「プロンプト」を書かなければいけない。プロンプトとは、と調べたところ色々な解説が散見されたので、それを受ける当事者たちに聞いてみました。
各々に「プロンプトとは何か説明してください」と打ち込んだところ、以下の回答が表示されました。
Gemini
「プロンプト(Prompt)」とは、一言で言うと**「AI(人工知能)に対する『指示』や『命令』」**のことです。
AI(ChatGPTやGeminiなど)は、私たちが入力した言葉をきっかけに考え、答えを生成します。その「きっかけ」となるテキストや画像のデータすべてを指してプロンプトと呼びます。
プロンプトの役割を例えると?
プロンプトは、人間同士のコミュニケーションにおける**「お願いの仕方」**に似ています。
- 悪いプロンプト: 「カレーの作り方を教えて」
- AIは一般的なレシピを出しますが、それが「30分で作りたい」のか「スパイスからこだわりたい」のか分かりません。
- 良いプロンプト: 「料理初心者でも30分で作れる、市販のルーを使った美味しいカレーのレシピを教えて」
- 条件が具体的(初心者、30分、市販ルー)なため、AIはより役立つ回答を返せます。
良いプロンプトを作るための「4つの要素」
AIから理想の回答を引き出すためには、以下の要素を盛り込むのが効果的だと言われています。
- 指示 (Instruction): AIに何をさせたいか(例:要約して、ブログを書いて)。
- 背景・文脈 (Context): 誰向けか、どんな状況か(例:小学生でもわかるように、ビジネスメールとして)。
- 入力データ (Input Data): 具体的に処理してほしい内容(例:この文章を、この数値を)。
- 出力形式 (Output Indicator): どんな形で出してほしいか(例:箇条書きで、表形式で、300文字以内で)。
プロンプトが重要な理由
最近では、AIに最適な指示を出す技術のことを**「プロンプト・エンジニアリング」**と呼び、一つの重要なスキルとして注目されています。
AIは非常に賢いですが、私たちの「頭の中にある意図」を完璧にエスパーすることはできません。プロンプトを工夫することで、AIの能力を100%引き出せるかどうかが決まるのです。
メモ: プロンプトは文字だけでなく、画像生成AIの場合は「どんな絵を描いてほしいか」というキーワードの羅列もプロンプトと呼ばれます。
もしよろしければ、**あなたが今AIを使ってやってみたいこと(文章作成、調べ物など)**を教えていただければ、それに最適なプロンプトの例を一緒に作成してみましょうか?
ChatGPT
プロンプト(prompt)とは、AIやコンピュータに対して何をしてほしいかを指示・入力する短いテキストや命令のことです。主に次の点で理解できます。
– 定義:モデルに与える入力全般。質問、命令、文脈、制約などを含む。
– 役割:モデルの出力内容・形式・口調・範囲を決める。良いプロンプトは望む結果を得やすくする。
– 種類:
– システムプロンプト:モデルの振る舞い(例:口調や役割)を設定する内部的指示。
– ユーザープロンプト:利用者が直接入力する質問や命令。
– アシスタントプロンプト:モデル自身が生成した補助的な指示や例。
– プロンプト設計のコツ(プロンプトエンジニアリング):
– 具体的に書く(目的、出力形式、制約を明示)。
– 必要なら例を示す(入力→期待出力の例)。
– 出力の長さや口調を指定する(箇条書きで、フォーマルに、など)。
– ステップ分解する(複雑な作業は段階に分ける)。
– 例:
– シンプル: 「明日の東京の天気を教えて」
– 具体的: 「明日(東京)の天気予報を時間帯別に、最高/最低気温と降水確率を箇条書きで教えて」
– 役割指定: 「あなたはプロの編集者です。以下の文章を読みやすく校正してください:…」
まとめると、プロンプトはAIに「何を」「どのように」してほしいかを伝える指示文であり、書き方次第で出力の質が大きく変わります。必要なら、具体的な目的に合わせたプロンプト例を作りますか?
Grok
プロンプトとは、主にAI(人工知能)やコンピュータシステムに対する入力として使われる用語で、システムに特定の動作や出力を行わせるための指示やクエリを指します。以下で詳しく説明します。
1. AIや生成AIの文脈でのプロンプト
- 定義: ユーザーがAIモデル(例: ChatGPTやGrokのような言語モデル)に入力するテキストのことです。このテキストを通じて、AIに質問をしたり、タスクを指示したりします。AIはプロンプトに基づいて、応答を生成します。
- 例:
- プロンプト: 「東京の天気を教えてください。」
- AIの応答: 現在の天気情報を出力。
- 重要性: プロンプトの質がAIの出力の精度や創造性を左右します。詳細で明確なプロンプト(プロンプトエンジニアリング)を使うと、より良い結果が得られます。例えば、「東京の今日の天気を、気温と降水確率を含めて日本語で説明せよ。」のように具体的にすると、応答が洗練されます。
- 種類:
- ゼロショットプロンプト: 例なしで直接指示(例: 「この文を翻訳せよ。」)。
- フューショットプロンプト: いくつかの例を入れて指示(例: 「例: Apple → りんご。次にBananaを翻訳せよ。」)。
- チェイン・オブ・ソートプロンプト: ステップバイステップで考えるよう促す。
2. コンピュータやプログラミングの文脈でのプロンプト
- 定義: コマンドラインインターフェース(CLI)やシェルで、ユーザーがコマンドを入力する準備ができていることを示す記号や文字列(例: $ や >)。また、プログラムがユーザーに入力を求めるメッセージもプロンプトと呼びます。
- 例:
- Bashシェルでのプロンプト: user@host:~$ – ここでコマンドを入力。
- Pythonのinput()関数: name = input(“あなたの名前を入力してください: “) – これはユーザーに名前を入力させるプロンプト。
3. その他の文脈
- 一般的な意味: 「促す」や「誘導する」という英語の”prompt”の意味から、行動を促すヒントやきっかけを指すこともあります。例えば、演劇で台詞を忘れた役者に台詞を教える「プロンプター」。
AIの普及により、最近は特に生成AI関連の意味で使われることが多いです。もし特定の文脈(例: AIプログラミングやCLI)について詳しく知りたい場合、追加で教えてください!
おぅ、どうしよう。概ね同じことを言っているが、AIによって着眼点や表現の仕方、構成が異なる。例えるなら「○○系ラーメンだって聞いたから、どこも同じだろうと思って店に行ったら微妙に違った」って感じ。
Geminiは店主が「ウチのラーメンおいしいでしょ?」って話しかけてくるラーメン屋。ChatGPTはシンプルで無駄がなく、「結局この味が一番落ち着くんだよね~」って感じのラーメン屋。Grokはトッピングと調味料が充実してて、「次来た時は別なの試してみよう」って思うタイプのラーメン屋。
私の例え方は考えものですが(自分で言うな)、恐らくAIも種類というかプログラムというか、運営する会社によってかなり差があることがわかりました。
これは……私の文章を学習させた上でそれぞれに文章を生成させ、そして互いを評価させたら面白いことになりそう。誰が一番私っぽい文章を書けるか、そして誰が一番私になれるか。次のプロンプトを読み込ませ、まずは元となる文章を作ってもらうことにしました。
①あなたは、これからフリーランス記者・作家の「岩崎」という人物になってもらいます。岩崎になってもらうため、今から3つの原稿を読み込んで、岩崎という人間の文章の構成や書き方の癖などを学習してください。 1.ちょっとマニアックな博物館めぐり番外編 博物館の探し方 2.仙台育英の快挙!甲子園の優勝旗が白河の関越え……東北人にとっては意味があることなんです 3.お持ちですか?記者ハンドブック (クリステのリンクを読み込ませるのではなく、テキストを直で貼り付けて対応しました。何が起こるかわからないからね)②次に、あなたはこれから「岩崎」になったつもりで、次の条件に沿った文章を作成してください。 テーマ:地域猫のトラ猫が全く懐いてくれない 体裁:エッセイや雑談 媒体:「岩崎」が運営する個人ブログ 文字数:タイトルは30字程度、本文は600~800字程度 掲載日:今日から3日後
思いつきで始まろうとしているAIモノマネ大会、そしてバトルロワイヤル(?) 勝ったところで地位も名誉も得られないが、果たして結果はどうなる!? そもそも、私の文章の意図するところを正確に理解し、私の文章を再現できるAIはいるのか!?
不安しかありませんが……次回に続きます。







