作家JEAH HYUCKの個展「念想」を表参道・原宿にあるSH GALLERYにて開催。 日常の中の感情や記憶を、文字の重なりや反復的な行為を通して表現。
画面上に反復される文字は遠くから見ると抽象的な風景、近くから見ると個人の記憶を喚起する痕跡として立ち現れる。
この度SH GALLERYでは作家・Jeah Hyuck(ジア・ヒョク)の個展「念想」を開催いたします。
今回の展示は、作家ジア・ヒョクにとって日本で開催される初の個展であり、作家の代表的な連作〈念想〉シリーズの拡張を中心に構成されています。〈念想〉は、日常の中でふと通り過ぎていく感情や記憶、思考の断片を文字として繰り返し記録していく作品です。画面上の文字は、読むための言語であると同時に一つのイメージともなり、遠くから見ると抽象的な風景のように、近くで見ると個人の記憶を呼び起こす痕跡として立ち現れます。
本展で作家は、韓紙、漆、墨、玉粉、石彩といった韓国の伝統素材を用いながら、同時代の韓国美術における新たな可能性を提示しています。伝統を固定された形式としてではなく、現代の感覚の中で変化し続けるものとして捉え、文字の重なりや反復的な行為を通して、現代社会における個人の感情やアイデンティティを視覚化しています。
作品の中でそれぞれの記憶や感情を見出し、無数の言葉が織りなす新たな伝統と崇高の美学の中で、忘れていた感情を再び思い起こし、静かな慰めの時間を体験していただけます。

Jeah Hyuck,Daydream
<ステートメント>
私たちは、情報や感情、言語が絶えず流れ込む現代社会の中で生きている。
個人はその流れの中で社会と関係を結び、ときに同化しながら、自らの気質やアイデンティティを絶えず形成し変化させていく。私はその過程で通り過ぎていく観念や記憶、感情の痕跡を観察者の視線で捉え、画面上に幾重にも積み重ねながら一つのイメージとして構築している。
私の作品において文字は、読むための言語であると同時にイメージでもある。
言葉は明確な物語から離れ、リズムや密度、残像として残り、作品は遠くから見ると抽象的な風景のように見え、近づくことで文字の痕跡が現れる。鑑賞者はその中で特定の言葉を見出した瞬間、自身の記憶や経験を介在させ、もう一人の観察者となる。作品はそのようにして、作家の記録を超え、それぞれの解釈が留まる開かれた場へと拡張されていく。
私はこのプロセスを通して、「変化する伝統性」を探求している。朝鮮時代の風俗画や風景画が当時の社会や自然を記録していたように、私は現代における目に見えない情報や感情、言語の流れを、文字の重なりという方法によって記録する。石彩、墨、韓紙、玉粉、漆といった伝統素材は、作品の中で現代的な感覚として再解釈され、社会の見えない構造を新たなリズムと生命力を持つ同時代の風景へと変換していく。それは、今日の社会や感情、言語の流れを記録する同時代的な風俗画であり、変化し続ける伝統性を探求する試みである。

Jeah Hyuck,Daydream
また、展覧会開催を記念したレセプションパーティーを開催いたします。
レセプションパーティーにご来場のお客様にはスパークリングワイン等を提供いたします。
作家とお会いいただける貴重な機会になっております。
ぜひご参加いただき特別なひとときをお楽しみください。
皆さまのご来場を心よりお待ち申しあげております。
オープニング・レセプションパーティー
アーティスト在廊
2026.6.13 (SAT) 17:00-19:00

Jeah Hyuck,Daydream
Jeah Hyuck「念想」
2026年6月13日〜7月4日
SH GALLERY(東京都渋谷区神宮前3-20-9 WAVEビル 3F)
12:00–19:00
日・月休み
入場無料

Jeah Hyuck / ジア・ヒョク
<作家情報>
ジア・ヒョクは、1997年生まれの若手アーティスト。
英国ロンドンの名門・ゴールドスミス大学でファインアートを専攻し、優秀な成績で卒業。現在はヨーロッパと韓国を拠点に、精力的な展示活動を行っている。
アイデンティティを主題とした作品では、木製の扉や韓紙、絵の具、墨など、東西の異素材を重ね合わせ、落書きのように重層的な視覚表現を通じて、社会的ペルソナと内面に潜む感情を描き出す。
パリ、ヴェネツィア、ロンドンなどで個展を開催し、とくにロンドンのSaatchi GalleryやSurface Galleryでの展示では、世界のコレクター達の注目を集めていた。
<CV>
学歴
2017年
イギリス・ロンドン — ロンドン芸術大学(University of the Arts London)UAL Foundation 修了
2020年
イギリス・ロンドン — ロンドン大学ゴールドスミス校(Goldsmiths, University of London)ファインアート学科 学士課程修了(First Class Honours)
主な個展
2026年
韓国 — 現代百貨店(The Hyundai Seoul / Pangyo / Mokdong / Apgujeong Main / Trade Center)— 「Jeah Hyuck」
2025年
韓国・ソウル — U.Art.Space — 「Mapping」
韓国・ソウル — Space UM — 「Layered Facets」
2024年
韓国・ソウル — GS Tower The Street Gallery — 「찾으러 가는 길」
韓国・光州&板橋 — Gallery ArtiRIE — 「Liminal Ways」
2023年
韓国・ソウル — 념상 Daydream — 「념상 Daydream」
イギリス・ロンドン — Saatchi Gallery — 「Jeah Hyuck」
2021年
韓国・安山 — Urban Community — 「Liminality」
韓国・金浦 — CICA Museum — 「Liminal Place」
2017年
韓国・ソウル — One-Year Gallery / 일년만 미술관 — 「Self-Questioning Research Report — Even I Don’t Know Who I Am」
主なグループ展
2025年
韓国・ソウル — SH Gallery — 「あなたの驚異的な世界、そして芸術(Your Marvelous World and Art)」
2024年
韓国・ソウル — U.Art.Space — 「Keep Going!」
2023年
イタリア・ヴェネツィア — Context Gallery — 「Get in Context」
2021年
フランス・パリ — IHAM Galerie
韓国・ソウル — 8860 Project — 「Sequences」
韓国・ソウル — 8860 Project — 「Aesthetical Ecology」
韓国・ソウル — GS Gallery Sisun
2020年
イギリス・ロンドン — Ben Pimlott Building — 「Goldsmiths Degree Show」
イギリス・ノッティンガム — Surface Gallery — 「Personal Space」
2018年
イギリス・ロンドン — Montague Arms — 「Art, Film, Music, Sculpture, Animation」
2017年
韓国・ソウル — Galerie Gaia — 「Prism」
プレス・インタビュー・受賞歴
プレス / インタビュー
ARTBIZ Magazine 「Featured Artist」掲載(2023年11月号)
Shinhan Card 「ジア・ヒョク作家を知る」掲載
「In Conversation with Faye」インタビュー掲載
受賞・選出
KBS 「No Money No Art」第7回 優勝
GS E&C Emerging Artist Open Call 選出
One-Year Gallery Emerging Artist Open Call 選出
CICA Museum Emerging Artist Open Call 選出
Surface Gallery 「Personal Space」選出
Goldsmiths, University of London ファインアート学科 First Class Honours 取得
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