スペース2023.07.10

世界三大デザイン賞の一つ「iFデザインアワード 2023」にて最高賞の金賞を受賞世界

海外
太陽工業株式会社

最大規模の書籍見本市「フランクフルト・ブックフェア」当社施工のメイン会場

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己)の欧州子会社である太陽ヨーロッパ(Taiyo Europe GmbH、ドイツ)が膜材の設計・施工に携わった「フランクフルト・パビリオン」が、世界的に最も権威のあるデザインアワードの一つ「iFデザインアワード 2023」アーキテクチャ部門において、最高賞である金賞(ゴールドアワード)を受賞しました。「フランクフルト・パビリオン」は世界最大の書籍見本市である「フランクフルト・ブックフェア」(FRANKFURTER BUCHMESSE 2022、2022年10月19日 ~23日)のメイン会場となった仮設建築です。

フランクフルト・パビリオン内観

 

「フランクフルト・パビリオン」は、総面積480㎡、高さ6.5mの自立型木造建築で、960㎡の白い半透明の膜素材で覆われています。外から見ると3つの貝が重なっているように見える美しい仮設建築です。「フランクフルト・ブックフェア」では、世界中の作家や書籍業界の専門家、読者が参加するイベントが数多く開催されます。「フランクフルト・パビリオン」は、フェアのメインステージとして朗読会や授賞式、記者会見、音楽や料理のイベントなどのさまざまな行事に利用されました。一定の期間のみ使用される建物でありながらも、作家と読者の出会いを素晴らしい体験の場へと変える貴重な空間として、膜素材がもつ美しい造形が好評を博しました。

 

 このパビリオンは、2018年に初めて建てられ、その後、2019年、2022年の3回にわたって使用されました。この環境に配慮したリユース機能と美しさを併せ持つ仮設建築物であることが評価され、今回「iFデザインアワード 2023」受賞に至りました。当社では、現地建築・設計会社(Holzbau Amann GmbH)に協力し、膜材の設計・施工ならびに解体と膜材の清掃を請け負いました。

フランクフルト・パビリオン外観

 2022年にも当社が施工に携わった「ニッサンパビリオン」がiFデザインアワードを受賞しており、2年連続の受賞となりました。「ニッサンパビリオン」は、未来のモビリティ社会をインタラクティブに体験できる施設として、2020年にみなとみらいに期間限定でオープンした施設です。

 

■「iFデザインアワード 2023」について

 「iF International Forum Design」(本部:ドイツ・ハノーバー)は、世界で最も長い歴史を持つ独立したデザイン団体で、国際的に権威のあるデザインアワードのひとつとして毎年優れたデザインを選出し、「iFデザインアワード」を授与しています。アワードは、プロダクト、パッケージング、コミュニケーション、サービスデザイン、アーキテクチャ、インテリア・内装、プロフェッショナルコンセプト、ユーザーエクスペリエンス(UX)、ユーザーインターフェース(UI)の9分野で構成されており、2023年は、56の国・地域から集まった10,000件を超えるデザインが厳正に審査され、うち0.7%である75件にのみ、最優秀デザインとして「iFゴールドアワード」が授与されました。

□「フランクフルト・パビリオン」受賞ページ

https://ifdesign.com/en/winner-ranking/project/frankfurt-pavilion/578303

□iFデザインアワード 公式ページ

https://ifdesign.com/en/

 

■太陽工業株式会社について

 太陽工業は、社会の安心・安全を支える「膜構造のリーディングカンパニー」です。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開しています。創業100年を迎え、今後さらにイベントや施設運営のグループ会社と連携するとともに、海外事業や研究開発を強化してまいります。

公式HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/

本記事に関するお問い合わせ:太陽工業株式会社

あなたの会社のニュースを掲載しませんか?

ニュースへの新規掲載お申込み(無料)

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP