4月のある日、ずいぶん久しぶりに「肉割烹 幹 KAN 本店」にお邪魔してきた。開店した2017年に初めて訪れたときは、老舗の日本料亭のような高級感の漂う店構えに、ちょっと気後れした。しかし、芸術作品のような料理と、スタッフさんたちの丁寧な接客に感動！ カウンターに立つシェフも気さくに話しかけてくれて、おひとりさまでも居心地が良かったのでリピートしたくなった。…と言っても、正直、わたしは常連客とは言えない…(笑)。高級店なので、頑張った自分へのご褒美など、特別な日を選んで訪れている気がする。当日カウンターに立っていたのは岸田シェフ。めったに来ないわたしを「お久しぶりですね(^^)」と迎えてくれて、ほっこり。

お店のメニューはコースと単品があり、わたしは、いつも単品を選択。メインの写真は「牛とろといぶりがっこのポテトサラダ」。いぶりがっこの薫香と食感が大好きで、来店するたびに食べている気がする。牛とろのフレークが口のなかでとろけていくのも、たまらん！ そして、下の写真は「ローストビーフにぎり」と「雲丹と牛とろフレーク寿司」。高級な一貫が口の中で一瞬にして無くなってしまった！

幹の魅力は、お料理がおいしいのはもちろんだが、器や酒器にもこだわっているところ。食事をしながら、芸術鑑賞をしているような気分になる。写真の円錐型のお猪口も、なかなか見かけないデザインだ。

わたしは、毎回ひとりでふらっと立ち寄るのだが、人気店なので、特にグループで利用する場合は予約したほうが安心かも。個室になっているお座敷もあるので、周りを気にすることなく、家族や友達とプライベートな時間を過ごしたい人にもオススメ。本店以外にも広島市内に「肉割烹 幹の弐」「肉割烹 幹の3」「おにくKAN.jp」と3店舗の系列店がある。まだお邪魔したことのない店舗もあるので、またいつか特別な日に…