作品を通じて世界をより明るく。ブランディング映像で信頼を重ねる名古屋の映像制作会社
名古屋を拠点に、映像制作を軸としたクリエイティブで企業のブランドイメージ向上を支援する株式会社Looox(ルークス)。代表の岩脇 幸平(いわわき こうへい)さんは、中学時代から映像制作に没頭し、フリースタイルフットボールの動画編集からキャリアをスタート。現在は戦略設計から企画・撮影・編集まで一貫して伴走し、ブランディング映像や広告映像で信頼感・安心感のあるブランドづくりを支援しています。岩脇さんの歩みや会社への想い、AI時代への向き合い方、クリエイターへのメッセージなどを伺いました。
中学生から映像の道へ。フリースタイルフットボール動画が原点
子どもの頃や学生時代、どんな夢を持っていましたか?
中学生の頃から映像制作に夢中でした。サッカーのリフティングやドリブルなどの技術を魅せるフリースタイルフットボールをやっていて、その姿をガラケーやコンパクトデジタルカメラで撮影し、Adobe Premiereで編集していました。当時は漠然と「クルマのCMを作れるようになったらいいな」と思っていましたね。
YouTubeにアップした動画が思ったより反響を呼んだこともうれしく、映像の道を本格的に志すきっかけになりました。高校時代もフットボールと映像を両立し、大学は映像制作の環境が整った名古屋学芸大学を選びました。
デザイン会社からポスプロ、そして独立へ

大学卒業後の進路は?
新卒でグラフィックデザインの仕事に就きました。飲食店を経営する会社のデザイン事業部でメニューやポップなどの販促物を担当して1年ほど勤めたのですが、コロナ禍で飲食業界が厳しくなったため転職を決意。そこで出会った会社が、キャリアの転機となりました。
その会社はポスプロ(ポストプロダクション)の編集スタジオ。派遣社員として入社し、その後正社員になり、3年近く在籍してテレビCMやWebCMを中心とした広告映像の編集を担当しました。0.1秒単位の細かい調整を繰り返す仕事を通じて、技術力はもちろん、映像業界のお金の流れや仕組みも深く理解できました。あの環境は、映像制作を本格的な仕事として取り組むターニングポイントでしたね。
独立のきっかけを教えてください。
ポスプロでは編集に特化していて、企画や上流工程に携われないもどかしさがありました。「自分がいいと思うクリエイティブを、もっと幅広く届けたい!」と考えるようになり、フリーランスとして2020年頃にスタート。その後、2024年9月に法人化しました。
フリーランス時代は今までの人脈と泥臭い営業の両方で仕事が入り、比較的好調でした。法人化した最大の理由は信用度。大きなクライアントと取引しやすくなり、長期的な事業として続けていくためです。
社名に込めた「星の光のように、世界を明るくしたい」

会社名の「Looox」の由来は?
光の単位「ルクス」から来ています。“星の光のように世界を明るくしたい”という想いを込めました。ロゴはシンプルで見やすさを重視。丸を三つ並べて、語呂の良さと事業の見通しの良さを表現しています。
現在は私1人で運営していますが、もうすぐ社内スタッフが増える予定です。ほとんどの仕事は信頼できる外部クリエイターとチームを組んでいます。基本はオンラインでやり取りを行い、常時連携しているクリエイターさんは10人程度です。
強みは戦略設計からの伴走。話題のブランド広告も担当
現在の事業内容と強みを教えてください。
映像制作を軸に、Webサイトや静止画、紙媒体などのクリエイティブ全般を手がけています。特にブランドイメージ強化や信頼感・安心感を醸成する映像、例えばイメージムービーやブランドCM、広告映像(15秒〜1分程度)が得意です。CM制作で鍛えられた短尺の表現力が生きています。
ユニクロ広告映像
強みは、ただ制作するだけでなく「戦略設計・企画立案」からしっかり取り組む点です。ヒアリングを何度も重ね、クライアントの想いを深掘りして制作します。広告代理店経由のお仕事もありますが直取引がメインで、企画から撮影・編集、納品まで一貫して対応し、広告運用はパートナーと連携しています。
印象的な制作事例はありますか?
疲労回復パジャマ「BAKUNE(バクネ)」などで話題の機能性アパレル・寝具などを扱う「TENTIAL(テンシャル)」の広告映像や商品説明動画を多数担当させていただいています。以前お世話になった方が転職されたご縁でつながり、新製品の機能性を3DCGでわかりやすく伝える動画やSNS広告、ブランドCMなどを手がけました。

当初はまだ認知拡大フェーズだったため現在よりも知名度は低い商品でしたが、継続的に映像や広告を制作・発信し続けることで、ブランド成長の一端を担えたと実感しています。担当者の方もブランドイメージをとても大切にされていて、表現の細部にまでこだわりました。制作サイドとして頭を悩ませる場面もありましたが、結果が出てうれしい限りです。将来的にはテレビCMも担当したいですね。
AI時代だからこそ、人間力とコミュニケーションを
AIの活用についてはどうお考えですか?
半分は脅威、半分は好奇心・ワクワクです。業務効率化には積極的に活用していますが、実際のクリエイティブ制作(デザイン・編集)ではAIに丸投げせず、人の手で丁寧に設計する方針です。映像はコミュニケーションそのものです。AI頼みで人間味が失われると、中長期的なブランドイメージに悪影響を及ぼすのではないかと感じています。
恐怖を感じるのは、将来的にテレビCMや広告がすべてAIに置き換わる可能性がゼロではない点です。だからこそ、私たちはブランディングの前段階から伴走できる存在を目指しています。
岩脇社長ご自身の強みは?
好奇心が強いところでしょうか。まったく知らない業界や商材でも、興味を持って深掘りできる性質です。クライアントの課題や想いを引き出すコミュニケーション力も磨いてきました。
信頼がつながるブランディング伴走企業へ

今後の展望を教えてください。
将来的には名古屋を本社に据えつつ、東京や大阪にも支店を出し、10〜30人規模の組織に拡大したいと考えています。映像制作会社としてスタートしましたが、ブランディング全体を支援する会社に進化していきたいですね。AI時代の到来で技術だけでは差別化しにくくなる中で、私たちが強みとする戦略的な伴走力が鍵になると考えています。
一緒に働きたいのはどんな人材ですか?
技術力も大事ですが、それ以上にコミュニケーション力が高く、クライアントの悩みや課題を丁寧に聞き出せる人ですね。あと、納期の厳守は基本中の基本だと思っています。
最後に、世の中のクリエイターへメッセージをお願いします。
クリエイティブはコミュニケーションの一部です。技術がどんどん進化し、AIによって制作のハードルが下がる時代だからこそ、「丁寧にコミュニケーションを取る姿勢」がますます大切になると考えています。
クライアントとしっかり対話して想いを汲み取り、信頼を築く。それがブランドイメージ向上につながり、長期的な成果を生みます。技術はもちろん磨いてほしいですが、人間力、特に「ヒアリング力」や「対話力」は実践を通じて磨いてください。それらの力は経験によって養えます。私自身も苦手でしたが、克服することができました。高みを目指して一緒に頑張っていきましょう!
取材日:2026年5月13日
株式会社Looox
- 代表者名:岩脇 幸平
- 設立年月:2024年9月
- 資本金:300万円
- 事業内容:映像制作事業/デジタルコンテンツの企画及びデザイン事業
- 所在地:〒464-0808 愛知県名古屋市千種区星が丘山手1126
- URL:https://www.looox.jp
- お問い合わせ先:https://www.looox.jp/contact






