流通数が少ない幻の逸品も! 私がオススメする広島の銘酒3選

広島県
コピーライター、エディター
Kyoko Kittaka
橘髙京子

この記事を執筆している今、広島県は“マンボウ”延長が決定…チックショー!!(怒)と叫びたくなる気持ちをグッと堪えて(泣)、今回は、いや今回も、お酒の記事を書こうと思う。

私は数年前から、日本で造られるお酒に注目している。元々お酒が好きというのもあるが、仕事などで酒造会社やお酒のイベントに多く関わってきたからだと思う。また、蔵元や醸造所の歴史、作り手の思いやこだわりを知れば知るほど、お酒の世界の素晴らしさに感動を覚える。お酒に限らず、なぜか昔から「伝統」「熟練の技」「クラフトマンシップ」「プロフェッショナル」といった言葉に強く反応する体質なのだ。広島県産のお酒も、紹介したいものがたくさんありすぎて本当に悩ましいのだが、今回は、ここ1~2年の間に味わった日本酒の中から、希少な3種をご紹介しようと思う。

●「大號令(だいごうれい)」馬上(ばじょう)酒造場 広島県安芸郡熊野町
明治26年創業。生産数が非常に少ないため“幻の銘酒”と言われているそう。味わいも香りも、白ワインのようにフルーティー。口当たりが大変良い辛口なので、ふだん日本酒をあまり飲まない人にオススメしたい。

【馬上酒造場 Facebook】
https://www.facebook.com/%E5%A4%A7%E5%8F%B7%E4%BB%A4-%E9%A6%AC%E4%B8%8A%E9%85%92%E9%80%A0%E5%A0%B4-578104708874404/?ref=page_internal

●「龍勢(りゅうせい) 和みの辛口 八反錦」藤井酒造 広島県竹原市
文久3年創業。「龍勢」のLimitedシリーズのひとつ。スッキリと上品な辛口で、和洋中問わず、どんな料理とも相性が良い。公式サイトで商品の詳細ページを見てみると「ユーモアのある辛口トークで周囲を和ませるのが得意な、愛されキャラの、陽気なムードメーカー」と、お酒を擬人化したユニークな表現が! 味の特長は、まさにコレ。コピーを考えたライターさん、スゴイわ! 特別純米「夜の帝王」も根強い人気。

【藤井酒造 公式HP】
https://www.fujiishuzou.com/

●「賀茂金秀(かもきんしゅう)雨上がりの夜空に」金光(かねみつ)酒造 広島県東広島市
明治13年創業。「酒まつり」の会場で知られる、名醸地・西条地区から少し離れた場所にある黒瀬町。ここに位置するのが、金光酒造だ。この「賀茂金秀 雨上がりの夜空に」は、広島の老舗酒屋・大和屋酒舗が金光酒造の杜氏に特別に醸してもらった限定品だそう。これは、超希少! しかも、このオリジナルラベル、思わず「ジャケ買い」しそうなデザイン。爽やかな香りと、キリっとした後味が特長。ちなみに、メインブランドの「桜吹雪」もお気に入り。

【金光酒造 公式HP】
https://www.kamokin.com/
【大和屋酒舗 公式HP】
https://www.e-yamatoya.jp/

コロナ禍の影響で「ニューノーマル」「新しい日常」という言葉が流行しているが、私は個人的に強い拒絶反応を起こしている。やはり、人と人がリアルに触れ合うことは大切だと痛感する。もちろん、リモートが悪いといっているのではない。インターネット環境があれば世界中の人と繋がれて、現場に移動しなくても在宅で会議や仕事ができるのはありがたいことだ。しかし、私は、それがメインの世の中になってしまうのが怖いのだ。大好きで、大切な人たちとリアルに会いたい! 話したい! 乾杯したい! 1日も早く、そんな日が来ることを願っている。

■撮影場所:サケサケ(広島市中区紙屋町2-2-28 2F)
広島バスセンターから徒歩で約2分の場所にある、立ち飲み居酒屋。コンセプトは「北海道ぎょれん直送の旬の魚介類・地酒が楽しめる」だが、広島県産の魚介類や野菜を使った一品料理、広島をはじめとする全国各地の銘酒のラインナップも豊富だ。今回紹介したような希少品を入荷されていることもあるので、来店した際に要チェック。一人でも気軽に立ち寄れるので、広島観光や出張の際には、ぜひ!
http://sakesake.webcrow.jp/

プロフィール
コピーライター、エディター
橘髙京子
大学卒業後、広告代理店のコピーライターや出版社の編集者・ライターとして勤務。現在は映像業界のプロデューサー、フリーライターとして活動中。

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