WEB・モバイル2026.01.21

信頼の源は、聞く力。システム×デザインの融合で、新たな可能性を創造し、未来を切り開く

京都
株式会社リンクゲイン 代表取締役
Tsuyoshi Maritani
眞里谷 剛

Web制作・システム開発を軸に、企業の課題解決や価値向上に取り組む京都の株式会社リンクゲイン。代表取締役・眞里谷 剛(まりたに つよし)さんは、家電量販店での接客経験から“聞く力”を磨き、未経験からプログラマーとしてキャリアを切り開いてきました。広告宣伝は一切行わず、人とのつながりと信頼だけで事業を広げ、現在では200社を超えるお客さまのドメインを預かるまでに成長しています。今回は、創業にいたるまでの歩みと仕事への姿勢、そして今後のビジョンについてお話を伺いました。

「想いに、応える。深く。」原点は、お客さまの期待に応えたいという情熱。

会社立ち上げまでのキャリアを教えてください。

家電量販店で販売員として10年間働く中で、接客の基礎はもちろん、「お客さまの声を丁寧に聞き取り、お客さまの本当に求めているものを見抜く力」を磨いてきました。
その経験を次のステップにつなげようとシステム会社の営業に転職したところ、未経験ながらプログラマーとして開発にも携わることに。知識ゼロの状態から、独学と現場での経験を重ねながらWebシステムの基礎を身につけました。その経験が今の自分の土台となっています。

株式会社リンクゲインを設立したきっかけを教えてください。

システム会社からホームページ制作会社に移ったのですが、制作会社の方針や予算の制約によって十分にお客さまの要望に応えられないことに歯がゆさを感じるようになったからです。「自分なら、お客さまが求めていることをカタチにできる」と確信したこと、やりたいことを語り合える仲間に出会えたことから、2008年に会社を始めました。

事業内容と社名に込めた思いを教えてください。

Webサイトの制作・運営・システム開発・コンサルティングのほか、SEOをはじめとする集客施策、グラフィックデザイン、各種印刷、ロゴ、イラスト、ライティング、写真撮影など、幅広く展開しています。社名の「リンク」には“つながり”、「ゲイン」には“前進・発展”という意味があります。創業当時はまだ一般的ではない言葉でしたが、自分たちが大切にしている価値観にぴったりと重なっていました。お客さまや関係するすべての方とのつながりを大切にし、その信頼に応えながら、ともに前へ進んでいく存在でありたい。そんな思いを社名に込めています。

制作事例①:株式会社 三鷹倉庫

制作事例②:有限会社 ダイシン・エレクトリカル・サービス

制作事例③:株式会社 インサイドシステム

制作事例④:有限会社 アールエム・ツィンホース

当時、苦労した点を教えてください。

独立当初は本当にゼロからのスタートでした。苦しい時期もありましたが、不安よりも「これから、自分の力でお客さまとのつながりを築いていける」という期待のほうが大きかったですね。
私たちは、創業時から、テレアポやチラシ配布、広告宣伝といった営業活動は行っていません。「お客さまがお客さまを連れてきてくださる会社でありたい」という思いで、目の前のお客さまに真摯に向き合い、満足していただくことで次のご縁へとつながっていきました。ホームページ制作会社でありながら、自社サイトで集客するのではなく、人と人とのつながりによって支えられてきたことこそが、現在の私たちの強みとなっています。

信頼という確信。挑戦という躍動。一歩先の未来へ、扉を開く。

最初のお客さまはどういう方でしたか?

最初のお仕事は、知人からの紹介による社員数60~80人規模の企業のホームページ制作でした。ホームページを新しくするだけでは売上につながらないという課題に向き合い、効果検証と改善策の提案を重ねた結果、現在では当初の売上の10倍を達成しています。チャレンジに対して予算を託してくださったお客さまには、感謝しかありません。

クライアントと接する際に気を付けていることはありますか?

お客さまのお困りごとを伺っていると、課題はホームページの範囲だけにとどまりません。外部業者との契約内容や技術的な条件など、お客さまだけでは判断が難しいケースも多く、必要に応じて私たちが直接やり取りを行うこともあります。ここまで踏み込んで対応する制作会社は、多くありません。
そうした丁寧な対応を重ねる中で、業者の方とも信頼関係が生まれ、協力し合えるパートナーとしての関係性を築いてきました。その結果、新たなご依頼につながることも多く、実際に大手企業グループからプログラム開発のご依頼をいただき、納品した実績もあります。

他社には真似できない御社の強みを教えてください。

「これは自社の領域ではない」と線を引かず、お客さまのニーズに応じて事業範囲を広げてきた結果、ホームページ制作からサーバー管理、メール環境の整備まで一括してお任せいただける体制が整っています。サーバーやドメインを弊社で一元管理しているため、トラブル時にも迅速な対応が可能です。
さらに、デザイン・コーディング・プログラミングを担当するスタッフがすべて社内に揃っており、ロゴ制作や印刷物まで含めたトータルのご提案ができます。「何かあればリンクゲインに任せれば大丈夫」という安心感こそが、他社には真似できない当社の最大の強みです。

御社の提案が選ばれる理由は何でしょうか?

お客さまの「本当に実現したいこと」に寄り添い、成果から逆算した提案ができる点です。私たちは、その最終目的を丁寧に聞き取り、本当に効果が出る手段を一緒に考えます。
例えば、洋菓子店からホームページ制作の依頼を受けた際には、同じ予算で「Googleマップへの登録」「Instagramの開設」「プロカメラマンによる写真撮影」を提案。その結果、ホームページなしでも集客につながり、紙媒体からの取材が入るなど認知度が大きく向上しました。

技術の先にある、心を通わせる「伝える力」。顧客の成功をデザインする、最高のソリューション

一緒に働くクリエイターに対して、会社としてどのようなことを求めますか?

私たちが最も重視しているのはコミュニケーション能力です。制作の仕事であっても、自分の考えを正しく伝えられる人は、お客さまの意図をくみ取る力も高いと考えています。
一方で、技術力が高くても視点が自分だけに向いている人は、この業界で長く活躍するのは難しいかもしれません。コミュニケーション能力があれば、技術はあとから身に付けることができます。自分で考えたうえで相談できる姿勢こそが、プロとして成長するための第一歩です。
また、自ら方向性を定め、「こうなりたい」という明確な目標を持ってほしいと思っています。その夢があるなら、会社としてサポートできる体制は整えています。

将来のビジョンをお教えください。

選ばれる存在であるために、リンクゲインが求められる役割とは何か。常にアンテナを張り、進化し続けたいですね。
かつてのように、会社案内のようなホームページを作って終わる時代はすでに過ぎ去りました。今では「ホームページを通じて何を実現したいのか」をお客さま自身が意識し、成果につながる運用が求められています。大切なのは、ホームページを“作ること”ではなく“使いこなすこと”です。
AIも同じです。AIは敵ではなく、使いこなすためのツールだと捉えています。AIができることには限界がありますが、その先にある判断や戦略設計、クリエイティブの部分こそ、人間の価値が発揮される領域です。「AIではできない部分を任せたい」と選ばれる存在であるために、創造し続けます。

事業としてこれからやってみたいことはありますか?

デザイン性の高いホームページに、当社の強みであるシステム開発をどのように掛け合わせていくか。これがリンクゲインの次のステージだと考えています。弊社では、フルオーダーで一からシステムを開発するケースが多く、特定の業界に特化したニッチな分野で、業界標準となる仕組みを生み出せる可能性があります。
汎用的なソフトではなく、「その業界なら誰もが知っている」と言われるような独自のシステムを開発し、業界全体の発展に貢献できる存在になることが目標です。そのためには、お客さまとの出会いが欠かせません。求められていることを深く理解することで、はじめて“本当に役立つ仕組み”が形になります。これからも、そうした出会いや機会を大切にしながら、新たな挑戦を続けていきたいですね。

取材日:2025年10月23日 ライター:上野 典子

株式会社リンクゲイン

  • 代表者名:眞里谷 剛
  • 設立年月:2008年4月
  • 資本金:300万円
  • 事業内容:Webサイトの制作・運営・システム開発・コンサルティング・SEOをはじめとする集客施策・グラフィックデザイン・各種印刷・ロゴ・イラスト・ライティング・写真撮影
  • 所在地:〒603-8425 京都府京都市北区紫竹下緑町34
  • URL:https://link-gain.co.jp/
  • お問い合わせ先:
    メール:
    電話番号:075-354-6663
    お問い合わせURL:https://link-gain.co.jp/contact/

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