WEB・モバイル2006.06.01

アフィリエイト・プログラム

vol.14
株式会社トラフィックゲート代表取締役社長、株式会社トラフィックゲート取締役営業部長 小宮山晋太郎さん、井上琢磨さん
アフィリエイト――インターネット上の成功報酬型広告。ある広告媒体のサイト上に設置された広告によって閲覧者が広告主の商品・サービス等を購入し、生じた利益に応じて広告媒体に成功報酬を与える―― ネット上では主に「簡単な小遣い稼ぎ」「ブログ運営の強い味方」というとらえ方で盛り上がっているようだが、WEBの企画・制作に携わる者にとっては、アドワーズ(特定キーワードオークション契約)やSEO(検索エンジン最適化)の知識と同様、クライアントへの提案に欠かせないツールとなりつつある。 特徴はクリックごとの課金(アドワ―ズなど)ではなく、成果(契約や資料請求)課金。つまり、販売に直結したものだけにコストが発生するという広告の仕組みなのだ。存在感を増している理由は、「小遣い稼ぎができること」だけではなく、WEBビジネスにおいて「効果的な広告」を期待できること。もちろんアクセス向上、サイトの収益向上も期待できる。 今回は、大手ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)ひとつである、株式会社トラフィックゲートさんが取材に応じてくださった。

<取材協力者> 小宮山晋太郎さん ~株式会社トラフィックゲート代表取締役社長 井上琢磨さん ~株式会社トラフィックゲート取締役営業部長

アフィリエイトで得られるのは、販売面積の拡大。消費者の目線と 口コミで波及するから、メーカーの「売れ筋」とは違うヒット商品さえ生まれる。

完全な効果測定が望めないのが広告と定義するなら、アフィリエイトはもうすでに広告ではないのかもしれない。事前に設定した「購入」や「資料請求」という成果目標を達成したアクセスにのみ課金が発生する。つまり、成果を生まなかった露出には一切広告料を支払う必要がないからだ。

【トラフィックゲートさんの解説】 アフィリエイトとは、一言で言えば、低コストで、膨大な売り場面積を確保することのできるプログラムです。しかもその売り場は、ブログやサイトの運営者が自分が納得した商品を、自分の感想も交えて口コミで広めていく究極のバイラルマーケティングであり、究極のリテールサービスです。 たとえば、あるクライアントさんは、アフィリエイトで販売したい商品群を用意しておくだけで、12万サイト以上の登録サイトのなかから弊社のプログラムにマッチングしたものに自動的に商品情報のリンクが、バナーやテキストリンクとして貼られます。言うなれば、全国に12万の販売代理店を持つことができるわけです。もちろん、クライアントさんの支払うコストは、すべて成果課金。さぼっている代理店には、一銭も支払う必要はありません(笑)。 各サイトは、それぞれのポリシーや固定ファンの傾向に即して情報発信していますから、クライアントさんが予想もしなかった意外な商品がヒットすることもよくあります。そんな動向を、新しい商品開発にフィードバックしている企業も数多くあります。

交渉に3ヶ月はかかる業務提携が、3日で成立。

アフィリエイトは、供給者⇔消費者のありようだけでなく、供給者⇔供給者のありようさえ変える。いつの時代も一筋縄ではいかない企業間の業務提携も、いともたやすく実現してしまうのだ。

【トラフィックゲートさんの解説】 たとえば書籍を探している消費者は、「古本だけを買う」「新刊本だけを買う」と決めてネットを検索しているわけではありません。そんなとき、たとえば、古本検索のサイトに、新刊本を扱うサイトのアフィリエイトバナーが貼ってあれば、「古本の在庫がなければ新刊で」という消費行動がストレスなく実行できます。これ以上のリテールサービスはないでしょう。その古本検索サイトさんと新刊検索サイトさんは、アフィリエイトのクロスセリングを通して業務提携が成立しているのです。通常の業務提携であれば、交渉だけで3ヵ月はかかりますが、アフィリエイトのリンクの実現には3日もあれば十分です。

モデルケースは、証券や通信教育。まだアフィリエイトを知らない 業界、業種が、これから特大の効果をあげるかもしれない。

クライアントサイドのアフィリエイト認知は、まだ完全とは言えない。ASPの努力次第で、より大きくアフィリエイトの可能性を引き出す業種、業界が出てくるはずだ。

【トラフィックゲートさんの解説】 アフィリエイトプログラムは、もちろん物販において有効な手段。ある生活用品の有名ブランドも、アフィリエイトで大きな成果をあげています。物販以外では、たとえば証券会社。某大手オンライン証券会社の20%以上を、弊社のプログラムを通しての獲得しているケースもございます。もちろん、たいへん満足していただいているようです。通信教育業者さんも、アフィリエイトには積極的ですね。テレビCMや新聞広告のキャンペーンにアフィリエイトを組み込んで、資料請求実績を大きく伸ばされているようです。 アフィリエイトの認知に関しては、まだまだ開拓の余地がありますし、弊社の営業努力が至っていません。これから様々な業界にこのプログラムの有効性が知れわたれば、意外な利用法、あっと驚く大成果が生まれると期待しています。

信頼できるASPに任せるのであれば、 自動承認で売り場拡大スピードを最優先するものいい。

リンク先が、たとえばアダルトサイトであったりしたら、ブランドの信用にも傷がつく。もちろん、どんなアフェリエイトサイトにリンクされるのかは、クライアントが選べる。しかし、何100、何1000というリンク先をチェックしようと思えば、ばかにならない負荷が発生する。信頼できるASPをみつけることが第一歩のようだ。

【トラフィックゲートさんの解説】 弊社はアフィリエイトサイトとしてアダルトサイトや出会い系サイトとのお付き合いは一切ありません。参加してもらっているサイトにも、更新頻度などに厳しい基準を設けています。ですから、クライアントさんに特別なご要望のない場合は、アフェリエイトサイトからのリンク申請を「自動承認」する設定を選ぶようお勧めしています。

アフィリエイトは販売者のためのプログラム。バナーや 受け画面は、ASPが様々な企画を提案して用意している。

ASPとは、どんな業務を行うところか?――クライアントにより大きな売り場面積を提供し、アフィリエイトサイトにはバナーや受け画面の様々なバリエーションを提供する者。専門のクリエイターを社内に擁し、閲覧者の消費行動向上を強力にサポートしている。

【トラフィックゲートさんの解説】 アフィリエイトとは何か?と問われれば、販売者のためのプログラムと答えます。口コミで伝えたい商品がある。良さを知ってほしい商品がある。そう感じたサイト管理者やブログ管理者が、来訪者に効果的に商品情報を提供するためのサポートは、ASPの重要な使命だと考えています。バナーや受け画面(バナーやリンクをクリックして開き、販売画面に誘導するための画面)は、弊社のクリエイターが様々な企画を形にし、いつでも複数の選択肢のなかから選べるようになっています。商品情報や写真の掲載希望者のために、ダウンロードできる商材DBの環境を整えるのも大切な仕事です。クライアント⇔アフィリエイトサイト⇔消費者間のコミュニケーションを、トータルに円滑に、そして実り多いものにするために日夜努力しています。

アフィリエイトサイトを運営する場合の留意点は?

アフィリエイトの仕組みを理解するにしたがって、「お客さんに紹介するより、自分でやった方が早い」という考えが膨らんでしまう。そんな読者いることでしょう。アフェリエイトサイトを運営しようと考えたときの、留意点などもアドバイスしていただいた。

【トラフィックゲートさんの解説】 アダルトサイトや出会いサイトなど、公序良俗に反するサイトは、弊社規定で審査を通りません。何も書き込まれておらず、実質的にサイトが立ち上がっていないという状態で申し込まれる方もいらっしゃいますが、これも審査を通りません。 登録の審査が通ったら、次に扱いたい商品を選び、クライアントの審査が通れば晴れてアフィリエイトの店開きができます。弊社で用意しているバリエーションのなかから、好きなバナーや受け画面を選んでリンクを貼ってください。 大切な留意点としては、商材によって規制法律があるということ。たとえば化粧品には薬事法、証券には証券業法があり、直接的な購買を促す表現などが法律に触れます。もちろん、そのようなレクチャーは弊社からもいたしますが、扱うと決めた商材についての表現上の法律規定等は独自に勉強することがベターですね。 アフィリエイトで収益をあげるテクニックとしては、ASPを複数調べることも大切ですね。同じ商材でも成果課金のレートが違うことがあります。もちろん提供するバナーのクオリティも違う。課金のレートや規定が違うのは、ASP自体の営業方針の違いによることもありますが、クライアントが複数のASPに違う条件を出して効果測定しているせいでそうなることもあります。

株式会社トラフィックゲート http://www.trafficgate.net/ ●設立 2001年2月5日 ●資本金 2億円 東京本社/ 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー TEL:03-5425-7600(代表) 大阪オフィス/ 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島二丁目2番2号 ニチメンビルディング10階 TEL:06-6201-2101(代表)

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