新しい付加価値がシナジー効果を生む 共に成功し、共に成長する会社でありたい

大阪
株式会社シードアシスト 取締役 片山光祐氏
 
今回ご紹介するのは、放送関連サポートからタレント派遣・育成、音声・映像制作など幅広いジャンルで業務展開する株式会社シードアシスト。アメリカでジャーナリズムを学び、フジテレビのNY支局でディレクターの経験を経て、5年前からシードアシストで手腕を発揮する片山光祐氏に、成功とはなにか、マスコミに携わる仕事人として片山流経営理念を伺いました。

業務のジャンルは放送サポートから人材派遣、制作まで多岐にわたる

会社設立の経緯を教えてください。

当社は1989年FM802の開局と同時に創業しました。翌年、シードアシストとして設立し、FM802のヘッドラインニュースの業務受託からスタートしました。当時は私の父である片山光男を含めてスタッフは3人だけでしたが、業界で初めてFM放送局の報道部門全体の運営管理を引き受け、ヘッドラインニュースをはじめ、ウェザーインフォメーションを制作してきました。 その後、タレントマネージメント部門(セイ)を設立しました。 現在、経営の4本柱は、「人材アシスト事業」、「タレント事業」、「映像・音声制作事業」、「広告代理事業」です。「人材アシスト事業」では報道スタッフとしてTV、ラジオの番組ディレクターの派遣や放送局の運営サポートの業務受託、「タレント事業」では、ラジオDJ、TVレポーター、スポーツイベントのMCなどのマネージメント、さらにアカデミー部門を設け、タレント育成、局アナ受験コースなども開校しています。「映像・音声制作事業」では企画から撮影、また自社スタジオで編集、ナレーション収録を行っております。

業務内容が幅広いですが、近年業績をあげている部門は?

そうですね、映像制作は2年前にスタートして、現在力を注いでいる部門でもあります。インターネットの普及により、企業から個人事業までWebサイトを使った会社案内、リクルート、販売や集客が当たり前な時代になりました。そのようなWebサイトやYouTube等で映像によるプロモーション展開をご提案、制作させていただています。私達の売りは安価でクオリティーの高い映像を作ることです。大阪では映像の仕事って、実はまだまだ少ないんですね、東京と比べると。でも、おかげさまで製造業やサービス業、飲食店や医療・福祉関係から2年弱で100件以上の映像制作の依頼をいただいています。私はNYから帰国後、MBA(経営管理学修士)の資格を取得しました。私達の映像制作のコンセプトは「気軽に映像を手軽に使っていただく」ですが、価格だけなく、マーケティング視点から「より効果のある映像」をご提案させていただいているんです。

経営戦略を含めた映像制作ができるのは強みですね。業種が多岐に渡るとたいへんではないですか?

お客さまの中には映像のことはまったくわからない方もいらっしゃいます。例えばCGや3D、アニメーションを使って作って欲しいと、気軽にご希望されるお客様も。(笑)ですが、CGやアニメーションは現実的にコストがかかります。そのような場合、お客様の会社にとってなにを訴えることが一番効果的か、またそれを映像で表現するにはどうすればいいのか、マーケティング視点からより効果的なプロモーション展開を提案、ご説明させていただくとお客様は納得されますね。ただ単に映像を作るのではない、経営戦略に乗っ取ったPVをローコストで制作したいですね。まだまだ大阪経済が低迷してるなか、大阪の中小企業にもっともっと元気になって欲しいと願っています。そのお手伝いをさせていただけるのが、私達の会社だと自負しています。各種方面、いろんな業種からの依頼があり案件ごとにスタッフ一同勉強です。でもさまざまな勉強ができるので楽しいですね。

新しいメディアへの参入も。ビジネスフィールドはさらに広がる、

他にも展開されていく事業があるのですよね?

広告代理業も今後の事業として拡張していきたい部門です。これまでもCM制作など行ってきましたが、今後はラジオやTVのみならインターネットメディア、モバイルメディアにおいての広告代理業務も行っていきたいと考えています。 インターネットの世界においては、まだまだ法整備的に不完全な部分もあるのですが、今後さらに発展していくのは確実なので、われわれはつねにアンテナをはりめぐらせて、新しい技術や新しい可能性を追い続けていかなければならないと思っています。

ビジネスの場はまだまだ広がりそうですね。

われわれはこれまで培ってきた映像制作、音声制作などのノウハウと、グループ企業、セイとの連携により、次世代に最適なコンテンツを提供できます。 お客様のニーズに応え、コンサルタントからサポートまでできる、総合クリエイティブエージェンシーを目指していきたいですね。

みんなで育てていきたい。蒔いた種は大きく成長し、実を結ぶ。

今後どのような会社にしていきたいですか?

シードアシストは、その社名のごとく、新しいことをはじめる(シード:種をまく)、成功させる(アシスト:支援する)企業でありたいと思います。先ほど述べました、4つの柱事業の規模をさらに大きくしていきたいですね。 人材派遣だけでない、映像制作だけではない、トータルでできるからこそ、シナジー効果を生み新しい付加価値を提供できると信じています。 それから、社会に貢献できる企業であることが使命だと思っています。

最後になりますが、片山さんにとっての会社とは?

共に成長し、共に成功するべきだと考えています。お客様の成功もそうですが、社員の成功もアシストする。一人ひとりが起業家精神を持ち、自分の夢を実現して欲しいですね。 映像業界、マスコミ業界と言えば、24時間体制で仕事するのが従来の常識ではないでしょうか?でも、私が思うにいい仕事をするには心も体もゆとりが必要です。疲れた体と頭ではいいアイデアも浮かびません。私は会社は人生だと思っています。しかし、24時間働こうとは思っていません。うちは就業時間内に仕事を終えること、残業はなるべくしない。この点は強く言いたいですね。(笑) 蒔いた種をみんなで大事に育てて、大きな実を結びたいですね。

取材日:2013年2月25日

株式会社シードアシスト/株式会社セイ

  • 代表取締役:片山光男(かたやまみつお)
  • 設立年月:1990年5月
  • 資本金:3000万円/1000万円
  • 事業内容:
    • 人材アシスト事業
    • タレント事業
    • 映像・音声制作事業
    • 広告代理業
  • 所在地:〒530-0044 大阪府北区東天満2丁目8番1号 若杉センタービル別館
  • TEL:06-6354-8088
  • FAX:06-6364-1188
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  • お問合わせ先:上記HP「お問い合わせ」より
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