付加価値を生む提案で、“顧客満足度世界一”のゲーム開発会社へ。技術×提案力で顧客の未来を拓く
コンシューマー(消費者)向けのゲーム開発、3DCG制作・映像制作の事業を展開する横浜のD-bas株式会社。代表の蛭川 善文(ひるかわ よしふみ)さんは建設業界での業務を経験後、CG制作を行う会社に入社。その後、D-basへジョインしました。強みである“提案力”を活かし、顧客に対して付加価値を提供して「顧客満足度世界一」を目指すという蛭川さんに、入社をした経緯や会社の強みなどについて伺いました。
開発者から営業への転身。その選択が代表の道へ

蛭川さんのこれまでの経歴について教えてください。
キャリアのスタートは建設会社からでした。しかし、長くは続かず、もともと興味があったゲーム業界を志し、運よくCG制作の会社に入社できました。最初は、データから画像や映像を生成するレンダリングが正しくできているかを確認する作業を行っていました。その後、動画編集やモーション技術も習得し、徐々に開発業務にも携わるようになりました。
そして、当時働いていた会社から、とある会社へ出向しました。当時は開発を中心に携わっていたのですが、メンタル面で少し疲れてしまって会社に行けない日々が続きました。当時の部長でD-basの2代目の社長を務めた猪狩が「外で動く営業なら、毎日会社に来なくても続けられる。やってみろ」と提案をしてくれて、営業のポジションで仕事をするようになりました。猪狩の言葉があったからこそ、今ここにいられると思っています。
D-basではどのようなお仕事を経験され、代表に就任されたのでしょうか?
最初は出向・協業という形で関わっており、デザインやCG、営業、進行管理など全セクションの業務を経験しました。すべての業務の流れがわかっていたこともあり、コロナ禍に突入したタイミングで外部取締役に就任。ベトナムの協力会社への投資や経営参画を通じ、国際的な事業拡大も行いました。
開発から営業まですべて携わった経験と事業拡大の実績から、2024年に3代目の代表取締役に就任しました。
ゲーム開発だけでなく、3DCGや映像にも取り組む。そのワケとは?

現在の事業内容について教えてください。
現在はゲームの開発を中心としたコンシューマー向けの受託開発をメインに行っています。誰もが知っているような有名タイトルなども手掛けています。
また、エンタメ領域で3DCG制作、映像制作などにも取り組んでおり、基本的には上流から下流までを一貫して行っています。
ゲーム以外のエンタメ領域にも事業を展開している理由は何でしょうか?
リーマンショックが起こった時に、ゲーム会社がたくさん倒産しました。私たちとしてもゲーム以外の領域に進出することでリスクを分散し、会社の基盤を強くしたいという思いで事業を拡大。はじめはパチンコのムービーなどを作ることから始めました。今ではメタバース空間の開発などにも携わっています。
ゲームの技術とデザイン・クリエイティブの両方を横断でき、ゲーム開発で培った表現をいろいろなものに転用できることが私たちの特徴です。
“提案力”が最大の強み。「顧客満足度で世界一」へ
ゲーム以外の幅広いコンテンツを手掛けているのも御社の特徴ですね。強みはどのように捉えていますか?
私たちはビジョンとして「顧客満足度世界一を目指す」と掲げています。クライアントがD-basと仕事をしたら「出世した」「会社の評判があがった」と感じてもらえるような付加価値を提供することを意識しています。プロジェクトが成功することは当たり前で、その先の相手の未来を考えるような提案が大切だと考えています。
そのために大事になるのが、“提案力”です。例えば、クライアントから要望があったとしても、望む未来から逆算をして「では、こうしましょう」と別のやり方を提案することもあります。
提案力を大事にしているからこそ、普段から社員にも自分の考えを持って発言するよう促しています。例えば、「これをやってもいいですか」という意思を確認するだけの提案ではなく、「これをこうしたいです。理由は~です。どうですか?」と具体的な提案を軸にしたコミュニケーションを大事にしています。

蛭川さんは3代目の代表となりますが、代々引き継いでいるものはありますか?
D-basの由来は英語「Don’t become a stranger」のワンフレーズで、直訳をすると「他人にならないでください」という意味です。日常会話の中では「じゃあ、また来てね!」という意味で用いられます。クライアントとは一度きりのお付き合いではなく、「また会おうね」と言い合えるような会社でありたいという思いから、名付けられたそうです。
そういった意味では、私が考えている「提案力で相手に対して付加価値をつけていきたい」という思いは会社のアイデンティティと通じるもので引き継いでいっているものであるかもしれません。
技術でエンタメの生産性を変える存在に

今後の展望について教えてください。
今後はAIやさまざまな技術の発展でエンタメの業界も変化があると思っています。私たちもテクノロジーの力を使い今まで専門職がやってきた作業を効率化し、社員全員がプロデュース業務に携われるような体制づくりを進めていきたいです。そして、業界の先駆的な存在になっていければと考えています。そのために現在、AIなどの活用についても勉強中です。
そうすることで私たちが強みとしている“提案力”がさらに生きると思うんです。その先で、クライアントに幸せになってもらえたらうれしいですね。
D-basの社員に求められる力はなんでしょうか?
やはり提案力だと思います。ゲーム業界・エンタメ業界はクライアントから難しいことを求められることも多いです。それを「無理です」と跳ね返すのではなく、しっかりと寄り添い、「こうすればできるかもしれません」「こうしていきましょう」と自信を持って提案できることが大事です。
取材日:2026年3月30日 ライター:國府谷 純輝
D-bas株式会社
- 代表者名:蛭川 善文
- 設立年月:2016年10月
- 資本金:1500万円
- 事業内容:
・ゲームソフトの企画、製作及び販売
・画像、映像の企画、制作及び販売
・コンピュータグラフィックスの企画、制作及び販売 - 所在地:〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目4番地15 太田興産ビル新横浜3階
- URL:https://d-bas.co.jp/index.html#slider6-1
- お問い合わせ先:






