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その他2021.06.03

世界最大級のストックフォトサイト「iStock」の検索データから分析!コロナ禍において浮き彫りになった、ジェンダーステレオタイプを克服するビジュアルとは?

東京
ゲッティイメージズ ジャパン株式会社

市場の分析データに基づいた、質の高い1億2500万点以上のコンテンツを提供する世界最大級のストックフォトサイト「iStock」(以下iStock)は、時代に合わせた企業コンテンツを提案し、クリエイティブの分野においても業界を牽引し続けている。
iStockを運営するゲッティイメージズのレポート「Visual GPS」(*)に裏付けられた市場のニーズやトレンドをもとに、世界中の34万人のコントリビューターと呼ばれる契約フォトグラファー(うち85,000人が専属)に対して撮影指導を行うことで、時代に合わせたコンテンツを提案している。

*ゲッティイメージズは、2020年2月より、世界的な市場調査会社である YouGov社と提携し、26カ国13言語で1万人以上の消費者と専門家を対象に調査を行い、「今、求められているビジュアルコンテンツ」を具体的な数字とともに明らかにした「Visual GPS」と呼ばれるガイドラインを作成しています。Visual GPSの詳細情報はこちらをご覧ください。

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ブランド価値や企業の社会的責任が消費者とのエンゲージメントを高め、消費行動に直結する時代において、10年以上にわたり”本物“のビジュアル表現のあり方を提唱し続けてきたゲッティイメージズは、より多様な社会においてステレオタイプを打破することをミッションに、多くのクリエイティブ画像や動画を配信している。


男女格差の大きさを国別に比較した、世界経済フォーラム(WEF)による「ジェンダーギャップ指数2021」において、日本は調査対象となった世界156カ国の120位、主要7カ国(G7)では引き続き最下位。更に、「Visual GPS」の調査でも、日本人女性の51%が、ジェンダーバイアスの影響を受けたことがあると回答するなど、日本社会においてまだまだ男女の格差があることが判る。
新型コロナウイルスの世界的な流行から1年が経過し、ニューノーマル時代を表すビジュアルもこの1年間で多く蓄積されてきた。今回のニュースレターでは、過去1年間のダウンロード結果を振り返りながら、家族や家庭内におけるジェンダーステレオタイプを克服した画像を選ぶ際のチェックポイントをCreative Insights マネージャーの遠藤由理が解説していく。

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■ニューノーマル時代を表すビジュアルにより浮き彫りになったジェンダーステレオタイプ
新型コロナウイルス感染拡大により、需要の高まった「在宅ワーク」や「ホームスクーリング」に関するダウンロード数を見てみると、過去1年間で、イギリスで最もダウンロードされた画像は、父親がノートパソコンで仕事をしている隣で、母親が息子の宿題を手伝っている画像、日本では、母親が在宅ワークをしている隣で兄妹が勉強をしている画像だった。また、母親が子供に勉強を教えている画像のダウンロード数は、父親が子供に勉強を教えている画像の3倍にのぼり、「在宅勤務」に関する画像の中で家事や育児をしている母親は、家事や育児をしている父親より2倍多く描かれているなど、画像を選ぶ側(企業や事業主)が持つ、家庭内におけるジェンダーステレオタイプが浮き彫りになった。

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■いま求められるビジュアルとは
「在宅ワーク」を表す画像に登場する女性のうち、50歳以上の被写体はわずか1.8%、障害のある女性やボディサイズの大きい女性は0%と、コミュニケーションの中に多様性とインクルージョンを取り入れようとしている企業がまだまだ少ないことがわかる。Visual GPSの調査では、85% の日本人女性が「多様性を重視する職場で働きたい」、89%が「広告に自分が共感できる人が十分に表現されていない」と回答しており、消費者や従業員とのエンゲージメントを高めるには、あらゆるシーンにおいて、多様性とインクルージョンを意識したコンテンツを採用することが重要になっている。

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■「多様性」が取り入れられたコンテンツを選ぶためのチェックポイント
✓ 被写体の役割が、女性にも男性にも同じように当てはまるかどうか
✓ 男女の被写体が映っている場合、力関係は均等かどうか
✓ 人種に対する固定観念にとらわれていないか
✓ 50歳以上の女性を活き活きと描けているか
✓ あらゆるボディサイズや障害のある人を活き活きと描けているか

 

■「家族」や「家庭」に関するコンテンツを選ぶ際のチェックポイント
✓ LGBTQI+のメンバーを含んだ画像も検討したか
✓ あらゆる年齢層の親と子供を含む家族を描けているか
✓ 障害を持つメンバーを含んだ画像も検討したか
✓ 様々な文化や背景を描けているか

 

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▼iStock クリエイティブ専門チーム Creative Insights マネージャー 遠藤由理 プロフィール

<遠藤 由理 Yuri Endo>
10代後半からアメリカ、スペイン、チェコ、韓国で過ごす。映画制作とデジタルメディアデザインに重点を置いたビジュアルメディアの学歴を持ち、国際映画や日本映画のプロモーション、セールス、買収、配給などの仕事に従事。 2016年からはiStockのクリエイティブチームのメンバーとして、世界中のクリエイティブプロフェッショナルによる利用データ分析と外部データや事例を調査し、来るニーズの見識を基にCreative Insight(広告ビジュアルにおける動向調査レポート)を発信。意欲的な写真家、ビデオグラファー、イラストレーターをサポートし、インスピレーションに満ちたイメージ作りを目指している。

 

▼iStockとは
豊富な経験と専門知識を持つゲッティイメージズが運営しているストックフォトサービス。世界最大級のデジタルコンテンツカンパニーとして、消費者の心に響くビジュアルコンテンツを1億2500万点以上提案し、時代に合ったコミュニケーションをサポート。
「Visual GPS」に裏付けられた市場のニーズやトレンドを、世界中の34万人のコントリビューターと呼ばれる契約フォトグラファーやビジュアルクリエイター(うち85,000人が専属)に対して撮影指導を行うことで、時代に合わせた写真、映像、イラストを収集しiStockでしか入手できない厳選プレミアム素材(プラス/Signatureコレクション)も数多く収録している。特に、インクルージョンを反映した写真と映像素材は継続的に注力しており、日本においても、ローカル性の高い画像、動画、イラストまで、顧客のニーズに合わせた多様なコンテンツをタイムリーに提案することで、日本の個人事業主や中小企業の顧客エンゲージメント向上をサポートしている。
iStock by Getty Images 日本語公式サイト

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