広島PARCO本館イベントスペースで期間限定オープンしている「KIRIN BEER HALL HIROSHIMA 2025」に行ってみた。

広島PARCO本館は、かつて被爆建物「キリンビヤホール」があったそうで、パルコ広島店とキリンビールが「復興80年プロジェクト」として復活させたそう。プロジェクトの趣旨は「人々のつながりを生み、復興を支えたビアホールを知ってもらうこと」。とても素敵な取り組みだと思い、興味を持った。

いろいろ調べてみたところ、キリンビヤホールは1938年に誕生。1945年8月6日、原爆で建物が破壊され枠組みだけ残ったが、4カ月後に営業を再開し、取り壊される1991年まで営業を続けたそうだ。

メニューはクラフトビール8種類のほか、広島のご当地グルメ「がんす」や「コウネ（牛の肩バラ肉）」などのフードメニューもあった。わたしは、広島菜漬け入りの卵焼きをオーダーしてみた。ふわふわとシャキシャキ、食感の組み合わせが楽しい！

わたしが訪れた日、お勤め帰りであろう人たちや、海外の観光客の人が立ち寄って、ビールと会話を楽しんでいた。こんな平和な日々があるのは、先人の皆さんのお陰であることを、改めて実感した時間だった。