映像2025.08.29

万博②グルメもあるよ

万博
映像ディレクター
秘密のチュートリアル!
野辺五月

※万博一日目→万博行ってきました ①持ち物情報他

万博二日目、作戦は極めてシンプルでした。
私達は予約がまたもできていなかったので、一つだけ絞り込んで他を捨てることにしました。
当日の予約アタックは当然狙いますが、確実なのは並ぶこと。
前回同様、あまり実際行きにくい場所にいきたいという思いがあったため
狙いはクウェート館です。

 

砂漠2種類目をというのと、プラネタリウムがすごいらしいという話でした。
なお再びゲートは西を選びました。前日で様子が読めていたことと、バスが多いことがポイントです。タクシーの情報などもあったのですが、確実な方がいいということと、一か所に絞ったことと、馬鹿みたいに並ぶイタリアやアメリカではないということでの決断でした。
少しばかりで遅れましたが会場に入ると一目散へ。
ところが、案の定人気のパビリオンだけに、入場制限ならぬ列制限がかかってしまいました。
それでも、何とかはやめにつけていたので近くのベンチで様子見……
するとラッキーにも割と早く再開したので、並ぶことができました。
中は体験型のコンテンツがもりだくさん。
砂漠の砂はこちらにもありましたが、前日の赤い砂と違って、白い砂。
これはこれで大変美しく、魅力的でした。


そしてプラネタリウム……これが物凄く魅力的でした。満点の星もさることながら、色々風土について学べる大人の社会科見学ですね。

 

さて、クウェートを堪能したら、クウェートレストランへ。
前日にミシュランのシェフがやっているバーレーンのカフェにお邪魔し、こちらもきになったのですが、どうしてもクウェートのラムのお食事がきになりまして……
レストランで楽しかったのは一切日本語が通じないこと笑
英語は通じますが、ちょっとした海外観光旅行のようで楽しいです。クウェートのレストランは席数が多めだったのもあり、また10時台後半にたどりつけていたこともあり、一周目にすべりこむことができました。
ただ迷惑客が……。日本の方でしたが、言うことを聞かず、相席NOといいながら勝手に入って席に座りだす人がいまして。面白かったのは、ホールを仕切っているおねえさんが散々注意して、戻ってきて、わざとらしく「やれやれ」ポーズをしたこと。こっちに向けてです。失笑しつつ、応援していたのをみていたようでした。待っている常識あるひとびとは反対に相席でもいいという言い方や、何人までいけるのかなどを確認しあい、メニューの共有などもしまして……かえって「楽しもう」というムードが流れました。
お料理は、ラムマグブース3850円


ラムをじっくり、ほろほろになるまで煮込んだものをサフランライスに乗せて、トマトソースのようなものをつけて食べるものが非常に美味しかったです。またドリンクがアルコール禁止の分ノンアルコールカクテルの中にある、レモネードがめちゃくちゃおいしくて…‼新鮮な驚きでした。
食べ終わったら、次に向かうわけですが、今回は偶然日本館がとれた(予約)ので、こことの兼ね合いをみながら移動することになります。前日行きそびれた場所をチラホラ冷やかしてまわります。この日はわりと食い倒れと決めていたのもあり、そちらを重点的に紹介しますと
狙っていたポルトガルのエッグタルトは、もう売り切れていて、12時頃にはにはありませんでした。
ところがなんと14時頃に再び通りかかると不自然な列ができはじめており……勘を信じて並んで、見事にゲット。これが非常に美味しかったです。もっと買いたかったくらい。
同時にクウェートは朝ごはんだったので、軽食をこのタイミングでとることにし…噂されていた、世界一の食事 レチョナをいただきました。

コロンビアの食べ物で、子豚の中に米・野菜・スパイスを詰めて焼いたもの……こんがりカリカリの皮とトウモロコシのパンとセットになっています。
これが物凄くおしくて……豚肉とご飯ととうもろこしでしょうか?混ざり合ってぱらっぱら……チャーハンのような食感は日本人好みだと思います。同時にここでも珈琲をとおもいましたが、前日に兎に角珈琲三昧をしすぎたので、レモネードをゲット。とても爽やかでクウェートとは違うタイプのおいしさでした。ふらふらと、していると、あっという間に日本館の予約時間に……。
ここが思ったよりずっと面白かったです。


ただ注意事項としては、イヤホンマスト!音声ガイドがとても充実しているので持っていかないと楽しさ半分してしまいます。ハローキティは相変わらず仕事を選ばず、今回は、このパビリオンのテーマ……この万博のリサイクル(ゴミ活動)の一環で「藻」になっていました。

何種類もの藻のキティはシュール。ドラえもんも日本ならではのリサイクルや、伊勢神宮など古い建築含めて、スクラップ&ビルドしやすい仕組みを操っている日本の風土と文化についてかたってくれます。あっという間の時間がすぎて……ちょっと疲れたところ休憩です。
前日からのお気に入りのブルンジの珈琲‥‥…コモンA館へ。
なんと今回はフロートだけでなく、パフェがお目見えしておりまして美味しくいただきました。

またマルタの名物の固いパンは中のツナが美味しく朝ごはんにぴったり。(もちかえってたべました)
折角なので独裁国家とやらもみようと……某所へ。何というかすごいですね。この人がやりました、この方がすごいですというのが、物凄く押し出されていて……ビックりでした。でもこれも交流が無かったら分らない情報なので、よかったです(トのつく国

また時系列ではいつだったか忘れましたが、雨が降って急遽逃げ込むこともありました。
その際は、おかげでフランスの列が短くなっていたため、いってみることにしました。こちらも大当たりです。というのも、映像コンテンツなどで必ず見なければならない、いわゆる一緒に進む場所がないため各々のペースで動くため、列に対してすすみがはやいんですね。フランスではロダンの彫刻やDior、Louis Vuittonなどのブランドのオートクチュール、そして千年杉ならぬ樹齢の長いオリーブ(直送?!)があり、どれも非常に楽しかったです。
象徴的なのはノートルダム寺院と、首里城の再現……文化を大切に、焼失しても元に戻すという意味においても、友好国などのだというメッセージのインスタレーションは幻想的でもあり、わくわくもしたし、親近感もわきました。


その後、ベルギーはいかねばと、(あつすぎて、アルコール三昧は諦めつつ)絶品のポテトフライと、ベルギーチョコのアイス、ワッフルをいただきました。(一部は持ち帰り)その後、カタールがこの日は感謝デイ的な?やつで、一般入場が午後から……たまたまその時間に出くわしたので、ゆっくり入り、楽しんで……出てきたら配布の珈琲をいただきました。
此方のコーヒーもしっかりしたタイプで、なかなか日本では飲めないもの。
配布の途中で実は珈琲が切れたのですが、ちょっと待ちました。雨にふられても待った甲斐がある味でした。その他、ゆったりとお土産を買ったりもしました。ちなみにお土産でいうと、今回の収穫はコイツでした。カタールパビリオンのお土産コーナーです……


デザインが可愛いものが多くて、また海洋についてカタールの特性を学べたり、偶然ながら「文字」をかいてくれる時間にあたり、自分の名前をかいてもらいました。よめないですが、こういうのって嬉しいですね。購入したものは普段づかいできる、ある意味でどこでもかえるものですが、ちょっと作りがかわっていて、かつ、海洋生物の絵が可愛くて、非常に満足しています。他にもインドがこの日から、食べ物を出すということでいって……チャイをゲット。
カレーも非常に美味しそうでしたが、お腹いっぱいなのでパスです。他もふらふら見て、ぎりぎりの時間まで楽しんで万博を後にしました。

 

もう一度行きたいと素直に思える体験でした。(あつかったけれど
世の中には知らないことがたくさんあって、知らない国、文化があります。訪れることが出来るかもしれないところのエッセンスをこんな形で手に入れられるのは稀有な経験だと思うので、駆け込みを狙う方は是非。
予約がなくても十分楽しめる&美味しい万博なのでした。

プロフィール
映像ディレクター
野辺五月
学生時代、研究の片手間、ひょんなことからシナリオライター(ゴースト)へ。 HP告知・雑誌掲載時の対応・外注管理などの制作進行?!も兼ね、ほそぼそと仕事をするうちに、潰れる現場。舞う仕事。消える責任者……諸々あって、気づけば、編プロ・広告会社・IT関連などを渡り歩くフリーランス(コピーライター/ディレクター)と化す。 2015年結婚式場の仕事をきっかけに、映像畑へ。プレミア・AE使い。基本はいつでもシナリオ構成!2022年は現場主義へ立ち返り、演出・構成をメインに活動。現在の主流は「インタビュー」「取材」もの&裏方の進行。2024年からは取材軸でのライター業も復活。 媒体問わず、「作るために作る」ではなく「伝えるために作る」が信条。 趣味の飲み歩きが高じて、ロケ地や打ち上げ等「お店の手配」はお手の物。

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