新作多数!チームラボボーダレスin麻布台ヒルズがいよいよリニューアルオープン!

東京
クリエイターズステーション編集部
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来たる2024年2月9日(金)、東京都港区麻布台に、新たなミュージアムがオープンを迎えます。

2018年にお台場にオープンし、たった1年で世界160か国以上の国・地域から約230万人を動員した『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』(以下、チームラボボーダレス)。2022年8月に閉館し、麻布台ヒルズに拠点を移してリニューアルオープンします。

 

■そもそもチームラボとは?

「チームラボ」は、2001年に設立されたデジタルコンテンツ制作会社です。アート、サイエンス、テクノロジーといった分野をまたにかけてアート作品の展示やソリューション事業を行っています。デジタル技術を駆使した体感型のアートが国際的に評価されており、日本以外にもシンガポールやマカオなどに常設展示が存在しています。

 

■新・チームラボボーダレスの見どころ

麻布台ヒルズにリニューアルオープンするチームラボボーダレスは、世界初公開作品を含めた約50作品が展示されています。

会場となる麻布台ヒルズは2023年11月に開業したばかりの複合施設。以前の会場であるお台場と比較すると、より東京都の中心地に近づきこれまで以上にアクセスが容易となりました。移転発表時には「東京・日本のディスティネーション」としての更なる地位強化を目指す旨を示しています。

チームラボボーダレスのテーマは、「さまよい 探索し 発見する」

 

 

公式メッセージによると、

 

  チームラボボーダレスは、アートコレクティブ・チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」。

  アートは、部屋から出て移動し、他の作品と関係し影響を受け合い、他の作品との境界線がなく、時には混ざり合う。
  そのような作品群による境界なく連続する1つの世界。

  境界のないアートに身体ごと没入し、さまよい、意思のある身体で探索し、他者と共に世界を創り、発見していく。

 

とのこと。境界のない=ボーダレスなアートを実現するべく、様々なアプローチをしています。文章で見るとやや難解に感じられますが、ここで述べられている“境界なく連続する1つの世界”とはなにか。実際に会場を訪れると、体感することができます。

 

■人間はカメラのように世界を見ていない

この写真、一見すると写真にあとから加工で文字を入れたかのように見えるでしょう。会場に着いてすぐのエントランス空間では、指定の位置で撮影をすると上記のような写真を撮ることができます。

しかし実際に肉眼でこの場に立ってみると、この写真のようには視認できないのです。実際の会場で目にするエントランス空間はこんなかんじ。 

作品のタイトル通り、人間はカメラのようには世界を見ていないということを示しています。

 

■私たちが作るアート

 
廊下を移動する動物と人間

チームラボの作品といえば、動き続ける映像をイメージする人が多いのではないでしょうか。常に目の前の作品が変化していく。時に、自分の動作に連動して作品が描かれたり、跳ねたり、消えたり…それはつまり、私たちが作品を作っているということ。アートと一体となり、作品と鑑賞者の間にある境界線が取り払われている状態です。

一般的なアート作品の鑑賞とは、作品が展示されており、それを鑑賞者が取り囲んでじっと見つめる。物質的にも心理的にも、両者の間には壁がある状態ですが、チームラボの世界にはそれがありません。それどころか、自分たちの身体にも映像が投影され、私たちが作品の一部となるのです。圧倒的な没入体験。新しいアート鑑賞の形がここにあります。

 

■「Walk, Walk, Walk: 自由無碍」

まるで宇宙に漂っているかのような錯覚に陥る空間がこちら。自分たちが浮遊しているかのように感じられるため、三半規管の弱い方は注意。

 

■「Light Sculpture – Flow」

超巨大な光の彫刻を生み出すライトスカルプチャー。
「Light Sculpture – Line」や、「Light Sculpture – Fog」シリーズに加えて、今回新作となる「Light Sculpture – Flow」シリーズが公開されます。

光=物質ではないものによって生み出される彫刻表現。これはぜひ現地で直接目にしてほしいところ。本当に光だけで作られているのか?と疑ってしまうような空間が生み出されるのです。まるでブラックホールかのような、宇宙を体感する空間。

作品は全部で18個あり、すべてを鑑賞するには40分ほど要するとのことです。ぜひ時間にゆとりのあるときに、全作品を鑑賞してみてください。

 

■「Bubble Universe」

こちらも今回初公開の新作。認知上の存在である光をテーマにしたインタラクティブです。空間に吊るされた無数の球体は、きらきらと美しい光をまとっています。近づくと光り出し、ときにぷるんぷるんとシャボン玉のように揺らめきます。

このシャボン玉のような光の揺らめきは、見る人によって見え方が違うのだとか。

球体は時間によって様々な色に輝きます。

光っていない状態の球体は鏡となって周囲を反射し、より奥行きのある空間を演出します。

 

■「Microcosmoses」

無数のレールと球体が張り巡らされた、機械的なようで幻想的な世界。球体はぷるんぷるんと揺らめいては消えるを繰り返しています。その周期はそれぞれ4秒、8秒、12秒…64秒と、4の倍数で定められているようで、実はこの部屋に流れているBGMも64秒とのこと。BGMが1周するタイミングで、光が一斉に消えて部屋が暗くなります。

ここにある球体はこの部屋だけでなく、次に紹介するティーハウスでもコロコロと動く姿を目にすることができます。

 

■花咲くお茶を体験するEN TEA HOUSE

チームラボボーダレスの中には、喫茶スペースもあります。「EN TEA HOUSE」では、お茶とデザートを楽しむことができます。

グラスにお茶が注がれると花が咲き始め、緑茶のジェラートからは木が生えます。お茶を飲もうとグラスを動かすと、花が散って机が花びらで彩られます。幻想的なアートを楽しみながら美味しいお茶をいただける素晴らしい空間です。

筆者は「焙じ茶カモミール・ライスミルクラテ」と緑茶のジェラートをいただきました。

 

■チームラボが提唱するアートとは

水墨風の動物や人間、飛び回るカラス、色鮮やかな蝶々、荒々しい波…これらの存在は、チームラボボーダレスの会場を動き回ります。作品と作品の垣根を越えて移動し、あらゆる場所で彼らを目にすることができます。会場を移動するという意味では、私たちも映像の中の存在も同一なのでしょう。作品と作品のボーダレス、作品と私たちのボーダレス。実は、空間さえも超越しているのです。

スケッチオーシャンのエリアでは、私たちが描いたイラストが映像の中に投影されます。色とりどりの魚たち…実はこの生き物たちの中には、麻布台ヒルズの会場だけでなく世界中のチームラボの会場で描かれた生き物も含まれています。世界という境界を越えたアートの共有が実現しているのです。

さらに、ここで描いた作品はなんとグッズ化してお家に持ち帰ることができます。もはや、会場という境界すらも取り払っている状態。チームラボの“ボーダレス”へのこだわりっぷりを思い知りました。

 

■チームラボボーダレスの魅力

ボーダレスというテーマのもと、作品とのあらゆる境界線が取り払われ、アートに没入できる空間・チームラボボーダレス。チームラボが提唱する「境界なく連続する1つの世界」とはどんな世界なのか、その場に足を踏み入れることで、あなたも体感することができるでしょう。

興味深いのは、その場に訪れる人全員が、異なる作品を目にし、異なるルートを辿って異なる発見をするだろうということ。順路のない会場で、作品は刻一刻と変化し続けます。

筆者が入場して一番最初に目にした光景。色鮮やかな花々は、あなたが目にするものとはもしかしたら違うかも?

あなたがチームラボに訪れたとき、いったいどんな作品を目にし、どんな感情を抱くのか・・・。それは現地に行ってみてのお楽しみ。行くたびに観られるものが変わるので、1度だけでなく何度でも楽しめるアートミュージアムとなっています。ぜひ、アートと自分が一体となる体験を味わってみてください!
 

*****
 

森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス

場所:麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1(東京都港区麻布台1-2-4)

開館日:2024年2月9日(金) – 常設

開館時間:10:00 – 21:00
*最終入館は閉館の1時間前
*開館時間が変更になる場合がございます。公式ウェブサイトをご確認ください。

休館日:第一・第三火曜日
*休館日が変更になる場合がございます。公式ウェブサイトをご確認ください。

チケット価格
・大人(18歳以上):3,800円〜
・中学生・高校生(13 – 17歳):2,800円
・子ども(4 – 12歳):1,500円
・3歳以下:無料
・障がい者割引:1,900円〜
*事前日時指定予約制です。
*大人と障がい者割引につきましては変動価格制を導入し、日によって金額が異なります。日別の価格をご確認の上、日時指定チケットをお買い求めください。
*現地での購入の場合、上記価格に+200円となります。

公式サイト:https://borderless.teamlab.art/jp/

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