愛媛県松山市出身です。親が厳しかったのも理由の一つではありますが、その反動からか小学生のころから東京への憧れが強く、とにかく東京で一旗あげたい！ と思っていました。高校時代、ボクシングで県下ベスト8に入るなど好成績を収め、スポーツ推薦で東京の大学に進学。

大学時代には、国体で3位に入賞しました。全国から優秀な選手が集まる大学だったのでとにかく練習はきつかったです。「敢えて厳しい環境に自分を置くことで多くのことを学べる」という父親の言葉通り、ボクシングを通じて、沢山の仲間や先輩後輩、社会とのつながりができました。

大学卒業後、ボクシングを辞めポッカリ心に穴が…。そんな時、学生時代からアルバイトで続けていた飲食の仕事にのめり込むんです。実力があれば上がっていける世界だから経営や接客など多くのことを学び、人脈も広げていきました。

そうして念願かなって26歳で起業！ でも、思うようにはいかず、ズッコケてしまうんです。26歳しては大きすぎる300万円と言う借金を抱えてしまいます。挫折です。これからのことも考えられないような状態の時、母親から一度戻っておいで…と電話が。「悩んでいても仕方ない」と心機一転、それから広島にある実兄の会社に期間限定で就職し、働きながら3年間で借金を返済できました。

広島で仕事をはじめて約15年。今は株式会社バグジーとは別に株式会社REAL VISION（リアルビジョン）という飲食の会社も立ち上げ、広島市内に飲食店を3店舗運営しています。飲食の会社を通しても、これまで力を貸してくれた人やお世話になった方々に恩返しがしたいと強く思っています。

大学時代から、Webの世界に興味があり少しホームページの制作にかかわっていたこともあって「ネットの仕事なら場所を選ばず人と人とをつなぐことが出来る」と考えました。この会社を立ち上げる前の会社でもWeb制作の会社で代表をしていたのですが、コロナ禍の今だからこそ、これまで支えてくれた、力を貸してくれた地域の人たちに恩返しがしたいという思いから前の会社を辞め、2020年7月17日、バグジーを立ち上げました。

いちからまたWebの会社を立ち上げるにあたって大切にしたのは、「自分に正直に生きよう」「心の違和感に忠実になろう」という心の声です。ざわざわと胸騒ぎがして、その瞬間ロックON！ 決断していました。

僕は、人と人をつなげたりお世話することが好きなんです。恵まれていたのは、これまでの仕事でもずっと支えてくれていたしっかりしたブレーンがついてくれたことですね。故郷の同級生や同世代の仲間たちが頑張っている姿にも多くの刺激を受けています。そして励みにもしています。

Webサイトの企画・提案・制作・運営・Web広告・Web集客マーケティング及びコンサルティングなどWeb全般。また、HPやYouTube動画の編集、制作なども行っています。

HPは作ったものの、活用できず何年も更新されていなかったりそのままの状態になっていたり。HPは情報の宝庫、とってももったいないですよね。バグジーでは、HP制作は0円ではじめます。その後の付き合いを大切にして、常にクライアントに寄り添い、お客様の仕事が順調に進んでいくためのお手伝いをさせていただいています。具体的には、WebやSNSに対する正確な知識を元にマーケティングを行い、現状をコンサルティングし、クライアントに最適なWeb集客のお手伝いで料金をいただいているんです。

僕は、飲食店の会社もWebの会社も両方経営している中で、HPをお願いする側でもあったり制作する側でもあったりするので、両面が見えるんです。そういう点からもしっかり寄り添っていけるのではないかと思っています。

砂漠にラスベガスを作ったアメリカのカジノ王、ベンジャミン・シーゲルのあだ名から付けました。僕は18歳の時、「自分もいつか日本にカジノを作りたい」と言うほど彼に憧れていました。バグジーって“イカレテル”という意味があって、自分で言うのもなんですが…ホント、かなりいかれた若者だったんですよ（笑）。会社の入口には今でもベンジャミン・シーゲルをモデルにした映画『バグジー』（1991年）のポスターを貼っています。

僕が主体で動くのではなく、バクジーくんがいろいろなところに出かけて行って「楽しいこと」「面白いこと」「感動」などを見つけてきて、人と人、思いをつないでいくんです。

バグジーくんを見かけたら「なんですかそれ！ 」って思わず聞きたくなるでしょう？ そこから会話が始まる。バグジーくんを通してコミュニケーションの輪が広がる！

そんなきっかけになるツールになればと思っています。勿論、ちゃんとしたお話のときは仮面を外しますよ。何よりこの「バグジーくん」の顔を見たら笑顔になると思うんです。SNSや、ブログなどでも発信しています。是非チェックしてください。

「このHPはとーちゃんが作ったんよ！ 」「このYouTube面白いじゃろ！」など、子どもたちに話せて、誇れる仕事をしている会社にしたいですね。

今は、プログラマーやデザイナーを初め心強い仲間達と仕事をしています。みんなとても優秀です。今、ようやく第1フェーズが終わったところかな。僕たちは、クライアントが売りたいという自信の商品があって、その商品を売りたいというクライアントの強い思いがあれば、必ずその商品を僕たちのWebのサービスやマーケティングを通して今以上に売る自信があります。

そうやって僕たちは僕たちの会社の特技を生かして、クライアントの集客や売上に対してお手伝いが出来ればと思っています。そしてそこを起点にまた新たにつながっていくと思うんです。飲食の引き出し、ボクシングの引き出し、Webへの興味、この3つがうまくかみ合ってこれからさらに広がっていくことを期待しています。

このあとの第2フェーズ、第3フェーズでは、力のある若い人たちにもどんどんかかわってもらって、さらにつなげていければと思っています。

東京に憧れ東京で頑張ってきたけれど、こちらに帰ってきて仕事をしているうちに中四国の良さをたくさん感じるようになりました。広島も愛媛も大好きなので地域に恩返しのできる意味のある、働き甲斐のある仕事をしていきたいです。

今のうちに力をつけておいて欲しい。ひとつのことだけをやるのではなく、デザインもできて、打ち合わせもできて、動画の編集もできて。できる能力をさらに高めて、臨機応変に動ける人材になって欲しい。Webの世界は移り変わりが激しいので、しっかりアンテナを張ってしっかり情報を取り入れながら、力を入れるところは全体で力を入れ、分けるところは分けて、しっかり勉強を続けていって欲しい。僕らの仕事には終わりはないので、勉強をし続けていくことが何より大事だと強く感じています。みんなの力を合わせて掛け算、掛け算で大きな輪がさらに広がっていくことを楽しみにしているんです。

一番は「好きなことをする！ 」です。自分が好きなことだと頑張れるでしょう。また若い時期は、本当の自分になるための時間だから自分自身に真剣に向き合いフルコミットし、強い意志を持って取り組んで欲しい。そして勉強する姿勢を持ち続けること！ しっかり勉強しておくことは大切。

「自分の思いをいつかカタチにしたい！」と思いながら仕事ができることは、大変ですが幸せなことです。