WEB・モバイル2026.02.10

成果を追求するデジタルマーケティングのプロフェッショナル。名古屋から全国へ、信頼の輪を広げる

名古屋
株式会社マインドファクトリー 代表取締役
Kiyoshi Tomioka
富岡 淳

名古屋を拠点にデジタルマーケティングで中小企業の課題を解決する株式会社マインドファクトリー。代表の富岡 淳(とみおか きよし)さんは、デザイナーを志して業界に入り、厳しい修行時代を経て独立。成果重視の戦略設計と高品質な制作で信頼の輪を全国に広げてきました。富岡さんのキャリアや会社経営の哲学、デジタルマーケティングへのこだわり、若いクリエイターへのメッセージなどを伺いました。

仕事に打ち込む父親に憧れて

子ども時代や学生時代、どんな夢を持っていましたか?

「仕事で活躍したい」と思っていました。その理由は父の存在が大きかったです。先輩と会社を立ち上げた父は年末年始にしか家にいないような仕事中心の生活でしたが、すごく楽しそうに仕事をしていました。
「社長になりたい」という気持ちは特にありませんでしたが、組織の中で上から言われて動くより、自分で意思決定を行うリーダー側が向いているんだろうなと感じてはいました。

大学を卒業後、デザインスクールで学び直す

高校から大学、そして就職までの道のりは?

高校まではバスケを続けていましたが、大学は情報学部に進んでパソコンやIT系の勉強をしていました。子どもの頃から絵を描くのが好きでプラモデルも得意だったので、クリエイターってかっこいいよなと思っていました。また、学部の学びとは直接関係のない色彩検定の資格を取得するなど、好きなことを追求していました。
大学卒業後はデザイナーになりたいと思い、デザインスクールでソフトの使い方やデザインの基礎を学びました。しかし、たった1年ではポートフォリオが弱く、就職活動の面接で厳しい指摘も受けました。
そんな中3社目で出会った社長と思いのほか意気投合し、給料がなくてもよいから入れてほしいと懇願して入社を決めました。名古屋で知名度の高いWeb制作会社で、ちょうど大規模な国営プロジェクトのWeb案件が入ったタイミングだったので、そのプロジェクトにデザイナーとして参画できることになりました。そこでWebに関するあらゆる知識を吸収しました。その社長さんは数年前に他界されてしまいましたが、私にとっては業界への道を拓いてくれた恩人です。

自分の力でどこまでやれるか試してみたかった

独立のきっかけを教えてください。

3年でプロジェクトを完遂し、契約満了になったタイミングでフリーとして独立しました。当時は26歳。20代なので失敗してもリカバリーできるという気持ちがありましたし、なによりも自分のスキルが世に通用するか試してみたかった。
ところが、超大型のプロジェクトに携わってきたために制作単価の感覚が狂ってしまい、見積もりが高すぎて通らない日が続きました。営業先もゼロからの開拓だったので、スキルや提案力には自信があったものの、顧客をつかむまでに予想より時間がかかりました。自分なりにもがく中で、徐々に信頼していただけるようになっていきました。

どのような経緯で法人化に踏み切ったのでしょうか?

結婚という人生の節目を迎えるタイミングでもあり、フリーランスとして4年間続けてこられたこと、そして自営業でもある義父が背中を押してくれたことをきっかけに、法人化に踏み切りました。
その時の義父の言葉がなければ、法人化もしていなかったと思います。
その話の中で、義父が若い頃に友人達と立ち上げた休眠会社があるから使わないかと誘いを受け、まっさらな状態であれば、そちらの方がストーリーもでき良いと考え事業移管する形で、新しいマインドファクトリーとして再始動することになりました。

仕事の成果が、次の仕事を生む好循環へ

法人化してからの道のりはいかがでしたか?

法人化してからはずっと右肩上がりで、コロナ禍もデジタル需要が増えて成長を続けることができました。
はじめの1〜2年はコンペで勝ち取った出版社のプロジェクトが忙しく、当時の記憶があいまいなほどです。一人では手が回らなくなったためメンバーを募り、現在は社員とアルバイトで10人ほどの組織になっています。

営業活動はどのようにされているのですか?

フリーランスになってしばらくは必死に営業しましたが、それ以降は一切していません。紹介だけで顧客が増えています。成果物こそが営業ツールだという考えがあり、依頼いただく1件1件でしっかり成果を出せば自然と信頼が生まれ、それが次の案件や紹介につながると信じています。
依頼は全国からいただいているのですが、オンラインを活用することで困ることはあまりありません。現地にはキックオフや年始挨拶で訪問する程度です。直取引がメインですが、最近は信頼できるパートナーや代理店経由の案件も増えてきました。Webにおけるマーケティングとクリエイティブはすべて当社に任せてもらうスタイルをとっています。

任された仕事を120%で返すこと

事業内容と強みを教えてください。

“デジタルマーケティング支援”がメイン事業になります。戦略設計からWeb制作、アプリ、紙媒体、パッケージまで、クライアントのリソースに合わせた最適なツールを提供しています。
単なるWebサイト制作が目的ではなく、成果を出すための戦略がコアにあるのが当社の強みです。品質にも注力し、サイト構成、デザイン、マークアップ、プログラミングなど徹底しています。家づくりのように地盤をしっかりと固めて崩れない、強いWebサイトを作っています。

印象的な事例はありますか?

福島市観光コンベンション協会のプロジェクトが印象に残っています。残り少なくなった復興支援予算を使って観光メディアを作成したのですが、ローンチ直後にコロナ禍が始まり観光客の誘致が難しくなってしまいました。 そこでコンセプトを練り直し、ふるさと納税の推進にシフト。関係各所全員の頑張りで、年間9000万円ほどだった寄付額が3年で8億円にまで増加しました。その後もブラッシュアップを続け、現在はPVも64万まで伸び、寄付額も22億円近くまで伸びています。(自治体オープンデータ「ふるさと納税寄付金額」

どのような工夫を行ったのですか?

経験豊富な編集長を置いたうえで、ライターは地元の主婦の方々を起用したんです。それで、地域に根付いた瑞々しい情報を発信することができました。
刺さるコンテンツで出した成果が国からも認められ、観光地の魅力を高め、地域経済を活性化させるために官民一体となって観光地域づくりを推進する「観光地域づくり法人(DMO)」に選ばれました。今では当時携わった方々はおりませんが、皆さんしっかり引き継ぎいただき、今でも良好な関係が8年も続いています。

富岡さんが仕事をするうえで大事にしていることはありますか?

「責任と信頼」ですね。任された仕事を120%で返すことを大切にしています。ともに働くスタッフにも「働き方は自由だけど、パフォーマンスは最大化してほしい」と常に伝えています。それが信頼となり、企業の成長につながっていると考えています。

最も信頼されるデジタルパートナーになる

今後の展望を教えてください。

これからも“少数精鋭のプロフェッショナル集団”をめざします。全体が見渡せる今くらいの規模感がストレスなく楽しいんですよね。無理に大きくする気はなく、お客さまからのニーズにお応えする形で自然に増えていけばいいと考えています。
拠点についても、今後も名古屋以外に設ける予定はありません。最も信頼されるデジタルパートナーとして、地域の中小企業に寄り添い、その企業のデジタル部門として案件をすべて任せてもらえる存在になりたいです。

どんな方と一緒に働きたいとお考えですか?

向上心があり、自分がなりたいイメージを持っている人ですね。自信と責任感がある方と一緒に働きたいです!

若いクリエイターへのメッセージはありますか?

私が若手の頃は、長時間働くのがあたりまえの時代でした。“量が質を生む”状態が自然と作られていたんです。働き方改革によって、今の若手は「働きたくても働けない」「働かせられない」状態になっています。私たちの時代に比べ、絶対的に経験の量が足りていません。
年齢に見合ったクオリティを出せないのは時代のせいでもありますが、その差を埋めて活躍したいのであれば自分を律してプライベートの時間を勉強に充てる必要があります。貪欲に量をこなせば周りとの差もつきやすいので、チャンスの時代だとも言えます。本物のスキルがほしければ、努力を惜しまないでください。きっと頭角を現せますよ!

取材日:2025年12月18日

株式会社マインドファクトリー

  • 代表者名:富岡 淳
  • 創業年月:2013年4月
  • 資本金:8,600,000円
  • 事業内容:デジタルマーケティング支援/Web制作/システム開発/SEO・MEO対策/広告運用など
  • 所在地:〒460-0007 愛知県名古屋市中区新栄二丁目2番1号 イノフィスビル7階
  • URL:https://www.mindfactory.co.jp
  • お問い合わせ先:https://www.mindfactory.co.jp/contact

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