大学時代のサークルの同窓会で熊本に来ています。ここ数年定期的に集まっては毎度おなじみの昔話と病気とクスリと定年と年金と子供と孫の話。せめて開催場所くらいは変化をつけようということで初の熊本での集まりです。僕はたまたま前日に福岡で小学生にコピーライターについて語るというフシギな仕事があったので博多駅から新幹線で熊本へ入りました。これは今回の楽しみの一つでした。

初めて九州新幹線に乗ったのです（※写真①）。九州新幹線が開通したのが2011年なので少なくとも14年、いやいや熊本市内に出かけるのはキヨちゃん（清原先輩）の結婚式以来だとすると30年以上ぶり。あの頃、博多～熊本はJRで80分以上かかっていました。それが今回はたったの38分。快適にもホドがあるというか、早過ぎです。きっと西村京太郎も「そんなバカな」と確かめに来たはずです。JRが本気を出したのでしょうか。思えば前に訪れたときはまだポケベルの時代。あれからPHS（ピッチ）→ケータイ→そして今はスマホ。NTTの進化を考えると、きっとJRも頑張ったのでしょう。

写真①

さて、今回の同窓会の参加者は僕を含めて9名。
①ロクさん（僕の同学年で一番の仲良し。東京と神戸の２拠点暮らし）
②いずみちゃん（同学年で熊本在住の女子）
※女子って言い方はこの時代はまずいのかな？そんなことばかり考えてしまうヘンな時代。だけど、本人がいいと言うはずなのであえて女子。
③キヨちゃん（清原さん。1学年先輩でこのサークルのリーダー格。大柄。熊本在住）
④ポチさん（田中さん。1学年先輩で熊本在住。玉置浩二似）
⑤奥村さん（1学年先輩で長崎出身、関西在住。記憶力抜群）
⑥ナオちゃん（1学年後輩でロクさんの妻）
⑦イノウエ（1学年後輩。ナオちゃんは「タエちゃん」と呼んでいる。この日は金髪の娘の彼氏の車に乗って福岡から来た）
⑧ジョン（同学年。僕たちのサークルでカメラマンを担当。この日は2次会にサプライズで登場。熊本在住）
⑨カドタ（僕です）

僕は先輩や同学年のロクさん達からは「カドタ」と呼び捨てでした。後輩からは「さん付け」かな。これはその後、社会人になって今でも同じ傾向です。小学校のときは「かどチン」か「ドカタ」、中学のときは「カドピー」。あだ名で呼ばれたのはそこまで。小学時代の「ドカタ」は昭和だったとはいえ、ふてほどですよね。あの頃でも多少子ども心は傷つきました笑。ちなみに「ふてほど」って去年の新語・流行語大賞ですが、今初めて使いました。

ロクさんのロクは彼がポリス（スティング）のファンでよく「Roxanne（ロクサーヌ）」を聴きながら「ろ～くさ～ん」とハモっていたことから付きました。いずみちゃんはそのまんま苗字のちゃん付け。今はちゃん付けも訴訟になるので、ここまでに二度いずみちゃんから訴えられてもおかしくありません。

キヨちゃんはやさしいジャイアン的存在で相変わらず仕切ってくれるので頼りになります。
ポチさんは上からはポチ、下からはポチさんと呼ばれていました。てっきり犬好きまたは愛犬的存在なのでポチなのだと思っていたのですが、なんと「やせっぽち」の「ポチ」で子どもの頃からの愛称だということ。今回の同窓会で初めて知りました！奥村さんのことは当時からずっと「さん」付けで呼んでいました。あの頃奥村さんとポチさんは一緒に住んでいて奥村さんはポチさんを「ポチ～、ポ～チ」と呼び捨てしていたのを何度も見聞きしていたので、ご主人的に思えてそれで「さん」付けだったのかもです。なおちゃんとイノウエは同級生ですがイノウエは呼び捨て。これはおそらく彼女のもつオーラというか存在感の証でしょう。マドンナも世界中で呼び捨てにされてますもんね。そして今回、二次会の途中で突然現れたジョン。本名は清水くん。当時人気のアメリカのバンド「ホール＆オーツ」の髭のジョン・オーツに似ているのでジョンと呼ばれ30数年ぶりの再会でしたが髭は健在。相変わらずのジョン。ジョンが来るのは知らされてなく、仕組んだのはサプライズ好きのロクさん。そういうところもあの頃のままで、失っていた何かを少しだけ取り戻せたあたたかい時間でした。

OB会の翌日、熊本市内を少し歩くと中心街はくりぃむしちゅー（地元出身なんですね）のイベントで人があふれていました。大盛況（写真②）。

写真②

そして街のどこにいってもくまモンだらけ（写真③④⑤⑥）。くまモンも確か九州新幹線開業のときに誕生したキャラクターですよね。今では完全な全国区。凄すぎだぜ。あ～～、何の進化もしていないのは僕だけ。と反省しても仕方ないと開き直り、帰りの新幹線に今乗り込みました。

写真③～⑥

ところで、僕たちのサークルの名前はPAJAMADATE（パジャマデート）ですが、その名前の由来はまたの機会に。