ネコに支配されたエジプト王国

東京
カメラマン、ライター、社会人兼旅人
社会人兼旅人の旅空
鈴木勝彦

人類の古代史に燦然と輝きを残すエジプト文明。

この長い文明の歴史を紐解いてみると様々な王(ファラオ)が現れては消えていった。

そんな中に1人、気になる名前の王がいた。

 

『ネコ2世』

 

エジプト第26王朝の第2代ファラオ。

ふざけた名前のように思えるが当時ではまともな名前だったようである。ちなみに正確にはネカウと言うそうだ。

名前からしてほのぼのした王の治世だったように思えるが、調べてみると戦いにも参加している。

ユダ王国を敗北させエジプトへの臣従に成功し、シリア地方への影響力を高めたと思ったら、新興の新バビロニア王国との戦いに敗れ、あわやエジプト本国に侵攻される危機に陥ったりもしている。

また、貿易にも力を入れていたようで、運河の開発にも取り組んでいた。

 

ファラオの中では目立たない存在ではあるが、軍事にも内政にも頑張っていたんだなと感じる王である。

 

エジプトでネコといえばバステト神。古代エジプトでは神の化身とされ神聖な生き物となっている。

ということはネコ2世も神殿でネコを崇拝していたのか?

現代の感覚から想像するとなかなか面白い王に感じられる。忙しい政務の間に日向ぼっこしてたかもしれない。いや多分きっとそう。だってネコだもん。

プロフィール
カメラマン、ライター、社会人兼旅人
鈴木勝彦
千葉県市原市出身【Portfolio : https://ienekoyamaneko.wixsite.com/k-suzu】

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