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コラム
井筒和幸の Get It Up !
映画の夢を追った70年代、天下御免の80年代、苦闘の90年代、そして新世紀へ、”わが映画渡世”を語ります。乞うご期待!(井筒和幸監督・映画監督)
2022.02.02
井筒和幸の Get It Up !
Vol.46
映画監督 井筒 和幸
「思春期からの数多の映画が、ボクの血肉や骨、そして、心まで作ってきたように思う。そうとしか考えられないのだ。」
少年の頃は、映画館に入る度に祈ったものだ。今日も頼もしく、おかしな奴や、胸に迫る場面に出会えますように、と。 アメリカ映画の『バルジ大作戦』(65年)では真冬の
2022.01.05
井筒和幸の Get It Up !
Vol.45
映画監督 井筒 和幸
「映画が生涯の友どころか、近いうち、自分で撮る日も来るだろうと夢に見たのもその時だった。」
映画館を出る度に思ってしまう。どうしてここまでどうにもならない他人の出来損ないの人生に、真面目につき合えるものだと。そんなお人好しで暇な人間なんてそういるもんじ
2021.12.01
井筒和幸の Get It Up !
Vol.44
映画監督 井筒 和幸
「どうしてこんなに現実は退屈なんだろう。そして、現実はつまらないか、哀しいか、だけだった。」
これからのボクの映画作りは、小説家の書く物語、お伽話とは決別して、現代や過去の出来事、事件、人、モノ、コトを自分なりの思想でどう切り取って自分なりに再考再現して
2021.11.02
井筒和幸の Get It Up !
Vol.43
映画監督 井筒 和幸
「自分の映画を作っていこう。そうしないと自分の心が、自分の思想がどこにあるのかも分からなくなる。80年代の撮影所システムで学んだことだった。」
『犬死にせしもの』は1986年の4月半ばに封切られたが、スマッシュヒットにもならず、とても残念だった。でもボクはもう当分、メジャー映画は撮りたくないとも思った。
2021.10.06
井筒和幸の Get It Up !
Vol.42
映画監督 井筒 和幸
「こんなのは、ミゾ(溝口)さんだけちゃうよ、誰でもリアリズム。昔から京都のシャシン(映画)はリアリズム」と言われた。日本のリアリズムは京都だったんだと思い知らされた。
もう当分、海面は見たくなかった。1986年の1月終わり、「犬死にせしもの」(なんと古風でいいタイトルだろ…)のロケは、年を越してしまい、海上の撮影はラストシーク
2021.09.01
井筒和幸の Get It Up !
Vol.41
映画監督 井筒 和幸
ストーリーや銃器アクション、海上でのキャメラワークにこだわったニューシネマを撮りたかった。ボクには「映画こそ命」だった。瀬戸内の海で朝、昼、夜なく、キャメラを回した。
勝新太郎さんの奥方の中村玉緒さんも、海賊の真田広之の母親役で参加してくれた『犬死にせしもの』。海の上での撮影は困難を極め、船酔いしている暇さえなかった。長さ10
2021.08.04
井筒和幸の Get It Up !
Vol.40
映画監督 井筒 和幸
べタな娯楽モノしか作らない邦画界の横っ面を張り飛ばしてやりたいとボクの血も騒いでいた。「海賊でもやって一旗揚げて、…どうせおまえもわしも一遍も二遍も死に損ねた身体じゃ」という原作の一節はボクの気分を代弁していた。
京都の大映撮影所は今、その跡影もない。『新・悪名』で台詞を喋りながらカレーライスを10カットの間に完食してしまう勝新太郎や、相棒の田宮二郎の名コンビを生み、『眠
2021.07.07
井筒和幸の Get It Up !
Vol.39
映画監督 井筒 和幸
「井筒はメジャーに心を売ったか」と書かれたりした。もう一人のボクは「そう、体は売ったよ、でも、心までは売っとらんわ」と呟いていた。
1985年の夏が過ぎて、『二代目はクリスチャン』は、原田知世主演の『早春物語』と併映で、9月中旬に東宝の洋画系チェーンで角川春樹事務所10周年記念作品と銘打って
2021.06.02
井筒和幸の Get It Up !
Vol.38
映画監督 井筒 和幸
「なぜ、京都の撮影所に行ったか?それは旋風を起こし、映画のスタイルを変えたかったからだ。そして、大部屋俳優たちがボクの仕事を助けてくれた。」
京都はテレビ時代劇の撮影が多いので、有名俳優たちも撮影所内の大食堂で今日のランチを食べて歓談していた。こっちはまだ32歳の新米。京都東映に外部からそんな若いカン
2021.05.06
井筒和幸の Get It Up !
Vol.37
映画監督 井筒 和幸
「お伽話に近い『二代目はクリスチャン』も、やっぱり、周りの人物たちの悲喜こもごもを気を抜かずに描いてこそ映画だ、と思い直した。」
東映京都撮影所の門から入ってすぐ脇にある制作本部の廊下の一番奥に、我が「井筒組」スタッフルームはあった。その10畳足らずの部屋で、ボクは8月のお盆明けまで三か月
2021.04.07
井筒和幸の Get It Up !
Vol.36
映画監督 井筒 和幸
「ボクはそんな生ぬるいことを許すわけにはいかなかった。やっぱり、映画は監督が作るのだと、役者たちに思い知らせたかった。」
京都太秦へ単身赴任だ。 「どんな問題が起きようと、好きに暴れて、思いつくまま撮ってやれ。笑わせて泣ける話にしてやろうじゃないか。お宿(旅館)は撮影所の正門から3
2021.03.03
井筒和幸の Get It Up !
Vol.035
映画監督 井筒 和幸
「ボクにとっては、因縁の東映京都撮影所での初仕事だった。」
‘85年の初夏、京都の東映撮影所に乗り込んで、ボクの寝泊りに用意されたのは撮影所の正門から目の前の和風旅館だった。ここなら毎日、撮影開始時間のぎりぎりまで寝てら
2021.02.03
井筒和幸の Get It Up !
Vol.034
映画監督 井筒 和幸
「新しい角川の記念作品に挑む時がきた。思わず、武者震いがした」
振り返れば、‘85年は映画作りに没頭しまくった年だった。 私生活は単調で自宅に戻ったら寝るだけの日々だった。 春に日活のゲテモノ『金魂巻』が封切られて、6月から
2021.01.06
井筒和幸の Get It Up !
Vol.033
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
鳴り物入りの娯楽作品を撮らされることになり、何もかもが、意外な展開に?
85年4月末からゴールデンウィーク向けに封切られた日活作品『金魂巻』は、人気スター俳優が一人も出ていないし、日活がロマンポルノ路線の印象を塗り替えようとして我々
2020.12.02
井筒和幸の Get It Up !
Vol.032
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
「ハチャメチャな娯楽とは何か、喜劇とは何か?追求してみたかった。」
上岡龍太郎さんの弟子でもある九十九一(つくもはじめ)や浅草のベテラン芸人の由利徹さん等、“芸能の民たち”を一堂に呼び集めて作る日活作品は、常識的で倫理的で品のあ
2020.11.04
井筒和幸の Get It Up !
Vol.031
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
実は、撮りたいのはシュールな映画だった。道徳的な娯楽モノを目指すより、枠からはみだした芸能を作りたかった。
84年、師走に入って、ボクは日活の“ゲテモノ”(下手物)映画、『金魂巻』の準備を進めなければならないものの、伊豆の山中にある修善寺温泉にまで電車で出かけて、映画
2020.10.07
井筒和幸の Get It Up !
Vol.030
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
“ホン屋”と旅館にこもってシナリオの骨を決めていく、映画作りの至福の時間
日活撮影所の樋口所長に、仕事を引き受けるついでにご馳走になった江戸前寿司は美味かった。「寿司食わば皿まで」じゃなく、「来年の封切り映画までガンバって」だった。
2020.09.02
井筒和幸の Get It Up !
Vol.029
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
“活動屋”とは何だ。寝ても覚めても映画のことばかり考えて生きていた
1984年は、アイドル映画からCM演出にビデオワークまで、映像の仕事なら何でもし始めた“活動屋”としては、次から次と忙しかった。しかし、オレはいったい何屋なんだ
2020.08.12
井筒和幸の Get It Up !
Vol.028
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
「フィルムでばかり撮ってきて、ビデオワークは未経験だったが、決めギャグをこね回して吟味する現場の遊び方を知った、いい機会だった。」
脚本らしい脚本ではなかったが、おかしなギャクがいっぱい詰められた、『COMBATってんねん!』は、――米軍服の西川のりおサンダース軍曹が相方のよしお伍長が戦車に
2020.07.01
井筒和幸の Get It Up !
Vol.027
井筒和幸の Get It Up ! 井筒 和幸
「映画で見て憧れたニューヨークに渡って、色々と思った。映画のアイデアなど何も湧いてはこなかったが、とてもいい息抜きだった。」
知人の小さな制作会社のにわかな発案で、吉本所属の怪しい漫才師、西川のりお、上方よしおコンビと怪しい俳優の伊武雅刀のビデオ用コラボコント企画が急に進み出したので、
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