年始と年末、気持ちの変化。

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつら ひさこ

去年の大晦日のことを割とはっきり覚えているのに、あれから1年が経とうとしているのにびっくりだ。毎年、新鮮に驚いている気がする。

京都の清水寺で毎年12月に発表されている今年の漢字は「金」だったそうだが(なんと5回目らしい)、自分にとっての今年の漢字は何だったかというと、「動」だろうか。

 

去年の自分に今の状況を話したら、「えっそんなことってあるの?」ときっと驚く。

状況的に難しいと思うことでも、誰かに相談したり、こういうことをしたいのだけどと話したりしていると、意外なところから物事がごろんと動くという体験ができたことが今年いちばん印象に残ったことかもしれない。

 

ところで今年は年頭から、月初めにやりたいこと、希望が叶ったことなどをあれこれノートに書くことを続けていた。

年末の今、過去の自分の希望を読んでみると、叶ったこともあれば叶わなかったこともある。

不思議なのは、叶わなかったことについて感じるのは残念さよりも、ああそんなことも考えていたんだなぁという気持ちになっていて、数か月前の自分の考え方と随分と違いがあることに気づく。

気持ちを記録として残しておくと、そういう違いが感じられるのが面白い。

 

12月はとても好きな季節で、本当は毎年じっくりゆっくり四季を感じたいのだが、恐ろしいスピードのまま今年が終わろうとしている。

 忙しい時だからこそ、隙間時間にお茶をゆっくり飲むとか、読みたい本を買うだけ買っておくとか、ちょっとした嬉しくなることを積み重ねて、気持ちが豊かでいられますようにと願う。

 

少し早めですが、皆様、どうぞ良いお年を。

プロフィール
ライター
かつら ひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、ライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズ、お茶を飲みながらぼんやりすること。

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