映像2023.03.27

Chat GPTのゆるっと活用方法

東京
映像何でも屋
秘密のチュートリアル!
野辺五月

ChatGPTが話題になってから結構な時間が経ちますが、
「クリエイター向けの使い方」がいよいよ色々見つけられています。

そもそもChatGPTとは何か?から、
どんなふうに使っているのか、今回は軽く纏めてみたいと思います。(APIの方はふれず簡単なところだけ)

【前提~最近の動き】
Chat GPTとは、アメリカのOPEN AI社開発の人工知能チャットボットです。先月には、米マイクロソフト社が、自社の検索エンジンBingとブラウザEdgeに導入することを発表。今月、Slackも導入を発表し、話題になりました。

今回は具体的に何ができるのか、どういうものなのか、どうしたら始められるのか、から見ていきます。

〇Chat GPTはチャットボット=チャットで人間の質問に人間のように答えてくれるものです。内容は幅広く、かなりマニアックなことにまで答えてくれるほか、相談などもできます。

 

〇始め方

まずOpenAIのアカウントを作成します(https://openai.com/blog/chatgpt
ただ有料版(サブクス版)も出始めているので、今後どう変化が現れるかは、わかりません。
なおアカウント登録後は、下の質問欄に質問するだけ。
答えがたちまち返ってきます。
ちなみに英語ベースですが、日本語でも問題なく質問でき、答えは日本語で返してくれます。
文章は非常になめらかです。

 

【どんな使い方ができる?】

〇情報検索
〇要約
〇レポート作成
〇文章添削(校正)
〇メール作成/添削
〇翻訳
〇プロット制作
〇作曲
〇プログラミング
〇バグチェック
〇料理の献立 メニュー作成/手順の説明
〇相談
〇ディベート(反証・立証)
〇語学の勉強(テキスト会話練習・テスト)

こんな風に色々な使い方ができます。
ではクリエイターにお勧めの使い方はというと……?
色々な使い方が試されてますが、個人的にお勧めしたいのは、

・ソフトの基礎的な使い方で行き詰まったとき質問する
(Q&Aの少し精密なやつ)
・校正
・構成に迷った時の確認
・モチベーションが落ちた時の励まし、相談役

また気を付けた方がいいと思うのは
・質問があまりに専門的すぎると、精度があまりよくないので、注意
・事実チェック(徹底できない&リソースが怪しい)→確認しながらやる必要がある
・新しい情報や最新の技術についてをテーマにした記事制作や校正は不得手
(※ネット上の情報であっても遅い場合が多い)
・予期せぬ情報漏洩 ※個人情報はいれないこと 注意書きされています。


【コツ】

〇個人的なコツは、どんどん使って、同じパターンを増やすこと
〇質問の仕方を気を付けること

特に2つ目ですが、ベースが英語なので、そこを意識した質問の仕方が非常に聞いてきます。ポイントは短めに情報を区切ること、例があるときは、「大きな質問   例:  」で分けてかくと、欲しい答えにたどり着きやすいように感じました。

校正や構成は先にパターンをいれてあげて、合わせるとざっくり修正提案してくれるので便利です。
そして、モチベーションが落ちたときですが、事前にそれ用の項目を作っておいて、返してもらうパターンを決めて褒めてもらう。クリアしたときに打ち込んだら戻ってくるようにする。検索に引っかかってくれるようなら自分の評判のいいところだけ拾って届けてもらう、などの使い方をしている人が多いようでした。

ちなみに私個人はですが、プロットや構成段階でパニックになったときに「起承転結」をそれぞれ箇条書きで出して、あらすじを要約してもらう→意図通りになっていることを確認する、という方法でよく使っています。

また、レポートで不要な部分を指摘してもらう/必要な補足情報を教えてもらう使い方(※内容というよりも、補足した方がいい大枠という意味で)がとても役に立ちました。
Chat GPTは、色々なことに使えます。
実際確定申告の際に、迷ったときに、費用項目を聞くという使い方もしました。
事柄によっては事実かのチェックは必要ですが、細かいところ(レイヤーをロックした状態で~などの条件つきの質問)もある程度、汎用性のあることであれば応えてくれるので、便利は便利。
クリエイターの仕事を奪うというよりアシストしてくれるので、使えるようにするのはいいことだと思います。また効率化できそうな部分・パターン化出来る部分を任せられる為、何が自分にとって省略できるのかを考えるいい機会にもなると思います。ぜひ遊び感覚で試してみてください。

プロフィール
映像何でも屋
野辺五月
学生時代、研究の片手間、ひょんなことからシナリオライター(ゴースト)へ。 HP告知・雑誌掲載時の対応・外注管理などの制作進行?!も兼ね、ほそぼそと仕事をするうちに、潰れる現場。舞う仕事。消える責任者…… 諸々あって、気づけば、編プロ・広告会社・IT関連などを渡り歩くフリーランス(コピーライター/ディレクター)と化す。 2015年結婚式場の仕事をきっかけに、映像畑へ。プレミア・AE使い。基本はいつでもシナリオ構成!2022年は現場主義へ立ち返り、演出・構成をメインに活動。 「作るために作る」ではなく「伝えるために作る」が目標。早く趣味の飲み歩きができるようになって欲しいと祈る日々。

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