WEB・モバイル2021.03.04

視覚障害者の潜在価値から開発した「情報記憶アプリ・moom」と「音声SNS・heart」のプロトタイプ版をリリースへ

東京
veernca合同会社
「ちがう」を価値に変え、新しい働き方をデザインすることを掲げるveernca合同会社(本社:東京都渋谷区、以下「veernca」)は、障害の有無をこえたメンバーで共同で立ち上げた企業です。視覚障害者ならではの能力を活かして開発した、音声による情報記憶アプリ <moom>と、音声SNS <heart>のプロトタイプ版をリリースします。
これは2021年3月16日よりオンラインにて開催される世界最大規模のテクノロジー&カルチャーの祭典SXSW2021(サウス・バイ・サウスウエスト)にて発表します。
  • SXSW2021出展コンセプト


Blind Power - 視覚障害があるからこそ、できることがある。 -
 

  • ​ 音と位置で、情報を管理する  “moom”。

 

moom <ムーム>は、仮想の「メモ空間」をつくり、
まるで部屋にモノを配置する感覚で情報を管理できるツールです。
ふだん私たちは膨大な情報をメモなどで保存していますが、
そのメモを見返す機会がなく、結局忘れ去ってしまうことはありませんか。
わたしたちのチームメンバーである視覚障害者のひとりは、
すべての情報をメモして残すことができないため、
頭のなかに擬似的な部屋をつくり、モノを配置するように記憶しています。
彼の記憶法から、さまざまな情報を仮想の部屋のような空間で
感覚的に管理することができるアプリをデザインしました。
https://veernca.co.jp/contents/002/#moom

 

 

  • 景色や日常を、音から想像するSNS  “heart”。

heart <ハート>は、想像を楽しむための日常音の投稿・共有SNSです。

現代では、写真を用いたさまざまなコミュニケーションツールによって
相手の日常や興味を知ることができますが、
そこに想像力は生まれず、ただ相手が見せたい姿を見るだけです。
heartは視覚障害のあるメンバーの、SNSの使い方を参考に開発されました。
これはいわば「音の写真」。たった5秒や10秒の音によって、
相手の見ている景色や気持ちを想像することができます。
投稿にはフォロワーからの「いいね音」がついて、さらにすてきな音を奏でます。
https://veernca.co.jp/contents/002/#heart

  •  開発のストーリー

veerncaは、障害があるメンバー、ないメンバーのインクルーシブなチームで運営しています。
今回のソリューションは視覚障害者パートナーとともに、Valuable Designプロセスを用いて開発しています。Valuable Designとは、障害のある人々が自らの潜在的な価値を発揮し、活躍するためのデザインのことです。これを体系化し、独自のプロセスとしてまとめたのが「Valuable Designプロセス」です。
詳細:https://veernca.co.jp/contents/003/
 
  • SXSWとは

SXSWは毎年3月に、アメリカ合衆国テキサス州オースティン市で開催されるデジタル・インタラクティブや映画・音楽の、世界最大規模のクリエイティブフェスティバル。特にインタラクティブ部門は世界的に影響力があり、スタートアップ企業の登竜門として、企業や投資家などから大変注目を集めています。
 
  • プレスキット

画像や開発ストーリーなどは、下記のURLからダウンロードしていただけます。
https://veernca.co.jp/press/2103_press-kit.zip


・会社概要


veernca.LLC(ヴィアンカ合同会社)
所在地:東京都渋⾕区渋⾕3丁⽬1-9⽮沢ビル3階
設立:2020年1月
https://veernca.co.jp/
本記事に関するお問い合わせ:veernca合同会社

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