無限の可能性を目撃。第32回「東京学生映画祭」が絶賛開催中

東京
クリエイターズステーション編集部
編集者M
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東学祭の名で親しまれる「東京学生映画祭」。日本最大規模を誇る学生映画祭が第32回目を迎える。

弊社・株式会社フェローズが協賛するこの映画祭の2日目、20日(水)BCプログラムにお邪魔した。

会場は溢れ出すような熱気を帯びていた。入り口付近には映画祭関係者をはじめ、純粋に映画を楽しみに来た人達が列をなす。

委員会の学生さんにご挨拶をし、会場に入るとすぐに上映が始まった。

各プログラムではまず、併映企画として、トークイベントに出演する監督の過去作品が上映される。ゲストは今泉力哉監督、中野量太監督、池田千尋監督などそうそうたるメンバーだ。

その監督が作り上げる独特の空気感が流れたのち、続いて学生監督の作品が上映される。

もしかしたら1作品ぐらいウトウトしてしまうかもしれないな……という失礼な心配は、杞憂に終わった。

それぞれの監督の想い、こだわり、熱量が詰め込まれた作品が次々に上映され、約1時間という時間があっという間に過ぎていく。

そして、その世界観に浸り、反芻しているうちにトークセッションに移る。

登壇者は上映された作品のゲスト監督と、学生監督だ。


Cプログラムトークセッションにて(左から、今泉力哉監督、堀内友貴監督、染谷夏海監督)

ゲストの監督から的確かつ明快な指摘や質問が飛ぶ。それに対し、学生監督はなるほどと唸ったり、何故そういう風に撮影したかなどの意図やこだわりを語る。客席からも様々な質問が上がり、トークセッションも白熱したものとなった。

こだわる点は、カット割り・光の加減・キャスティングの方法・ロケ地・音楽、など様々だ。

それらが作品の魅力をより引き立たせたり、逆に作品で伝えたいことを伝わりづらくしていたり、観客を飽きさせてしまったりすることなどもある。そこは回数や経験を重ね、周りからの意見を聞くことでより洗練されていくのだろう。その中で、貫かれるこだわりもあれば、変化していく想いもある。

作品作りに正解はない。

もっと自由に、伝えたい、作りたいという熱い想いが、人を集め、観る人の心を揺り動かすのだということを目の当たりにした。

今年度のスローガンは、「わたしはいま可能性をみてる。」

まさに無限の「可能性」、宝石の原石が寄り集まった祭だ。

 

映画が好きな方、宝石の原石を見つけたい方、モノづくりへの情熱や熱気に触れたい方、etc.。 ぜひ会場に訪れ、今年しかない、この瞬間しかない一期一会の輝きを目撃してほしい。

本映画祭は10月23日(土)まで渋谷(ユーロライブ、LOFT9Shibuya)で開催している。

第32回東京学生映画祭

 

・開催日:2021年10月19日~23日
会場:渋谷ユーロライブ(10/1922)、LOFT9 Shibuya10/23
チケット(1プログラム券): 1000円(学生:500円)

 

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