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コラム
井筒和幸の Get It Up !
映画の夢を追った70年代、天下御免の80年代、苦闘の90年代、そして新世紀へ、”わが映画渡世”を語ります。乞うご期待!(井筒和幸監督・映画監督)
2020.06.03
井筒和幸の Get It Up !
Vol.026
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸氏
映画という祭りが終わると、虚しさしかない。祭りは一期一会。どこで封切ろうと結果がどうだろうとボクには無縁だった。
ヒッチコック作品の回顧上映もやっていた当時の日比谷のみゆき座や旧新宿武蔵野館をメインに、たかがアイドルものの『晴れ、ときどき殺人』は『湯殿山麓呪い村』というミイ
2020.05.06
井筒和幸の Get It Up !
Vol.025
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
角川映画もバブル経済に乗っていく。映画は作品であって、商品などと思いたくなかったが。ボク自身が商品になっていった。
80年代の日本人は、それぞれが自分の虚構を追っていく時代だった。「虚構」というのは、ただ夢を抱くというより、現実を忘れて「快楽」を探すという意味だ。  
2020.04.08
井筒和幸の Get It Up !
Vol.024
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
映画界の追い風に乗りかけていた。とっととこの映画を片付けよう。次が待ってるんだから。
日活撮影所で『晴れ、ときどき殺人』の撮影はいたって順調に進んでいた。併映予定の『湯殿山麓呪い村』の池田敏春組の方は、東北の地にロケに出ずっぱりで、天気待ちだ諸準
2020.03.11
井筒和幸の Get It Up !
Vol.023
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
よっし、肚は決まったぞ。映像とは、観客に投げつける不安、緊張感、つまり、サスペンスなんだ
『晴れ、ときどき殺人』は不良性感度を追うシャシン(映画)じゃないんだぞ、今度は大丈夫なのか?」とボクにもう一人の自分が話しかけてきたので、「何とでもなるわ。ピン
2020.02.05
井筒和幸の Get It Up !
Vol.022
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
たかがミステリー、されど映像芸術。それじゃ、ヒッチコックかよ
「晴れ、ときどき殺人」という赤川次郎のポケット版の原作は、角川からオファーを受けた一週間後に、やっと読んでみた。この小説家の本は他にはほとんど読んでいなかった。
2020.01.08
井筒和幸の Get It Up !
Vol.021
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
「肩ヒジ張らずにやればいいじゃないですか。たかがアイドル映画、されど映画。監督の名を売って下さい」
全国の茶の間のテレビに、朝、昼、晩と流れまくる角川映画の15秒宣伝スポットは、隣の家の飼い犬でも覚えてしまいそうだった。何億円だか分からないが、今までの常識を超
2019.12.04
井筒和幸の Get It Up !
Vol.020
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
映画は、客たちの慰みものでもエンタメでもなく、監督が自分と向き合うもの だというのが、少し分かってきた頃だった。
1983年に公開された「アウトサイダー」の紅一点、ダイアン・レインは可愛かった。まさにアメリカン・ニューアイドルだった。色香があって気丈そうで可憐な女優たち…、
2019.11.06
井筒和幸の Get It Up !
Vol.019
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
よっし、オレを奮い立たせてみろよ。『スタート・ミー・アップ』だ。ローリ ングストーンズだ。
〈自分〉から距離をおいたテーマだった「みゆき」(人気コミック原作の実写版)がどうにかこうにか完成し、初号試写を見たキティフィルムのゼネラルプロデューサーから、ま
2019.10.02
井筒和幸の Get It Up !
Vol.018
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
『精神病になろうが映画は完成し、試写が終ると、「及第点だね」と製作者から言われた』
「ロケ中でも、忘れずに一日3回、抗鬱剤を飲みましょう。身体のバランスを元に戻すには2ヵ月かかります」と医大の女医さんに言われて、ちょっと気は持ち直したものの、こ
2019.09.04
井筒和幸の Get It Up !
Vol.017
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
初めて、ボクは病んでしまった。自分が作りたい映画の発想がまるで湧いてこなくなったのだ
83年の春から、東宝とキティフィルム共同製作の「みゆき」は夏のロケに向かって動き始めた。しかし、熱狂的ファンがいる「マンガ」の実写を任されるなんて考えたこともな
2019.08.07
井筒和幸の Get It Up !
Vol.016
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
ボクは多数でなく小数者だ。だからこそ自分自身が観たい映画を撮ろうと思ったが、予想もしない企画が舞い込んできた
82年は、映画を見てはなけ無しの金で酒を呑んだりの、ぐうたらな日々が続いた。 先輩の結婚披露宴で、大島渚監督に久しぶりに会ったら、「今度、外国ロケで、デビット
2019.07.03
井筒和幸の Get It Up !
Vol.015
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
“創造”と“混迷”の連続、怒涛の1981年を振り返る
1981年は、『ガキ帝国』の関西先行封切りと、二作目の東映版『ガキ帝国・悪たれ戦争』の封切りと、そして、打ち上げ大暴れ逮捕事件まで立て続けにあって、まさしく怒涛
2019.06.12
井筒和幸の Get It Up !
Vol.014
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
『自分の思うまま映画を撮ったら、大変な結末が待っていた。 もうしばらく、映画は撮りたくなかった』
1981年のお盆明けの朝、ボクは警視庁四谷署の留置場(通称はブタ箱か)で不味いコッペパンを一口齧っては、配られた白湯で胃に流し込んでいた。東京にまだ定住所はなか
2019.05.15
井筒和幸の Get It Up !
Vol.013
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
『メジャー映画だろうが、描きたいことは変わらないのだ。自分の思うままの青春群像を、ガッチリとスクリーンに叩きつけるだけだ。』
東映の東大卒の営業本部長が、きわめて官僚的な命令口調で「9月中旬の全国封切りに間に合わせてくれ。三浦友和主演の「獣たちの熱い眠り」という勝目梓原作のシャシン(映
2019.04.03
井筒和幸の Get It Up !
Vol.12
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸 氏
メジャー映画に出ていくのは、まるで内海から太平洋に船出する気分だった。気力を使い果たし、得たもの、失ったもの
「明日都合つけられるならよろしくね」と東映本社のプロデューサーから電話で告げられ、「はい、じゃ3時に行きます」と受話器をおいた時、確かに、ボクはちょっとだけ飛び
2019.03.13
井筒和幸の Get It Up !
Vol.11
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸 氏
『果てない映画への夢が募り始めた頃、ついに大手の東映から、製作依頼の電話がかかってきた』
『ガキ帝国』はアート・シアター・ギルド(ATG)の配給で、先ずは阪神地区の劇場で興行がスタートした。大阪のヤンチャ話だから、大阪で先行公開したようだった。ボクは
2019.02.06
井筒和幸の Get It Up !
Vol.10
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸 氏
『「社会」と「学校」、「親」と「家族」、「階級」と「カネ」、「友だち」との 関わりをまるごと描くのが、井筒和幸製の不良劇』
我が人生で激動の年となった1980年、に若衆集めの“井筒組"スタッフたちは『ガキ帝国』という初めての一般映画に、挑んだのだった。新聞に「君も紳助・竜介
2019.01.09
井筒和幸の Get It Up !
Vol.9
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸 氏
『映画製作は命がけだ。そして、自分の作りたいものを作る、それが作品となる』
1980年は、ボクら“井筒組"にとっては忘れがたい年だ。ボクは28歳になったばかりだったが、人々がそれぞれ個人の「虚構」を追い求めていた70年代の、ま
2018.12.05
井筒和幸の Get It Up !
Vol.8
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸 氏
『映画は芸術であって、コンテンツやビジネスなどではない。我らこそが資本、作品こそ資本だ』
我ら、ちょっとばかり名の売れ出した、つまり、新聞や週刊誌に名前を書かれ始めた新進気鋭の若手たち(自主制作の「暗くなるまで待てない」の大森一樹や「ライブイン茅ヶ崎
2018.11.07
井筒和幸の Get It Up !
Vol.7
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸 氏
『映画作りは至難の技。それは作り手、作家の思想、思惑の表現場なんだ』
自分の部屋や馴染みの喫茶店でエッセイやコントの台本は書けるけど、映画の主人公や脇役の動作(行動)を「ト書き」として書き、「セリフ」を書いても、シナリオというのは
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