ダライ・ラマの言葉
- 番長プロデューサーの世直しコラムVol.23
- 番長プロデューサーの世直しコラム 櫻木光
なんか、毎日がふん詰まった感じがするのは僕だけではないだろう。
世の中のシステムが老朽化して、新しい現実にそぐわなくなってきているんだと思う。なにか、大切な本当にやらなきゃいけないことを、わかっていながらやっていない気がする。 しがらみが多すぎるし、しがみつく奴が多いし、新しい人が出てきにくい。新しく出てくるのは、2世という保険のかかった奴ばかり。 適当で、嘘ばっかり言う奴。ものを知らない奴。車で人を轢いたら逃げる奴。臆病なのに自己中心的。そういう奴が極端に増えてきたと感じる。痛い目にあう覚悟もないくせに、正面から他人とケンカする気概もないくせに、理屈をならべて自分の損得のことばっかり言っている、格好の悪い輩が増えたと思う。
10年前に一世を風靡した人が、みじめに廃れて(すたれて)いく姿も見たくない。昔から見ていた人が、よぼよぼになって苦しんでいる姿も見たくない。 仕方ないのか?
でも、なんか、夢みたいなもんが、ないなあ。 身の回りにも嫌なことが多いので、慢性的に憂鬱な気分にとりつかれているような気がする。それが高齢化社会ってもんなのかもしれない、不景気も関係あるだろう。 いろんな手を打って、そういう気分を振り払おうと思うのだけど・・・。
仕事は忙しいので、それは救いではあるが、仕事にそういう憂鬱が浸食してくることもたまにある。 1人ひとりが自分と世の中を真面目に考えることが、大切だ。そういうことを教えてくれる人が、あんまりいないのが悲しい。
以下はダライ・ラマの言葉である。 行き詰まると、ゆっくり読み返して自分のことを考える。 ずっと前から繰り返し読んでいるが、理解できることが増えていくありがたい言葉。 今の世の中にぴったりだと思うので紹介します。
- 大きな冒険をともなう大いなる愛と行いを大切にしなさい。
- 失うものはあっても与えられた教訓は失わないこと。
- 自分を敬い相手を敬い自分の行動すべてに責任を持ちなさい。
- 求めているものが手に入らなくても、実はそれが幸運であることもあるのです。
- ルールを学ぶと、正しいルールの破り方も学べます。
- 些細な争いで大切な関係に亀裂をいれてはいけません。
- 間違いだと気づいたらすぐに過ちを正す行動を取りなさい。
- 1日の中で 1人で過ごす時間を持ちなさい。
- 変化に寛大であれ。しかしながら自分の価値を失うなかれ。
- 時には沈黙が一番の答えであるということを忘れないこと。
- 正しく気高く生きなさい。年令を重ね過去を振り返る時に2度にわたって人生を楽しめるようになるでしょう。
- あなたの家庭にある愛に満ちた空間こそがあなたの人生の基盤なのです。
- 愛する人との間に相違が生じたら今起きていることだけに対処すること決して過去は持ち出さないこと。
- 自分の知恵を分かち合いなさい。それが不滅を実現する道なのです。
- この地球に優しくあれ。
- 年に1度 まだ見知らぬ土地を訪れなさい。
- 互いが必要とする以上に愛し合うところには最高な関係が存在しています。
- 手に入れるために諦めたことが自分の成功だと判断しなさい。
- 愛に臨み自由気ままに扱いなさい。
僕はこれに、いつも助けられる。 精神的な強度が増す。そんな気分になる。 ほら、なんか、気が晴れたでしょ?
Profile of 櫻木光 (CMプロデューサー)
プロデューサーと言ってもいろんなタイプがいると思いますが、矢面に立つのは当たり前と仕事をしていたら、ついたあだ名が「番長」でした。