路面電車で豊橋を散策。半日ぐらいがちょうどいい

Nagoya
ライター
chocotabi vol.1
加藤 デコ

「名古屋からすぐ」の豊橋へ

名古屋駅からJR東海道本線、名鉄本線のいずれかで約1時間。

渥美半島の付け根のあたりに豊橋市があります。

愛知県の東端、東隣は静岡県湖西市です。

ふらっと遊びに行きました。

 

市内の移動は、のんびり走る路面電車です。

平日・休日ともに約10分間隔で運行、

市民の足として活躍しています。

観光なら「1日フリー乗車券」(大人500円)もオトクです。

 


きたきた。

 

「あのお菓子」のラッピング車両も!

 

公会堂と公園をゆるりと散歩

向かうは、豊橋公園…だったのですが、

「豊橋公園前」駅のひとつ前、

「市役所前」で大きな建物が見え、

思わず降りてしまいました。

ちなみに停留所もレトロでいい感じです。

夜になると灯が入るのかなあ。

 


 

路面電車から見えたのは豊橋市公会堂。

ドーンと威容を誇るこの建築物は、1931(昭和6)年の建築。

鉄筋コンクリート造の3階建て、ロマネスク様式(城郭風)、

2つの半球ドーム屋根にはモザイクタイルが用いられています

(豊橋市教育委員会設置の案内板より)。

また、半球ドーム屋根にはそれを守るように2羽の鷲の彫刻が飾られ、

当時の雰囲気を伝えています。

 

 

ぼんやり鷲を眺めていたら、地元の方らしいおじさんが

「建物の上の鷲、昔のがそこにあるよ」と教えてくれました。

建設当時の鷲が公会堂の向かって右側の位置に展示されています。

「1931年にこれをどうやって上げた?」と思うほど大きい! 

公会堂は今でも現役で、いろんな催しに利用されているそうです。

 

さて、目的地・豊橋公園は公会堂から歩いてすぐ。

ここには、吉田城址があります。

豊橋は明治になるまで「吉田」と呼ばれていましたが、

「吉田」という地名が全国に多いことから

「豊橋」と変更したのだそうです。

市内を流れる豊川に橋がかかっており、

これを豊橋としたことから地名を豊橋としたと聞いています。

しかし、実はあんまり「THE 城」には興味がなくて

――だって、復興されたものですから――、

石垣を見てきました。

現在、発掘調査中

 

この公園は、1905年から陸軍の第15師団の駐屯地となっていました。

街の発展を目指して陸軍を誘致し、

インフラ整備や住宅地の開発が行われたと聞いています。

公園内には師団を記念した石碑なども残されており、

その多さにびっくりしました。

現在は大きな樹があちこちにあり、緑あふれる公園となっています。

散歩する方もたくさんいらっしゃって、気分転換にはもってこいです。

 

由来のある鰻屋さんへ

おなかがすいたので、本日の目的の一つ、

鰻屋さんへGO。

このお店、入口にこんな看板が出ています。


べっぴんの鰻!

 

「別嬪さん」の語源は「鰻の別品」なんですって!

知らなかった。

鰻もおいしくいただきました。

「土用の丑の日」も

暑いさなかに鰻を食べてもらうための知恵と言われていますが、

鰻屋さんはセールスに長けているようですね。

 

お昼をいただいて、ゆっくり歩きながら帰途に着きます。

途中、豊橋名物・ちくわの老舗本店に立ち寄り、

お土産を購入。

その後は路面電車に乗り、豊橋駅へ戻ってきました。

 

半日ほどのchoco旅、楽しく終了しました!

 

プロフィール
ライター
加藤 デコ
目指せ、ソロワーク、ソロ旅、ソロ温泉。 そのために、フリーライターとしてがんばって働きます。

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