常に生活や事業を支える”ダム”の魅力―—鳴淵ダムを歩く

福岡
ライター
kosaka
香坂

山の豊かな自然はいずれも風光明媚に映るが、その中にそびえ立つ「ダム」に魅力を感じる人も多いという。

 

私も通りがかるたび山の雄大な風景の一部として存在を捉えていたものの、ダムという場所を個別に意識したことはなかった。

しかし、せっかくならば本来の見どころを感じたいと思い、この機会に調べてみる。

 

そもそもダムと一口に言っても、地域ごとに設けられる目的は異なるらしい。

だが、一般的にはおおむね以下の2点に分類される。

 

・治水(ちすい):大雨が降った際、増水によって川が氾濫しないよう一時的に水をため込んで調整すること

・利水(りすい):雨が降らない時期が続いた場合等のために、生活用水や工業用水、農業用水などをため込んだ水から提供すること

 

また、上記の役割を兼ね備えた大がかりなダムは「多目的ダム」と呼ばれるそうだ。

システムとしては太陽光発電と同じように自然の力を蓄え、必要に応じて利用するといった感じだろうか。

 

では、例えば今の居住地から一番近いダムはどこだろうと調べてみると、篠栗町の『鳴淵ダム』がヒットした。

 

参考:鳴淵ダムを紹介します-福岡県庁(https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/narufuchi01.html

 

 

平日昼間ということもあり、比較的静かで涼やかな風が流れている。

 

ダムといえばダイナミックな石の壁が荘厳な山の空気を伝えてくれるイメージだが、こちらは展望台広場や公園が併設された地元の憩いの場ということで、とんがり屋根の可愛らしい操作室が個性を発揮していた。

竣工記念の像がある駐車場と、休憩所と思われる広場を結ぶ橋は程よい距離感で、軽いウォーキングには最適だ。

 

同じタイミングで訪れた方々を見るに、どうやら福祉施設のお散歩コースとしても重宝されているよう。地域の方々にとっては身近に自然を感じられる行楽スポットであり、様々な想い出が詰まった場所でもあるのかもしれない。

 

私が生まれ育った町にも筑後川という川が流れているが、そこに関連するダムを訪ねれば、幼少期に聞いた歴史と重なって懐かしい気持ちが増すのかなあ、など。

 

ちなみに、本来は下にある公園から階段でダムに上がれるとのこと。(今回はまっすぐダムへ向かってしまったため叶わず……)

そちらの通路も無駄のない重厚な雰囲気が素敵とのことなので、足を運ばれた際にはぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。

 

【アクセス情報】

施設名称:鳴淵ダム(福岡県土整備事務所 鳴淵・猪野ダム管理出張所)

所在地:糟屋郡篠栗町大字篠栗3172-92

施設見学可能時間:平日10:00~12:00/13:00~16:00(希望日の1週間前までに要予約)※年末年始除く

問い合わせ先:092-947-4896(平日8:30~17:00)

プロフィール
ライター
香坂
オリジナル会葬礼状のライター業を経て、現在はWEB系のフリーライターとして活動中。漢字とひらがなのバランスに悩むのが好き。仕事におけるモットーは「わかりやすく、きれいに」。趣味はお酒・アイドル・展覧会鑑賞・化粧品・創作。

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