企業の想いを反映するWeb制作。強固なパートナー連携で全国展開し、地元・長崎に貢献したい
Webや紙媒体のディレクションからシステム構築まで、幅広い業務を手掛ける長崎県のソラマメワークス。パートナー関係にある「ソラマメデザイン」(福岡県福岡市)と連携し、地元長崎から全国へ向けて「想いを反映するディレクション」に注力しています。代表兼ディレクターの山中 翔太郎(やまなか しょうたろう)さんに、独立の経緯や制作におけるAI活用について、お話を伺いました。
友人の活躍に刺激され、独立を決心
会社立ち上げまでの経歴をお聞かせください。
高校の機械システム科を卒業後、地元の長崎にある地方テレビ局に技術スタッフとして勤務しました。その後、キャリアアップを目指し、働きながらWeb制作のスクールで基礎知識を習得。福岡市のWeb制作会社へ転職し、約4年半の実務経験を積みました。そして、2025年6月に「ソラマメワークス」として独立・開業し、現在に至ります。
独立のきっかけを教えてください。
大きなきっかけは、Web制作会社に入社した後、小学校から高校まで同じ学校に通っていた旧友と偶然再会したことでした。友人とは、ソラマメワークスがパートナーとして業務連携している「ソラマメデザイン」の代表・釘尾凌です。たまたま彼が同じ業界で仕事をしていることを知り、外注先として付き合いが始まりました。
私よりも先に独立して第一線で活躍する姿に大きな刺激と安心感を得たことで、“自分も挑戦してみたい”という気持ちがふくらみ、2025年6月に個人事業主としてソラマメワークスを開業しました。

独立する考えは以前からお持ちでしたか?
Web制作という業界は、ほかの業種に比べて独立する方が多いイメージがあり、自分もいずれは…と思っていました。とはいえ、予想よりずっと早く独立を決心できたのは、釘尾の存在があったからです。
ディレクションとクリエイティブの一気通貫で、企業の想いをカタチにする
現在の事業内容を教えてください。
ソラマメデザインと連携し、Webサイト制作やシステム構築といったWeb関連サービスをトータルで提供しています。さらに、紙媒体のディレクション、ブランディング、UI/UXデザインなど、幅広いクリエイティブにも対応可能です。
会社の強みを教えてください。
当社の強みは、お客様のご予算に合わせた費用対効果の高いご提案ができる点です。
すべての工程を自社で完結できる体制のため、お客様のご要望を的確に反映し、ソラマメデザインと連携しながら最適なご提案を実現します。これまでにノーコードツールのテンプレートを活用した開発や、AIによる一部作業の自動化など、効率化を徹底することで、質の高いクリエイティブを提供し、お客様にご満足いただいています。
このような経験とノウハウを活かし、2026年3月からは、国内外の無料ホームページテンプレートを検索・比較できる国内最大級のポータルサイト「無料テンプレートポータル」の運営も開始しています。

どのようなことを大切にしているのでしょうか?
お客様の想いを反映するために、「主観性」と「客観性」の2軸で考えることを大切にしています。主観軸とは、クライアントの想いです。雑談のような形で、会社立ち上げまでの経緯や社名に込められた想いまで、徹底的にヒアリングしていきます。
客観軸とは、既存サイトなどを通じて得られるデータの部分です。現在のユーザーの動向や、将来ユーザーになる可能性はどのような層かといった点を客観的に分析して、両軸を生かしたサイト制作を目指しています。
多くの企業で、マーケティング軸によるディレクションを行う方法も採用されていますが、本当に大切なのは、その先にあると考えています。なぜなら、クライアントの本当の希望は、分析データ頼りの制作によって一時的にサイトからのお問い合わせ(CV)を上昇させることではなく、ゆくゆくはリピーターとして長いお付き合いができるような、実際に購買にいたるユーザー層にアプローチすることですから。そのために、主観軸と客観軸のバランスが重要になるのです。
ソラマメデザインとの連携による強みを教えてください。
最大のメリットは、意思疎通の容易さとクリエイティブの幅の広がりです。特に、長年の付き合いで信頼関係のある釘尾が担当することで、品質を保証できます。
クリエイターとの意思疎通がスムーズに進むため、クライアントの意向を正確に反映しやすく、企業の「想い」に極限まで近づいたクリエイティブを提供することが可能です。

「国境のないツール」Webを活用し、地元経済に貢献したい
現在手掛けている案件について教えてください。
地元長崎から全国の案件まで、規模の大小を問わず幅広く対応しています。地元の中小企業からのご依頼から、瞬間20,000PV(ページビュー)を超えるビッグイベントの特設サイト制作まで、柔軟な制作体制で対応しています。
長崎に軸足を置いて全国へ展開しているのはなぜですか?
これからの地方企業は、Webを上手に活用するべきだと思い、独立開業する際に地元である長崎県へ戻りました。都心部の案件をこちらに引き寄せる力をつけ、地元経済の発展に貢献していきたいと考えています。
地方都市は大都市に比べて市場規模が小さく、同じレベルで事業拡大を狙うと不利になりがちです。その点「国境のないツール」と言われるWebならば、エリアを問わずに自社製品をアピールする機会を作ることができます。

AIツールも独自開発していらっしゃいますね。
2025年11月に、独自開発したデザインフィードバックツール「ぽちっと」をリリースしました。現時点で、業務の7~8割を自動化しています。
実際にクライアント案件でも活用できるようになれば、作業効率もアップしますので、単価を下げるなど、価格面でも顧客に還元できる流れを構築していきたいと考えています。

今後のAI活用については、どのように考えていらっしゃいますか?
AIの出現で、クリエイティブが一気に身近になってきたような感覚があります。しかしAIで作るものは、あくまで「AIが学習した情報の中央値」であって、会社や人の想いがアウトプットされたものではありません。私たちが大切にしている、想いを反映させるようなクリエイティブは、替えが効かない部分だと思います。
その点を踏まえ、AIはコーディングなどの「AIが得意とする領域」で活用すべきだと考えています。
業界全体として、AI導入による試行錯誤が進む中、その活用方法が業務フローやスピードに大きな差を生むと予測されます。だからこそ、誰よりも早くAIの動向をキャッチアップし、業務レベルで使いこなせるようになりたいと考えています。
まずは足場固め。次年度からソラマメのように成長を
将来のビジョンを聞かせてください。
将来的には、Web制作で培ったノウハウを活かし、異業種への進出も視野に入れています。特に、車が好きなので、関連事業に展開していけたらという期待もありますね。
社名にあるソラマメという植物は、上へ上へと伸びていく特性を持っています。そこには、「お客さまの事業がどんどん上へと伸びていってほしい」という想いが込められています。
そしてもう一つ。これは後付けですが、「マメに仕事します」(笑)。九州圏内でお声掛けいただければ現地へも伺います。エリアや業態にこだわらず、どんな方にも気軽に声を掛けていただける会社でありたいですね。
取材日:2026年2月5日 ライター:白石 涼子
ソラマメワークス
- 代表者名:山中 翔太郎
- 設立年月:2025年6月
- 事業内容:Web制作、システム構築、紙媒体・バナーデザイン・イラスト制作、ロゴデザイン 等
- 所在地:〒859-0403 長崎県諫早市多良見町市布853-1
- URL:https://soramameworks.com/
- お問い合わせ先:080-9242-5739






