舞台・ライブ2023.10.15

世界と地域をつなげる国際舞台芸術プラットフォーム「横浜国際舞台芸術ミーティング2023」(YPAM2023)12月に開催

神奈川
公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

KAAT神奈川芸術劇場、横浜赤レンガ倉庫1号館、BankART Station、曹洞宗大本山總持寺、フォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)、Amazon Club、YPAMフリンジセンター、他

 
  • YPAMと今年のプログラムについて

 YPAM(ワイパム、横浜国際舞台芸術ミーティング、Yokohama International Performing Arts Meeting)は、同時代の舞台芸術に取り組む国内外のプロフェッショナルが、公演プログラムやミーティングを通じて交流し、舞台芸術の創造・普及・活性化のための情報・インスピレーション・ネットワークを得る場です。1995年に「芸術見本市(Tokyo Performing Arts Market、TPAM)」として東京で開始し、2015年からはアジア・フォーカスを強化し、アジアとの共同製作にも参画。25年以上の歴史を経て、アジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームのひとつとして国際的に認知されています。職業的目的に特化した一部のプログラムを除き、ほとんどのプログラムは一般のお客様にもご参加いただけます。
 パンデミック宣言直前の2020年2月には45ヵ国・地域から476名、国内から486名の舞台芸術関係者が集まり、3万人以上の一般観客を動員、アジア最大規模の舞台芸術プラットフォームとして国際的認知を確立したYPAM。行動制限と分断の中でもライブパフォーマンスの上演と国際的ネットワーキングを継続し、海外からの来場参加者ゼロの時期を乗り越え、会期直前まで入国が制限されていた昨年でも海外29ヵ国・地域から112人、国内から360人の舞台芸術関係者が来場しました。今年は更なる来場者数回復が期待されます。
 YPAMの主要プログラムの一つである参加自由の舞台芸術フェスティバル「YPAMフリンジ」は、参加アーティスト/カンパニーにとっては海外公演の機会や新しい観客層を開拓する機会として、舞台芸術関係者にとっては新しい才能や作品を発見する機会として活用されてきました。しかし、この3年余の間に明らかになったのは、YPAMフリンジに「自由な表現が集まる場」というより本質的な役割があったということです。そのためかコロナ禍の間も、参加条件をライブパフォーマンスに限定したにも関わらず、公演数が激減することはありませんでした。今年のYPAMのオープニングでは、YPAMフリンジをサポートする「YPAMフリンジソサエティ」の設立発表を行います。YPAMでは、今後これまで以上にYPAMフリンジの本質を重視した取り組みを続けていこうと考えています。
 主催公演プログラム「YPAMディレクション」では、昨年のワークインプログレス発表を経て、オル太『ニッポン・イデオロギー』をロームシアター京都との共同製作で世界初演。今年のディレクションはこの一作に全ての問題提起を込めてお届けします。専門家交流プログラム「YPAMエクスチェンジ」では、曹洞宗大本山總持寺にてレセプションを開催。メイン会場となるフォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)ではシンポジウム、プレゼンテーション、ラウンドテーブル、スタジオショーイングが3日間にわたり展開します。横浜と海外の芸術文化団体との特別協力による「YPAM連携プログラム」では規模も内容も様々な4企画をご紹介します。
 いま・ここでしか体験することのできないライブパフォーマンスが持つローカリティの肯定と、国境を超えた専門家交流との両立を通して、横浜から新しい価値を発信するYPAMにご注目ください。

 

  • プログラム概要

1)YPAMディレクション(主催公演プログラム)

オル太(日本)『ニッポン・イデオロギー』 12月9日(土)〜17日(日)@BankART Station

Design by Deokjun Yoon

 今年の「YPAMディレクション」は、昨年のワークインプログレス発表を経て、YPAM委嘱作品『ニッポン・イデオロギー』全6章の世界初演に全ての問題提起を込めてお送りします。ヴィジュアルアーツ/パフォーミングアーツの制度との折衝、社会学的/民俗学的フィールドワークを重ね、挑発性とユーモアを併せ持つ活動を展開するアーティスト集団「オル太」が、「ニッポンのイデオロギー」がとる日常的形態のパフォーマティブな分析に6つの切り口で取り組む最新作です。
取り止めのない一つの感情のようなものが、現在の日本の生活を支配しているように見える[…]日本に限らず現在の社会に於けるこの切実で愚劣な大きな悲喜劇のト書きを暴露するのは、吾々にとって、極めてツマラない併し又極めて重大な義務にもなるのだ。戸坂潤『日本イデオロギー論』(1935年)
この「ツマラな」さは「面白い」パフォーマンスに変容するでしょうか、あるいは「日本イデオロギイから脱却したと思いこんでいる人の足をひっぱって、おせっかいにも引きもどす」(竹内好『日本イデオロギイ』、1952年)ことになるのでしょうか。全6章、一挙上演!

2)YPAMエクスチェンジ(交流プログラム)

YPAM2022 (Photo by Hideto Maezawa)

 交流プログラム「YPAMエクスチェンジ」では、曹洞宗大本山總持寺(横浜市鶴見区)でレセプションを開催。国内外から集まる舞台芸術関係者の皆様をお迎えし、總持寺特注の日本酒、横浜野菜など地産地消の食材をメインにした立食パーティーにておもてなしいたします。国際的な禅の根本道場として偉容を誇る總持寺ならではの、多言語による座禅体験も実施。

 ミーティングの主会場となるフォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)では、3日間にわたってシンポジウム、プレゼンテーション、ラウンドテーブル、スタジオショーイングを来場/オンラインのハイブリッドで実施します。一部のセッションは一般のお客様にもご入場いただけます。プログラム詳細はイベントサイトに順次掲載します。

 YPAM常連のフェイバリット、レイトナイト・ミーティングポイント「Amazon Club」では、連日深夜まで交流が続きます。

3)YPAM連携プログラム

イタリア コンテンポラリーダンスショーケース

横浜と海外の芸術文化団体の特別協力によりお届けする「YPAM連携プログラム」。今年は、イタリアのコンテンポラリーダンスシーンの最新動向を伝えるショーケースのほか、KAAT × 東京デスロック× 第12言語演劇スタジオによるコラボレーション『外地の三人姉妹』や、横浜能楽堂の普及公演「横浜狂言堂」をご紹介。また、国内外の舞台芸術関係者がヨコハマダンスコレクション(主催:横浜赤レンガ倉庫1号館)とYPAMに横断的に参加することになり、12月の17日間は横浜が舞台芸術の国際交流の中心地となります。

・普及公演「横浜狂言堂」 12月10日(日)@横浜能楽堂
・イタリアコンテンポラリーダンスショーケース 12月14日(木)〜17日(日)@KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
・KAAT × 東京デスロック× 第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』 11月29日(水)〜12月10日(日)@KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
・ヨコハマダンスコレクション2023 11月30日(木)〜12月17日(日)@横浜赤レンガ倉庫1号館、のげシャーレ(横浜にぎわい座)、象の鼻テラス

4)YPAMフリンジ(公募プログラム)

 ライブパフォーマンスの種火を絶やさないために、100年続く舞台芸術環境の構築を目指して、YPAMはこれまで以上に参加自由の舞台芸術フェスティバル「YPAMフリンジ」に注力していきます。ラインナップについては全国の劇場/アートスペースなどに配架されているYPAMフリンジプログラム冊子とYPAMイベントサイトをご覧ください。参加公演は11月15日まで募集しています。

 YPAMのオープニングでは、YPAMフリンジをサポートする「YPAMフリンジソサエティ」の設立発表を行います。また、フリンジ参加アーティスト・制作者・観客の寄合所「YPAMフリンジセンター」では、自然栽培の玄米食と自然派ワインを通年で提供。YPAM会期中は毎日営業しています。

YPAMフリンジ2023参加アーティスト/カンパニー(プログラム冊子掲載順、10月5日現在)

orangcosong × Erik Kuong × Jimi Zhang、柿崎麻莉子、岡田利規× 酒井はな、阿目虎南、島地保武× 環

ROY、ハラサオリ、飯塚大周+ 横田僚平、マルレーベル、沈行舟、Mr.daydreamer、NPO法人あしおとでつながろうプロジェクト、HYPER TERU × MASTER KEN × ESPAR OMIKO、6steps(木村玲奈× チーム・チープロ、木村玲奈×松本真結子)、山中芽衣& サッシャ・ペレグリーニ、Eine Feige(木村愛子× 中村友美)、武本拓也、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』、劇団かかし座、マージナルコンソート、Tam Thi Pham × Dong Zhou × elisELIS ×Daria Geske、井田亜彩実、岡本優、藤村港平、Annette Ng、Karen Hoi 、Cynthia Sio、Sonia Lao、Akitsugu Fukushima 、LIU I-Ling、今井和雄カルテット、リーシャオ劇場、捩子ぴじん、佐藤実-m/s × 吉田アミ× ASUNA、アダム・キナー& クリストファー・ウィレス、クリスティ・ライ、今井和雄トリオ、MWnoズ(MWMW × Von・noズ)、orangcosong、Murasaki Penguin × RAW Moves、waqu:iraz、PSYCHOSIS with Dowser、OUTBACKアクターズスクール

  • YPAM2023スケジュール

 

  • 参加登録/チケット

舞台芸術関係者のみなさまには参加登録をお願いしています。一般のお客様は参加登録は不要です。プログラムごとにチケットをお求めください。

 

  • 開催概要

名称 横浜国際舞台芸術ミーティング2023(YPAM2023)
会期 2023年12月1日(金)~17日(日)
主会場 KAAT神奈川芸術劇場、BankART Station、横浜赤レンガ倉庫1号館、曹洞宗大本山總持寺、フォーラム
南太田(男女共同参画センター横浜南)、Amazon Club、YPAMフリンジセンター他
主催 横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会(公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、特定非営利活動法人国際舞台芸術交流センター)
共催 横浜市にぎわいスポーツ文化局
助成 公益財団法人セゾン文化財団、公益社団法人企業メセナ協議会 社会創造アーツファンド、リコー社会貢献クラブ・FreeWill
協力 BankART1929、特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター、公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー
後援 外務省、文化庁、神奈川県、国際交流基金

本記事に関するお問い合わせ:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

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