えっ、潮干狩りって春なんですか?からの優雅な休日~福浜海岸へ~

福岡
ライター
kosaka
香坂

「一度でいいから潮干狩りに行ってみたいんだよね」

 

先日、友人との話の流れでそんなことを言われ、そういえば生まれてこの方縁がなかったなあと想いを馳せる。

佐賀の出身ではあるが、地元が有明海の近くでなければ意外と子どもの頃にも経験しないものらしい。(当然ながらムツゴロウを生で見たこともない。微妙に悔しい)

 

潮干狩りといえば海、海といえば夏。

 

安直な考えで周辺の海を調べてみると、福岡にも潮干狩りができる海は思った以上にたくさんあるようだった。

例えば代表的な海岸は以下のような感じで、割と中心部に集中していることが窺える。

 

  • 和白干潟(福岡市東区)
  • 雁ノ巣海岸(福岡市東区)
  • 室見川河口(福岡市西区)
  • 能古島(福岡市西区)※
  • 今津海岸(福岡市西区)※
  • 長井浜(行橋市)
  • 白石海岸(京都郡苅田町)

 

※の付いている海岸は2023年休業

 

ほうほう、距離的には無理がなさそうだ……と、やる予定もないのに確認する。

では、一体何を準備して行けばいいのだろう?

そもそも潮干狩りといえば干潮の砂浜で貝をざくざく取るようなイメージだが、それで間違っていないのだろうか?

そこで、とりあえず言葉の意味を知るべくWikipediaに聞いてみた。

 

・潮干狩り(しおひがり)とは、遠浅の砂浜で、砂中の貝などを採取することである。貝拾い、貝掘りなどとも言う。春の季語でもある。

引用元:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/潮干狩り

 

春の季語でもある。

 

……どうやら誤っていたのは潮干狩りに対する認識ではなく「タイミング」のようだった。

いやもしかしたら暦の関係では⁉とやや期待したものの、おすすめの時期は「3月~6月」だそうで、紛うことなき春である。

 

まあね、冷静に考えればこの炎天下に海岸で貝拾いなど無茶だなと。

完全に夏のレジャー扱いをしてしまっていた自分の無知を恥じる結果にしかならなかった。

 

とはいえ今の時期の海の風景はぜひ味わっておきたいと思い、自宅からそう遠くない「福浜海岸」にお邪魔する。

ここは住宅街を抜けると現れるコンパクトな海岸で、日曜の昼間ながらとても落ち着いた景観を臨めるのが魅力だ。

  

手前の木陰で涼みながら広大な海を眺めるも良し、砂浜近くを散歩するも良し。海水浴というよりは散策向きだと言えるだろう。

ちなみに、周辺には猫もたくさんいる。人通りが少ないのもあって、さながら猫の楽園といった雰囲気である。

(今回は餌を求めて鳴かれるのが心苦しく、カメラを構えることができなかった。面目ない)

 

賑やかな海水浴場もいいけれど、こういった場所で穏やかに波打つ様を静かに見つめていると、途方もない水の広がりを感じることができてそれはそれで有意義だ。

やはり自然はよいものだなあ、と月並みな感想しか出てこないが、図らずも良い休日を満喫した。

参照元:Holiday(https://haveagood.holiday/spots/465633/map

 

最後に一応ダメ押しでお知らせすると、潮干狩りの携行品として必要なのは

  1. 着替えやタオル
  2. レジャーシート
  3. ゴミ袋および濡れたもの入れ
  4. レンタルできない場合はバケツ、ざる、網、熊手、スコップなど

とのこと。季節によって日焼け対策と防寒対策どちらを優先するかは変わってくると思う。

3月~4月ならプラスで上着やナイロンパーカー、5月以降なら日焼け止めや汗拭きシート、帽子、アームカバーなどを検討した方がいいと覚えておこう。

ただし、資源保護の関係上中止されている年もあるようなので、気になる方は要確認。また、場所によっては9月半ばまで楽しめる可能性も!……と言いたいところだが、体調をふまえるとやはり涼しい時期が無難かもしれない。

 

せっかくの夏休み、どうぞ無理なくお過ごしください。

プロフィール
ライター
香坂
オリジナル会葬礼状のライター業を経て、現在はWEB系のフリーライターとして活動中。漢字とひらがなのバランスに悩むのが好き。仕事におけるモットーは「わかりやすく、きれいに」。趣味はお酒・アイドル・展覧会鑑賞・化粧品・創作。

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