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映像2023.12.22

日本発、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 25周年日本の魅力を海外に発信するジャパン・ハウスLAと米国ハリウッドで映画祭を開催

東京
株式会社パシフィックボイス

映画祭グランプリほか、永山瑛太監督・役所広司さん主演ショート『ありがとう』、濱口竜介監督作品、ヴィム・ヴェンダース監督作品など6作品を上映

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)と外務省が日本文化発信拠点として、また日米交流による人材育成のプラットフォームとして展開するジャパン・ハウス ロサンゼルスは、今年、映画祭が25周年、ジャパ・ハウスが5周年を迎えたことを記念し、現地時間の 2024年1 月 11日、米国ロサンゼルスの TLC チャイニーズシアターにて、ショートフィルムの映画祭「UNLOCK CINEMA | Short Films, Infinite Possibilities」を開催いたします。
http://www.japanhousela.com/

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)と外務省が日本文化発信拠点として、また日米交流による人材育成のプラットフォームとして展開するジャパン・ハウス ロサンゼルスは、今年、映画祭が25周年、ジャパ・ハウスが5周年を迎えたことを記念し、現地時間の 2024年1 月 11日、米国ロサンゼルスの TLC チャイニーズシアターにて、ショートフィルムの映画祭「UNLOCK CINEMA | Short Films, Infinite Possibilities」を開催いたします。

25周年という節目を迎えたSSFF & ASIA は、これまでに培ってきた国内外のフィルムメイカーやサポーターとのネットワーク、コミュニティ、映画祭としての歴史と知見を重んじながらも、『解き放て!』 UNLOCK CINEMA をキーワードに、既存概念から「UNLOCK(解放)」 する映画祭体験を展開してまいりました。

2017年より外務省がスタートしたジャパン・ハウス事業は、世界のより多くの人々に対して,日本の魅力の諸相を「世界を豊かにする日本」として表現・発信することにより,日本への深い理解と共感の裾野を広げていくことをミッションに、SSFF & ASIAの活動に深く賛同し、2018年の映画祭20周年時のロサンゼルスでの映画祭共同開催以後、関係を深めてまいりました。

今回ロサンゼルスで開催する映画祭「UNLOCK CINEMA | Short Films, Infinite Possibilities」では、SSFF & ASIA 2023グランプリ=ジョージ・ルーカスアワード受賞作品『希望のかけ橋』(監督:吉田和泉)、2023年カンヌ国際映画祭にて「PERFECT DAYS」がベストアクターアワードを受賞した役所広司さんが主演の『ありがとう』(監督:永山瑛太)、アカデミー賞受賞により世界が注目する濱口竜介監督による『天国はまだ遠い』、2018年にアカデミー賞短編部門にノミネートした『ネガティブ・スペース』(監督:桑畑かほる / マックス・ポーター)など、まさに日本人若手監督の世界へ向けた無限の可能性が体現されるショートフィルムの数々を上映いたします。さらに、特別作品として、ヴィム・ヴェンダース監督が日本で撮影した最新ショートフィルム『Some Body Comes into the Light』も上映されます。

上映に続いてはSSFF & ASIA代表 別所哲也と、今年のカンヌ映画祭で脚光を浴び、米アカデミー賞国際長編映画部門 日本代表に選出されたヴィム・ヴェンダース監督作品『PERFECT DAYS』の共同脚本・プロデュースを務めた高崎卓馬さん、南カリフォルニア大学の映画配給およびタレント開発部門シニアディレクターのSandrine Cassidyさんによるトークイベントが行われます。

<上映作品>

SSFF & ASIA 2023グランプリ=ジョージ・ルーカスアワード受賞

『希望のかけ橋』(The Bridge)監督:吉田和泉/22:30/ポーランド/アニメーション/2022

ポーランドと日本の絆を深めた 1920 年の出来事を映画化。 家族を失い、人生を生き抜くために自立を迫られる孤児の歴史を、10歳の少年の視点から語っている。

吉田和泉:1989年生まれ。ウッチ映画大学を卒業。2017年からウッチにあるアートスクールで教鞭を執っている。初の映画作品「Kinki」は多くの映画祭でノミネートされ、Split Film FestivalやAnimatorなどで、数々の賞を獲得した。2019年にはPolish Film Instituteにanimation film domainの専門家として参加した。

SSFF & ASIA 2022オフィシャルコンペティション ジャパン・カテゴリー ノミネート

『ありがとう』(Gratitude)監督:永山瑛太/20:55/日本/ドラマ/2022

家族と離れ、死に場所を求めてひとり彷徨う男。癒してくれるはずのマッサージ嬢からも逃げ出し、路上で盗んだ車で奥深い山へと入っていく。車を乗り捨て、さらに森の奥へ歩み入る男は、そこで奇妙な若者に出会う。

永山瑛太:1982年生まれ。日本アカデミー賞、エランドール賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を受賞。自主映画の制作はあるが、本格的な映画は同作が初監督作品となる。

『MASKAHOLIC』 監督:洞内広樹/ 15:00/日本/サスペンス・ミステリー/2020

一般人の久美は、マスクをしていれば有名女優の襟谷麻衣子にそっくり。ある日、久美の写真が襟谷として週刊誌に掲載される。友人の和菜にそそのかされ、久美は襟谷の“なりすまし”インスタを開設。思わせぶりな写真を投稿するうちに、襟谷の“裏アカ”ではないかと話題になっていく。襟谷の事務所から呼び出された久美は─。

洞内広樹:1985年日本生まれ。ジェームズ・キャメロン監督『タイタニック』を観て監督を志す。2018年『東京彗星』でSSFF & ASIA Cinematic Tokyo部門で受賞した他、『GHOSTING』(『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』)、『サムライソードフィッシュ』などを監督。

『天国はまだ遠い』 (Heaven is Still Far Away)監督:濱口竜介/38:00/日本/ドラマ/2016

AVのモザイク付けを生業とする雄三は、女子高生の三月(みつき)と奇妙な共同生活を送っている。ある日、三月の妹から雄三に、一本の電話が入る。

濱口竜介:東京大学文学部卒業後、映画の助監督やTV番組のADを経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。在学中は黒沢清監督らに師事し、2008年の修了制作「PASSION」がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスで高い評価を得る。酒井耕監督と共同制作した「東北記録映画3部作」と呼ばれるドキュメンタリー群(11~13)や、4時間を超える長編「親密さ」(12)などを経て、15年に発表した監督・脚本作「ハッピーアワー」でロカルノ国際映画祭やナント国際映画祭など、数々の国際映画祭で主要な賞を受賞し、一躍注目を集める。

続けて、商業映画デビュー作品「寝ても覚めても」(18)がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出。ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した黒沢清監督作「スパイの妻」(20)では共同脚本を担当した。21年、村上春樹の短編小説を映画化した「ドライブ・マイ・カー」が再びカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、日本映画で初となる脚本賞を受賞。同作は、ゴールデングローブ賞非英語映画賞を受賞するなど全米賞レースでも高く評価され、第94回アカデミー賞では日本映画史上初となる作品賞にノミネートされたほか、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の計4部門にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞。

第90回米国アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート

『ネガティブ・スペース』 (Negative Space) 監督:桑畑かほる/マックス・ポーター/5:30/フランス・日本/アニメーション/2017

父に教わった僕のパッキングは完璧だ。だから気になる…

桑畑かほる&マックス・ポーター:遊び心とユーモアにあふれたミクストメディア・アニメーションで知られるMaxとRuは、手作りのアート、写真及びデジタル技術を組み合わせて作品を作り上げる。2007年に共同制作を始めて以来、TVコマーシャル、ミュージックビデオ、公共広告、自主制作映画などを監督した。

『Somebody Comes into the Light』 監督:ヴィム・ヴェンダース/9:00/日本/エクスペリメンタル/2023

ダンサー田中泯 氏とヴィム・ヴェンダース監督による美しいセッションが描き出す、私たちが言葉を交わし始める前のこと。

©Photo by Peter Lindbergh

ヴィム・ヴェンダース:ドイツ・デュッセルドルフ出身。ミュンヘン大学で映像制作を学び、映画評論家としてキャリアをスタートさせる。70年に長編監督デビューし、「都会のアリス」(74)、「まわり道」(75)、「さすらい」(76)の3部作で国内外から注目を集め、以降数多くのロードムービーを発表。「アメリカの友人」(77)を観たフランシス・フォード・コッポラ監督に招かれて、米国に渡り「ハメット」(82)を監督する。しかし、ハリウッド式の製作方法やコッポラと折が合わず、ドイツに戻った。米国での経験を反映させた「ことの次第」(82)で、ベネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞。カンヌ国際映画祭では、「パリ、テキサス」(84)がパルムドールに選ばれる。

「ベルリン・天使の詩」(87)で監督賞を獲得し、続編「時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!」(93)は審査員特別グランプリを受賞した。ドキュメンタリー作品にも定評があり、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(99)、「Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」(11)はアカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされている。

<海部優子(ジャパン・ハウス LA 館長)よりコメント>

Photo © JAPAN HOUSE Los Angeles

5年を経て、またショートショート フィルムフェスティバル & アジアをハリウッドに迎え、映画産業を通じた国際的な発信と交流の機会を創出することができ、大変うれしく思っています。名を馳せる監督たちの多くも、ショートフィルムからそのキャリアをスタートしています。文化や芸術への出発点となる、才能と可能性を秘めたショートフィルムを多くの方々にご覧いただけたらと期待しております。

<SSFF & ASIA代表 別所哲也よりコメント>

今回コラボレーションさせていただくジャパンハウスのみなさまをはじめ、SSFF & ASIA を支援してくれてい るすべての方に感謝申し上げます。

ロサンゼルスは、俳優としても、SSFF & ASIAとしても原点といえる場所です。ショートフィルムの魅力に出会い、その可能性を追求すべく、ジョージ・ルーカス監督のオフィスを訪ねたのもこのロサンゼルスでした。

そして1999年6月4日、ストリート・カルチャーが息づく街、渋谷・原宿・表参道で産声を上げてから25年。アジアの風と世界の鼓動を映画祭を通じて日本に集め、発信してきた映画祭。

動画と情報があふれる今だからこそ、映像、とりわけシネマの持つチカラを信じて、ショートフィルムが映像文化と映像産業の歴史と未来をつなぐ結節点となると信じています。

今回、エンターテイメントの世界の都であるハリウッドで再びSSFF & ASIAを開催できる光栄を胸に、映画祭とクリエイターたちの飛躍を目指します。

別所哲也プロフィール 

90年、日米合作映画『クライシス2050』でハリウッドデビュー。米国俳優協会(SAG)会員。

その後、映画・ドラマ・舞台・ラジオ等で幅広く活躍中。「レ・ミゼラブル」、「ミス・サイゴン」などの舞台に出演。

99年より、日本発の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル」を主宰し、文化庁長官表彰受賞。

観光庁「VISIT JAPAN 大使」、映画倫理委員会委員、外務省「ジャパン・ハウス」有識者諮問会議メンバーに就任。内閣府・世界で活躍し『日本』を発信する日本人の一人に選出。第1回岩谷時子賞奨励賞受賞。第63回横浜文化賞受賞。

<「UNLOCK CINEMA | Short Films, Infinite Possibilities」 開催概要>

■日付:

2024年1月11日(木)

■上映会場:

TCL 6 Chinese Theater (6925 Hollywood Blvd, Hollywood, CA 90028, United States)

■時間:

6:00 pm 開場

6:30pm – 8:30 pm 上映

•  “The Bridge” (2022) Directed by Izumi Yoshida

•  “Gratitude” (2022) Directed by Eita Nagayama

•  “Heaven is Still Far Away” (2016) Directed by Ryusuke Hamaguchi

•  “MASKAHOLIC” (2021) Directed by Hiroki Horanai

•  “Negative Space” (2017) Directed by Ru Kuwahata / Max Porter

•  “Some Body Comes into the Light” (2023) Directed by Wim Wenders

8:30pm – 8:55pm トークイベント

■料金:$10.

■チケット予約 www.japanhousela.com

■ショートショート フィルムフェスティバル & アジア

米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優 別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから1999年にアメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル創立。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定されました。

また同年、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成を目的とし、同年に 「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA 共催:東京都)」が誕生し、現在は 「SSFF & ASIA」を総称として映画祭を開催しています。

2018年には、映画祭が20周年を迎えたことを記念し、グランプリ作品はジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」となりました。 2019年1月には、20周年の記念イベントとして「ショートショートフィルムフェスティバル in ハリウッド」が行われ、2019年の映画祭より、ライブアクション部門(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン)およびノンフィクション部門の各優秀賞4作品が、2022年からはアニメーション部門の優秀賞を含む5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得しました。SSFF & ASIAは映画祭を通じて引き続き、若きクリエイターを応援してまいります。

https://www.shortshorts.org

ジャパン・ハウス ロサンゼルス (JHLA) は、外務省の委託事業で、アートや工芸、映画、デザイン、建築、科学技術、ポップカルチャー、食文化等、幅広いテーマから日本を紹介します。日本を一つの定義でくくってしまうのではなく、「日本とは何か」という真摯で柔らかい問いかけを持ち続けながら、常に進化を続ける日本の文化への理解を深めていきます。JHLA はオベーション・ハリウッド内の 2 フロア約 1300 平米 を使い、アメリカ及び世界からのお客様に向けて日本の様々な側面を紹介します。2階スペースには、日本の想像力に焦点を当てる展示ギャラリーと日本のユニークな商品や手仕事を紹介するショップ(’WAZA Shop’)が設置されています。5 階スペースには多目的に利用できるサロン、くつろげるライブラリーが設けられ、日本食レストラン「UKA」からはハリウッドとロサンゼルスが一望できます。

https://www.japanhousela.com

本記事に関するお問い合わせ:株式会社パシフィックボイス

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