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WEB・モバイル2015.01.28

デジタル(IT)とアナログ(人)の 対話から広がる「無限の可能性」 仕事を通して学び、成長し続ける会社を目指す!

名古屋
株式会社ネットアーツ 代表取締役 齋藤秀一氏/常務取締役 八木由美氏
パソコンショップの敏腕店長、トップ営業マン、天才プログラマー兼デザイナー。最強の3名が協力し、「ITを使いこなせる世の中に」と2001年に設立した株式会社ネットアーツ。ピンチをチャンスに変えながら、時代のニーズを見抜いて、変化する勇気をもって成長してきました。しかし、それは決して平たんな道のりではありません。 代表取締役の齋藤秀一さん(写真右から二番目)と常務取締役の八木由美さん(写真一番左)にお話を伺いました。

お客様の期待に応えるべく 次なるステップへ

事業内容を教えてください。

齋藤 当社は2001年3月にホームページ制作会社として創業いたしました。HTML全盛の頃、CMS(コンテンツマネジメントシステム)でホームページを管理できるものがほぼ世の中にない状態でスタートし、業績を伸ばしてきました。

社名「ネットアーツ」の由来は?

齋藤 アーツには二つの意味があって、ひとつは芸術のアート、もうひとつは技術という意味のアート。 当時のホームページはデザイン重視のものか、システム屋さんが作ったデザイン力のないもの、どちらかしかなかったんですね。両方合わせ持つ会社にしたいと思い、「ネットアーツ」という社名にしました。 現在は新しいブランドを立ち上げ、次のステップへすすむ取り組みをしている最中です。

ネットアーツ

ネットアーツの新しいロゴは「創造無限」の理念より導き出されたもの。「ITと人が寄り添う」「対話(コミュニケーション)」を意味し、デジタルとアナログが対話することでITが身近な存在となります。

次のステップとは?

齋藤 新しいロゴ(右画像)が表しているように、大事にしているのは「人」です。特に「対話」です。対話を通して、お客様の可能性を引き出す。「Talk with Netz!」をキャッチコピーに、お客様の喜びを追求します。

具体的にはどのように?

齋藤 今までは、導入前にヒアリングして提案書を作り、制作し、導入後に修正対応するという流れで、「制作」の部分で他社との差別化をはかっておりました。しかし、実際、お客様は技術だけを求めているわけではないんです。 いま、大事にしているのは、むしろ導入前と後。 ヒアリングの時点でお客様は、そもそも何をどうすればいいのか分からない、「問い合わせを増やしたい」など顕在意識の部分しか分からない、といったことが多いんですよ。そこで、導入前にヒアリングするのではなく、まずは弊社のセミナーやワークショップに参加していただいて、そこで自社の課題や強みなどに気付いていただくんです。それを基にブランドを作って、そこから制作をスタートします。

導⼊後のケアは?

齋藤 ケアというよりは、社員教育です。我々の理念は「ITを使いこなせる身近な道具にする」ということです。本当にお客様の望まれていることは、社内に対応できる人がいること。解析ツールなどを渡しただけでは使いこなせないですよね。業者がサポートに入るのではなく、私たちが社員さんにやり方を教えることによって、社内でITを使いこなせるようになる。そこをお客様は喜んでくださるのだと思います。

委員会活動、社内勉強会でコミュニケーション! メンバーのアイデアが社風を創り上げていく

⼈を⼤事にするという点では、⼈事にも⼒を⼊れていらっしゃるそうですが。

齋藤 業務だけでなく、社内で委員会活動をしています。以前は業務以外の交流があまりない状態だったんですね。委員会活動は、プログラマー、デザイナー、システム、営業、総務、いろんな部署の混合でやっています。

チームワークが⽣まれますよね。

齋藤 そう。連携感ができてくるんですよ。そうすると仕事もやりやすくなります。 八木 経費削減、顧客満足、社風改善など、業務にすべて直結するので、お客様の喜びを作り出すというところに繋がっています。

取り組み前と後とで変化は起こりましたか?

八木 まずコミュニケーションがとれるようになりましたし、物が言いやすい会社になってきました。それが数字に反映され、売り上げも上がってきました。自分達が考えたことを現場で実践していくので、意欲も沸きますし、自発性が出てきました。頼もしい限りです。

社内勉強会

「理念と経営」という書籍を使っての社内勉強会。お客様とのエピソード、仕事や人生に対する考え方、夢・目標などをディスカッションし、メンバー同士がお互いを理解し合い、チームワーク力を高めている。

委員会のほか、社内で取り組んでいることはありますか?

齋藤 社内勉強会を毎月開催しています。「現場力とは何か?」など、みんなで討議するものです。 八木 5年前に始めたのですが、当初はメンバーも難しそうなイメージを持っていましたね。やっていくうちに、どんどん経営感覚もついてきました。ワンマンではなく現場から上がる声を反映していくことに価値を見ています。 齋藤 今の人は、本当に仲間を大事にしますね。昔はどちらかというと、「個」じゃないですか。他の人よりも上を目指すという。今はそうじゃないんですよね。昔のままの感覚でいくと、「ゆとり世代の子はハングリー精神がない」とマイナス面を見てしまうんですが、プラス面から見ると「仲間を大事にする」という良い側面があるんです。

今年は新たな事業をスタート! 無限の可能性を持つ子ども達の未来を創造する

今後の展望を教えてください。

齋藤 ネットアーツとしては、お客様の喜びを高めることに集中していきたいですね。 あと、今年の1月15日、「株式会社まなぶ」という小会社を立ち上げました。

どういった事業を展開されるのでしょうか。

齋藤 放課後等ディサービスといいまして、発達障害のお子さんたちを放課後にお預かりして療育する施設です。 いま、虐待やDVが問題になっています。発達障害の子たちは、塾に行っても馴染めない、学童もお断りされるケースもある。行き場がなく、家に閉じこもるしかない。そこで虐待が起きる可能性があるんです。また、そういったご家庭はシングルマザーの方が比較的多い。生活の為に働かなければならないけど、時間に制約があるとパートしか出来ない。預けられる場所があれば、正社員で働くこともできるようになります。

社会貢献でもありますね。

齋藤 発達障害のお子さんたちには可能性があるんです。コミュニケーションがうまくとれないけど知能が高い、文字や計算など特定の苦手分野がある代わりにものすごく集中力が高かったりなど、天才が生まれる可能性がある。 その可能性を伸ばすためにも、学校では出来ない部分の療育をしていく施設を創っていきたいです。

新事業⽴ち上げのきっかけは?

齋藤 放課後等ディサービスのWEBシステムをご発注頂いたお客様からですね。 その社長や働いている方々の熱い想いや考え方に共感し、本当にお役に立てるシステムを創ろうと思うなら自分達も運営しなければと考えたことがきっかけです。

施設はどこに、いつオープンされるのでしょうか。

齋藤 まずは西尾市です。うまくいけば今年の5月くらいですね。 西尾は私の出身でもあるので、人脈もありますし、土地も確保しやすいので。そこである程度の形ができたら、名古屋への進出も考えています。

取材日:2015年1月9日

株式会社ネットアーツ

  • 代表者名:齋藤秀一
  • 設立年月:2001年3月
  • 資本金:2,000万円
  • 事業内容:ウェブソリューション提案・開発・保守 ウェブ+データベースシステム構築 企業ウェブサイト企画・制作 各種セミナー開催
  • 所在地:〒460-0022 愛知県名古屋市中区金山1-14-18 A-PLACE金山8F
  • TEL:052-339-1222
  • URL:http://www.netartz.com
  • 経営理念:創造無限
  • 企業方針:Talk with Netz!
  • 人事理念:仕事を通して学び、成長する
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