アメリカで「日本女性初ドラァグDIVAクイーン」として活躍するアーティスト、Shinyongさんへインタビュー!

Vol. 32
FIIND IT. LOVE IT.
Sayuri Fujii
藤井さゆり

アメリカと日本で、モデル、俳優、シンガーソングライター、17ライバー、ユーチューバーとして多方面で活躍するShinyong(シニョン)さん。

 

Shinyong@shinyongthechameleon – Instagram

 

Shinyongさんは「日本女性初ドラァグDIVAクイーン“Shinyong the Chameleon”」としても活動しているアーティストです。

 

Shinyong@shinyongthechameleon – Instagram

 

今回のコラムでは、「この世の喜びも悲しみも美の中に込めて」というモットーのもと、独自の審美眼を持つShinyongさんの音楽作品やクリエイティブ表現を、InstagramやYouTubeを通してご紹介したいと思います!

 

FIND IT. LOVE IT. のYouTubeチャンネルでは「ドラァグDIVAクイーンになったきっかけ」、「アメリカで活動する上で感じること」、「Shinyongさんにとってのソーシャルメディア」、ご自身もライバーとして活躍する「ライブストリーミングサービス17LIVEについて」などの質問をした、Shinyongさんへのインタビュー動画を公開していますので、そちらもぜひお見逃しなく!

 

まずは、Shinyongさんの「ドラァグDIVAクイーン」になるまでの経歴をちらっとご紹介したいと思います。福岡県出身、佐賀と沖縄育ちで、子供の頃は「世界を平和にしたい」という願いから、外交官になりたかったそうです。

 

主に中国、韓国との関係をよくしたいという思いから東アジアのことに関して興味があり、「外交官になって、国と国との衝突をなくしたい」という希望を胸に抱いていたそうですが、ある時、それは外交官がやることではなく、国際社会の中で自国の利益を追求することが外交官の仕事であることを知り、当時はショックながらも外交官になる夢は諦めます。

 

Shinyong@shinyongthechameleon – Instagram

 

外交官の夢を諦めても「私が思う国と国が仲良くというのはどこでできるのだろう?」と考えた結果、行き着いた先が「文化活動」。その「文化活動」としての最初のきっかけが、韓国で歌い始めたことだったそうです。韓国で活動をしていましたが、当時在籍していた東京外国語大学を休学中だったこともあり、帰国し大学を卒業、日本でモデルの仕事をスタートさせます。メーカーやブランドのイメージモデルや東京ファッションウィークへの出演、モデルの他にも、舞台や映画へ出演するなどの俳優業を行ったり、シンガーソングライターとしてアルバムもいくつかリリースしていきます。

 

「世界平和」のために行き着いた文化活動として、いわゆる芸能の道を歩み始めたShinyongさんですが、華々しい世界にいても「売れたい」などとは思わず、「人と人が通い合えるのは文化しかない」という強い意思を持って活動をしていたそうです。

 

Shinyong@shinyongthechameleon – Instagram

 

その後、2019年にアメリカへ移住、ニューヨークではShinyongさんの人生を変える出会いが待っていました。1980年代のVogueダンスのアイコン、セザール・ヴァレンティノとの出会いです。彼はShinyongさんがドラァグDIVAクイーンになるきっかけを与えてくれた人物。ゲイの世界やドラァグクイーンの歴史についても一から教えてもらったのだそうです。

 

セザール・ヴァレンティノ – Cesar Valentino 

 

ここでの詳しいエピソードは「ShinyongさんがドラァグDIVAクイーンになったきっかけ」として、コラム最後にあるインタビュー動画でお話されているので、ぜひそちらをチェックしてみてください!

 

ということで、その出会いからドラァグDIVAクイーン“Shinyong the Chameleon”として新しい表現を始めていきます。

 

そして現在、Shinyong the Chameleonとしてメインの舞台となっているのが、「イチナナ」と呼ばれるライブ配信アプリ17LIVE(ワンセブンライブ)。配信者は一般の人から人気アーティストまで幅広く、歌やパフォーマンス、トークやゲーム配信など、スマホ一つあればいつでもどこでもリアルタイムでライブ配信を楽しめる、台湾発祥の大人気アプリです。

 

Shinyong@shinyongthechameleon – Instagram

 

世の中が新型コロナウイルスにより活動の場がオンラインに移行すると同様に、Shinyongさんも活動の場を広げるため17LIVEでの配信を開始。

 

私もShinyongさんの配信を視聴させて頂きましたが、本当に面白いです!Shinyongさんの美しい歌声に聞き入ったり、その合間にリスナーさんたちと繰り広げられる大人の話題や愛のある掛け合いに爆笑したりと、毎回2時間で、歌ありお話しありの「ステージ」を全身全霊で楽しませてくれます。また、毎週日曜日には、リスナーさんの悩みや愚痴、困っていることにShinyongさんが回答してくれる「思いやり配信」を行っています。

 

Shinyong@shinyongthechameleon – Instagram

 

一昨年に行われた17LIVEのイベント「ゴールデンフェザー」では、ニュースター部門2位に輝いたそうです。ぜひShinyongさんの17LIVE、一度覗いてみてほしいです。爆笑して元気になること間違いなしです!

 

17LIVE:シニョン??Hunters

 

そして、シンガーソングライターとしても活動されているShinyongさんの楽曲にも注目して頂きたいです。

 

まずは、こちらの曲。

 

 

オフィシャルPV :Shinyong 「オモフクニ」OMOFUKUNI

Shinyong the Chameleon – YouTube

 

YouTubeの概要欄に載っている楽曲の解説をそのまま抜粋します。

 

遠く離れた国にいても、応援してくれる故郷・日本の皆さんに感謝の気持ちを伝える気持ちで制作した新曲「オモフクニ」。

冒頭、古語による歌詞から静かに始まり、桜の舞い散る美しい故郷を想う曲。

歌詞中に出てくる「桜」は日本を代表する花の一つで、アメリカのみならず世界の人々にも大変馴染みのある花。世界が様々な困難に立ち向かっている今、平和を愛する心や、人々を思いやる気持ちを歌を通して繋げていけたらと願っています。

​​

この解説を読んだ後にこの映像を見るとより楽曲の理解が深まります。歌詞とメロディの懐かしさ、儚さが幻想的な映像とマッチしていて何度も見てしまう動画です。Shinyongさんのヘアスタイルや衣装のコーディネートも曲の雰囲気にとても合っています。

 

 

青い蓮華 – Shinyong オフィシャルリリックビデオ

Shinyong the Chameleon – YouTube

 

こちらは「大事な人を亡くした方、先に旅立って行った方に、寄り添うような曲にしたく制作した楽曲」だそうで、2019年に第6回全国いじめ・自殺防止国民運動のコンクールで受賞もしています。胸が締め付けられるような苦しみが伝わる歌詞ですが、そういった人たちに寄り添いたいという気持ちがとても伝わってくる曲です。

 

今回のインタビュー動画でもお話しされていますが、いじめや誹謗中傷撲滅のために寄せられたメッセージを綴った動画「青い蓮華メッセージリレー」もぜひ見てほしいです。

 

昨年の12月末には、英語のバラードとなる新曲「Dear My Love」をリリース。愛する人を大切にしたいと思わせるとても美しい曲です。

 

 

【Official Lyric video】Dear My Love – Shinyong

Shinyong the Chameleon – YouTube

 

新曲「Dear My Love」他、Shinyongさんのリリース媒体一覧はShinyong – TuneCore Japanでチェックできます。

 

そしてやはり、モデルや俳優、シンガーソングライターとして様々な表現をしてきた経験があるからだと思いますが、そのクリエイティビティがいかんなく発揮されているのがInstagram。Shinyongさんも力を入れて投稿されているとのことで、全ての投稿にそのエネルギーが感じられます。

 

Shinyong@shinyongthechameleon – Instagram

 

Shinyong@shinyongthechameleon – Instagram

 

Shinyong@shinyongthechameleon – Instagram

 

メイクやスタイリングも全てご自分でされているそうです。こんなふうに、まさしく“カメレオン”のように変幻自在に自分自身を変えて表現できるのは生まれ持っての才能だと思います。ここで紹介させて頂いたのはごく一部なので、ぜひShinyongさんのInstagramをチェックしてみてください。

 

そして、また別の表現としてクリエイティビティを発揮されているのがYouTube。17LIVEでのリスナーさんとの掛け合いトークとはまた違い、ご自身のYouTubeチャンネル「カメレオンといっしょ」ではShinyongさんの歯に衣を着せない一人語りがとても面白いです。ぜひチャンネル登録して見てみてください!

 

 

【カメレオンといっしょ】SNSやライブ配信で見る嫌なやつ

Shinyong the Chameleon – YouTube

 

最後に、こちらがShinyongさんへのインタビュー動画です。この動画で、Shinyongさんのクリエイティビティにかける思いや、インスピレーションについて語って頂いているのですが、クリエイターさんにはとても参考になると思います。

 

 

【 FIND IT. LOVE IT. 】日本女性初ドラァグDIVAクイーンShinyong:クリエイティブインタビュー

FIND IT. LOVE IT. – YouTube

 

 

当初は、記録として撮らせて頂いたインタビューでしたが、動画を制作し、YouTubeへ公開することにいたしました。Shinyongさんには、公開の許可を頂き感謝しております。

 

今回、FIND IT. LOVE IT.の初のYouTube動画となりましたが、ぜひたくさんの方に楽しんで頂ければ幸いです。視聴された方は、SNSでのシェア、チャンネル登録、高評価、そして、Shinyongさんへの応援メッセージや動画の感想など、ぜひコメントを残して頂ければと思います!FIND IT. LOVE IT.では、今後もクリエイティブに関する動画を投稿していきますので、お楽しみに。

 

いかがでしたでしょうか。Shinyongさんの多彩なクリエイティビティや独自の表現力に興味を持った方も多いと思います。アメリカでの日本でもShinyongさんのようなクリエイティブ表現をされている方は、あまりいないと思います。

 

今後はオンラインだけではなく、ステージやツアーなどオフラインでの活動も楽しみです。Shinyongさんの活動はぜひSNSからチェックしてみてください!

 

プロフィール
FIIND IT. LOVE IT.
藤井さゆり
東京生まれ、2008年ニューヨークに移住。 公益法人に勤務の傍ら、仲間内で企画したクラブイベントのフライヤーデザインをしたことから、デザインの面白さに目覚め転職。 転職後は、都内商業施設のウェブサイトの販促用ページ企画と取材、ライティングを経験。 ニューヨーク移住後は、ウェブマーケティングを企業にて経験、ウェブデザインをフリーランスで行う。 現在は、日本の着物をインスパイアしたオリジナルTシャツブランド「Foxy Lilly」のオーナー兼デザイナーを務める。 https://lnk.bio/foxylilly Instagram: @foxylilly

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP