体力と言葉選びと余裕

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつら ひさこ

illustration by 福魚/AC

早いもので8月ももう終わろうとしている。

近所の小学生たちがランドセルを背負って歩いているのを見ると、いつの間にか夏休みも終わったのだろうか。

 

ここ1か月、尋常ではない暑さと冷房のある部屋の行き来を繰り返し、外出をした次の日はぐったりしていたことが多く、図書館から借りてきた本もどうやら読まず終いで返却になりそうだ。

どこかに行くにも仕事をするにもまずは体力ありきで、エンジンがなければ車は動いてくれない。

年末に向けて紙に書いて貼っておきたい。

 

スケジュール帳をめくってみると、行きたかったイベントにどうにか行けたり、いろいろな方とお会いしたり飲んだりができていた。

 

今月は有難いことに、初めましての方やじっくりお話するのは初めての方とお話することが多かった。

人見知りではあるが人の考えを伺うのはとても好きだ。

 

それにしても、初めましての人がこちらに考えを伝えてくれるためには、ある程度は信用を得ていなければならず、そのためにも「きちんとした人でいよう」と思うのだが、割と「きちんと」とは真逆の毎日で、人としてどうかと思う日々だ。

 

体力のなさにかこつけてごまかしばかりが上手くなっているようだが、できれば興味ある出来事やそれに携わった方々にお話を聞く機会は減らしたくはないもので、遅きに失した感はあるが、今年の目標は「きちんとした人になる」にしようと思う。

 

そのためにも、言葉をどう使うか、発するかに対しては慎重でいたいし、そのためにも語彙力をあげたい。

そして、体力をつけたい。

体力的に余裕がなければ、言葉選びもきちんとできない。

結局のところは、それに尽きる。

プロフィール
ライター
かつら ひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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