WEB・モバイル2023.11.22

アドビ、画像生成AI:Adobe Firefly Image 2 Modelの一般提供を開始

全国
アドビ株式会社

Adobe MAX Japan 2023にてnote、LINEヤフーとの協業施策も発表

アドビ株式会社(本社:東京都品川区、社長:クレア ダーレイ、以下 アドビ)は2023年11月16日、クリエイターの祭典である「Adobe MAX Japan 2023」を東京ビッグサイトで開催しました。このイベント開催にあたり、以下の内容を発表しています。

・Adobe Firefly Image 2 Modelの一般提供を開始

・noteとAdobe Expressの連携機能を本日より提供開始

・LINE Creative LabとAdobe Expressの連携を2024年2月中に開始予定

・マンガに最適な書体「貂明朝アンチック」を発表

・アドビが現在開発中の技術を世界で初めて先行公開:「Project Sound Lift」、「Project 3D Edge Printing」

 

 

◾️Adobe MAX Japan 2023開催概要

Adobe MAX Japan 2023は約3,600名の来場者をお迎えし、新型コロナウイルス以降の全面開催を日本中のクリエイターと共に祝いました。 

基調講演では、アドビ本社デザインおよび新興製品担当エグゼクティブバイスプレジデント兼CSO(最高戦略責任者)スコット ベルスキーが登壇し、Adobe Firefly Image 2 Modelの一般提供開始と多言語におけるテキストプロンプト理解の向上、クリエイティブツール「Adobe Express」と「LINE Creative Lab」の連携をはじめとしたLINEヤフー株式会社(以下 LINEヤフー)との協業の具体的な施策と進捗について発表しました。また、今年8月に先行発表したnote株式会社(以下 note)の記事投稿画面でAdobe Expressを使った見出し画像の作成機能の一般提供を本日より開始しました。さらに、マンガにおける文字の表現力を高めることを意図してデザインした書体「貂明朝アンチック」を発表し、アドビは日本のあらゆる業界で活躍する、すべての人に「つくる力」を提供していくことを表明しました。

基調講演の後には、アドビ製品を使用しているクリエイターたちが登壇した27以上のブレイクアウトセッションを行われ、製品の活用方法やAdobe Fireflyを使ったワークフローなど、最新技術を取り入れた使用方法を披露しました。

セッション終了後にパーティ形式で行われたBeer Bashでは、開発中の最新機能を紹介する「Sneaks」を開催しました。

Adobe MAX Japan 2023で発表した内容については以下をご覧ください。

■Adobe Firefly Image 2 Modelの一般提供を開始

Adobe Fireflyの初代モデルをベースに開発された「Adobe Firefly Image 2 Model」は、ユーザー指定のカスタムスタイルでコンテンツを生成する「生成Match」、写真スタイルの画像調整を可能にする「写真設定」、優れた結果を得るためにプロンプトの追加や言い換えを支援する「プロンプト候補」などの新機能が10月時点で追加されています。本日、ベータ版での提供を終え、Adobe Firefly Image 2 Modelは一般提供を開始しました。一般提供開始に伴い、多言語におけるテキストプロンプトからの結果の出力の精度が向上し、文化的なコンテクストをより高い精度で理解した上で画像を生成できるようになりました。商用利用にも安心なAdobe Fireflyは、アイデアの発想と表現の促進、時間の節約を実現する新たなアプローチを提供するだけでなく、各コンテンツがどのように作成されたかを明示するコンテンツクレデンシャル情報を自動的に添付しており、デジタルコンテンツに信頼性と透明性をもたらします。

 

左:Adobe Firefly Image 1 Model 右:Adobe Firefly Image 2 Model で生成

 

■LINEヤフーとの協業

本日、「Adobe Express」と「LINE Creative Lab」が来年2024年2月に連携することを発表しました。広告の作成におけるクリエイティブ作成の工数削減や、コンテンツの質向上を実現したより効果的な制作環境を提供します。また、クリエイター支援に向けたセミナーやクリエイターコンテストを2024年3月以降順次実施します。

■Adobe Expressとnoteの連携

8月に先行発表していたPC版のnote上でAdobe Expressを活用して見出し画像を作る機能を、本日より提供を開始します。Adobe Expressは、数ステップの操作でバナー、チラシや動画などあらゆるコンテンツを作成するデザインアプリで、Adobe Expressには、Adobe Fireflyを活用した生成AI機能が搭載されており、「テキストから画像生成」では、文章を入力するだけでイメージに合った画像を生成することができます。

■貂明朝アンチック

本日、マンガのセリフに使える新しい書体 「貂明朝アンチック」を発表しました。マンガの世界観を読者に的確に伝え、マンガにおける文字の表現力を高めることを意図してデザインした書体です。「貂明朝アンチック」のフォントに含まれる文字と字体は、新しく定めた「Adobe-Manga1-0」文字コレクション仕様に準拠しています。同仕様(及びそのサブセット)が業界標準として活用されることで、さまざまなマンガ用フォント間の互換性と相互運用性が向上することが期待されます。

■開発中の技術「Project Sound Lift」、「Project 3D Edge Printing」を先行公開

本日、生成AIを使用して音声編集を加速化する「Project Sound Lift」や、本の小口部分に3D印刷を施す「Project 3D Edge Printing」が世界で初めて公開されました。また10月にアメリカで開催されたAdobe MAXでも好評を博した、ウェアラブルデジタルドレスであるProject Primroseが会場で実演され、ファッションにおけるアドビの開発中の技術を日本のクリエイター向けに改めて紹介しました。

■MAX Challenge結果発表

Adobe MAXのロゴを使って作品を作る「MAX Challenge」を今年も実施し、「Dream Bigger」をテーマに開催され、計780作品の応募がありました。「グラフィック部門」では moーmoーさん、「モーション部門」では tsubasa.さん、Adobe Express部門ではみたさん/コラージュアーティストさんがグランプリに選ばれ、多くのクリエイターの応募作品とともに会場で展示されました。

受賞作については以下のアドビブログをご確認ください。

URL: https://blog.adobe.com/jp/publish/2023/11/16/cc-design-max-challenge-winners-2023

■「アドビ」について 
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、 3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。 Creative Cloud(https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html)は、写真、デザイン、ビデオ、 web、 UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。 Document Cloud(https://www.adobe.com/jp/documentcloud.html)では、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。 Experience Cloud(https://business.adobe.com/jp/products/adobe-experience-cloud-products.html)は、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei(https://www.adobe.com/jp/sensei.html)を活用しています。  

アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。 
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。

© 2023 Adobe Inc. All rights reserved. Adobe and the Adobe logo are either registered trademarks or trademarks of Adobe in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.

本記事に関するお問い合わせ:アドビ株式会社

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