2026.01.20
祇園界隈とリアル国宝
choco旅
ライター
DECO KATO
加藤 デコ氏
1時間で意外に散歩できます
1月某日、京都へ出かけた。
午前中、祇園界隈を散歩。これが意外に楽しかった。

五条通を越えるとすぐにこんな眺めが現れる。
電柱と電線が邪魔ではあるけれど…。

お地蔵さまに飾られた花。
関西では8月に地蔵盆という地域の行事があるためか、街のあちこちにお地蔵さまが住んでいる。
「お花を替える当番になると大変だよう」と知人がぼやいていたが、
街の風情がそうやって守られているということだろう。

北上すると花街の街並みになっていく。打ち水が美しい。
料亭や仕出屋さんの裏口では、市場から仕入れたものを整理したり、
氷やおしぼりなどが搬入されたりしている。
夜とは違う風景があり、それを肌で感じるのも楽しい。
童のようなおみ足
午後、南座で「坂東玉三郎お正月お年玉-お話とシネマのひととき-」へ。
この日は、片岡仁左衛門さんがゲストで、シネマ歌舞伎は『廓文書吉田屋』。
NHK「プロフェッショナル」に仁左衛門さんが、
お正月のTBS「マツコの知らない世界」に玉三郎さんが、
それぞれ出演した直後ということもあってか満席だった。
興味深いお話がたくさんあったのだが、それは横に置いておく。
私が感動したのは玉三郎さんのお足元である。
羽織袴、草履で椅子に浅く腰掛けて座っていらっしゃるそのお足元が、
「ちょこん」とというか、「そっと」というか、
力が入っていないのにいつもきちんとそろっていらっしゃって、
なんとも美しいのだ。
高い椅子に座った子どもが足をぶらぶらさせることがある。
ああいうかわいさ(?)のまま、足はそっと舞台に触れているような。
思わず「童のおみ足」と名前をつけてしまった。
祇園とおみ足、とても美しいものを見て、
1月の京都の旅はお年玉のようだったなと思っている。






