8月ということで夏休みを満喫されている人もいる頃かと思います。
気分転換に映画と過ごす夏はいかがでしょうか。今回は最近見た2024年公開の映画でおすすめの作品をご紹介します！

私的、2024年上半期ベスト。
心臓病で余命10年を宣告された娘のために、人工心臓を作ろうと立ち上がる父親と家族。実話を元にしたストーリーです。医療関係者でもないのに、１から人工心臓を作ろうと奔走する父の姿に心打たれます。「諦めの悪い父親」が年月をかけて成し遂げたものとは。涙なしでは見れない一作。

漫画家、藤本タツキ先生の長編読み切りが原作のアニメ映画。
漫画を描くことが好きな少女が、一度は筆を折るも、再び描き出すストーリー。
ただひたすらに描き続けたその先にあるものは。58分という短い尺の中に凝縮されたクリエイティビティに圧倒される。
人生は選択の連続。何を信じ、そして続けるか。

日本の『百円の恋』の中国版リメイク。
自堕落で怠惰な主人公が、ボクシングに目覚めて人生を変えるストーリー。監督謙、主演女優のジア・リンは、特殊メイクではなく、実際に50キロもの減量に成功し、ボクシングの試合に臨んでいます。
だらしないけど、どこかお人よしで損な役を引き受けてしまう前半と、「人生、1度だけでも勝ってみたい」と立ち上がる挑戦者が描かれた後半。作品を見終わる頃には、自分も頑張ろうと勇気づけられているはずです。実際に減量してアスリートに変貌しているのが、この作品の説得力の最もたる所で、直向きに打ち込むことの大切さを教えてくれます。おすすめ。

3作には共通点があります。それは、信念を持って圧倒的努力を続けること。「で、あなたはどうする？」と問いかけられているような気分になります。クリエイターには刺さること間違いなしの傑作なのでぜひご覧ください！