「しあわせのリカちゃん展」加賀友禅×リカちゃんの優雅なコラボ

金沢
ライター
いんぎらぁと 手仕事のまちから
しお

現在、金沢の「しいのき迎賓館」では「しあわせのリカちゃん展 in しいのき迎賓館」が開催されています。

リカちゃんといえば、ほとんどの女性が通ってきた着せ替え人形の代表格。私ももちろん、子どものころはお人形さんごっこが大好きでした。(うちにいたのは「ジェニーちゃん」、そしてなぜかリカちゃんではなく、リカちゃんのお友達の「いづみちゃん」でした)

「しあわせのリカちゃん展」は地方を中心に開催されている巡回展で、金沢は8か所目の開催地となります。2027年には誕生60周年を迎えるリカちゃんの今と昔が余すところなく見られる企画展です。

入場してすぐに展示されているのは、初代から4代目までの歴代リカちゃん!

初代はつり目がちで表情もかなりクールな印象。現代のリカちゃんと歴代リカちゃんの違いを一堂に観察できるのも、貴重で面白い体験です。

こちらはリカちゃん30周年の際に制作されたという、「リカちゃんアルバム」の4体。

赤ちゃんの時から幼児期、中学生になったリカちゃん、23歳の社会人(服が少しバブリー?)、その2年後に結婚し、30歳で出産したママリカちゃんまで、永遠の小学5年生であるリカちゃんの知られざる未来が見られます。

圧巻なのが数々のブランドや会社、キャラクターや雑誌などとのコラボリカちゃんを展示する「ゆめみるリカちゃん」。

「マリ・クレール」や「TUMORI CHISATO」「PINKHOUSE」などとコラボしたおしゃれリカちゃんや、「ベアブリック」や「スーパーマリオ」とコラボしたキュートなリカちゃんは必見です。

サンリオの人気キャラクターとのコラボリカちゃんも可愛すぎました!

そして、今回の展示の大きな見どころとなっているのが、金沢限定の「加賀友禅リカちゃん」です。

人形サイズで作られた本物の加賀友禅の着物を着たリカちゃん、きらちゃん、かおりちゃんが優雅に並んでいます。


加賀友禅伝統工芸士・田野美恵さん「グロリオーサ」×リカちゃん


加賀友禅伝統工芸士・濱田泰史さん「月兎」×かおりちゃん


加賀友禅伝統工芸士・濱田泰史さん「猫に牡丹」×きらちゃん

加賀友禅の着物はもちろん、帯や小物、草履に至るまですべてがリカちゃんサイズ!

それでいて丁寧に手描きされ、染め上げられた加賀友禅が黒髪のリカちゃんたちにとても似合っています。

また、石川の四季の風景パネルと共に紹介されている「歳時記リカちゃん」も、日本生まれのリカちゃんファミリーの1年を振り返るようで楽しい気持ちになります。

夏らしさのあるお祭りを中心に、ひな祭りや七五三、お月見やお正月など、家族みんなで楽しむリカちゃんファミリーの様子にほんわかしちゃいます。

令和のリカちゃんファミリーは指揮者として世界中を飛び回っているパパもイクメンに、33歳で6人を出産したママはさらに若い見た目にアップデートしているそうです!

別会場にはリカちゃんハウスやリカちゃんのレコード、等身大リカちゃんハウスの撮影スポットなども。

リカちゃんの世界を存分に楽しめる「しあわせのリカちゃん展」は、お人形さんごっこに夢中になった「しあわせなあの頃」だけでなく、「Kawaii」や「わくわく」も感じられるすてきな空間でした。

しあわせのリカちゃん展 in しいのき迎賓館
開催場所:しいのき迎賓館 ギャラリーA・B
(石川県金沢市広坂2丁目1番1号)
開催期間:2025年7月25日(金)~8月24日(日)
開催時間:10:00~17:00(最終入場は16:40)
料金:一般800円、小学生以下500円※3歳以下無料

プロフィール
ライター
しお
ブランニュー古都。 ふるくてあたらしいが混在する金沢に生まれ育ち、最近ますますこの街が好きです。 タウン情報サイトの記者やインターネット回線、動画配信サービスのまとめ記事などを執筆しながら見つけたもの、感じたことをレポートします。 てんとうむししゃ代表。

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